2023年4月27日木曜日

Shadow Of Your Love。

前走ってた車が急ブレーキかました為回避したら転倒。
車はそのまま行っちゃったらしく、結果単独事故。
タンクがべっこり凹んでしまって入庫。
(画像撮り忘れてもう凹みは修正した後のヤツです)


「これ、キャンディペイントだしシャドゥペイントだし、
元に戻すにはもう一度全部やり直すしかないよ」
オーナーさんもタンク同様べっこり凹む(苦笑)

仕方ないのでこれを元にアレンジで2人であれこれ考える。

「因みにペイントお願いする前はこんな感じでした」
「ならばそれ混ぜ込もうか」

で、こうなりました。
金沢箔の金箔で2本ライン、そしてフェードアウト。

前のペイントもインストールしちゃったリメイクタンク。
「転んでもタダでは起きんぞ」ペイントです。
でも転んだのは事実です(笑)

これも一つの「形」です。
起きた事悔やむより遊べ、ですよw

Kさんお待たせしました。
次こそご無事にモーターサイクルライフを!!

シャドゥ(笑)
ガンズはデビュー前はかなり尖ってて今聴いてもカッコいいです。
まぁ1stは今においても名盤っすよね。
デビュー後は正直あんま聴いてません。
ってかデビューした時私まだ高1だったわ(苦笑)

Teenagers From Mars。

続くタンク錆取り祭り。
W1・PARILLA・NEW HADSONと来てお次は。。。。

ZZR1100。
で、でかい。。。。
3日煮込む為にストーブの火力MAX(苦笑)
しかもZZR、裏側何だかわんさか口開いてて色々塞がなきゃならん。
チューブソケットだけで6本もあるから
どれがどれにアクセスしてるのか調べるのもメンドいので
取り敢えずキャップのエア抜き以外の全部塞ぐ。
でもって燃料計入る穴は治具製作して塞ぐ。
煮込むって言っても様々な車種来るから
全部対応するには創意工夫よ。

で、3日煮込んでいつものチェーンブロックぶち込んで1時間シェイク。


うん、あんだけガビガビだったのが綺麗になった。
そして錆穴も開通しなかった。
取り敢えず一安心。
しかし私、連続錆取り4個目で腰も背中も腕もガビガビ(苦笑)



お仕事ツールへのカスタムペイント依頼。
内装やがボード固定するのにホッチキス打ち込むエアツール、
「タッカー」ですね。
こちらはキャンディレッドとフレークでのオーダー。

こっちはイエローで旭日旗のオーダー。
イエローはキャンディにしてみました。
でも下地は普通のシルバーね。

正直ハードワークだから実戦でどこまでペイント持つのかは不明。
まぁそれを承知でご依頼戴いたのでやってみたペイントっす。
ガンガンに使って剥げていくのも敢えてカッコ良いか、と。
ご用命ありがとうございました。



何だかタッカーがSFの光線銃っぽいのでこの曲www

2023年4月26日水曜日

BROKEN GENERATION。

ぐおおおぉぉぉぉ。。。。
ぶっ倒れてた電柱の捨て看板の残骸にブチ当たって
どうやらその時2ストオイルのチューブ抜けちゃって、
暫し走って信号待ちしてたらEgからリング音出てて、
「いや普段こんなノイズ出てないこれは尋常じゃない」
で、緊急停止でチューブ抜けてる事に気付いて、
一番近くのバイク屋まで押して歩いて緊急着陸、
外れたチューブ治して2ストオイル補充したけど
時既に遅し。

やってもうた、Eg抱き着いた。。。。
焼き付きしてEgロックする前にはかろうじて気付けたので、
出先から立川まで時速40㎞でどうにか帰還。

思えば丁度1年前
現オーナーの中根氏がまさかの大阪からの立川来訪で、
その帰り戻れはしたがEg焼き付き。
で、その丁度1年後にウチのジャイロが抱き着き。

人はそれをSDG’sの呪いだと言う。

知らんがな!!
2スト万歳!!!www


PS:ウチのジャイロはカスタム車じゃあ、ない。
物凄い働くお仕事の「ゴト車」だ。
不動になってめちゃくちゃ不便しておる
(´・ω・`)

Four Seasons。

メシ待ち中。

意外とビビりだからあんまこれ以上出て来ない。
じっとご飯待ってる。

腹も満たされた後日、今度は甘え中。
変温動物だから食後人間に触れるのはお腹が暖かく、
食べ物の消化に効果的だと学んだらしい。
よくくっついてくるし、こたつに入ってる。



4Seasons超えました。
こいつ、ウチに来て1年経ちます。

森が残して逝ったこいつらは生まれて8年目、
ウチに来て4年目。
こっちはもう中年夫婦やね(笑)




2023年4月23日日曜日

Csycos Post。

週頭の話だが、出していたメッキパーツ第1弾が到着する。

おおおぉぉ。
10年ひと昔。
私の稼業もそうだが、ウクライナ情勢等で
昨今材料代の高騰が止まらない。
正直有機溶剤関連は1.5倍にまで上昇しちゃってる。
それはメッキ屋も同じ。
想定していたより遥かにゴキゲンな値段だったが
その輝きもゴキゲンなのでテンション上がる♪

ここから一つずつメッキが載って太ったネジを全て丁寧にさらい、
同じく太ったシャフト部分なんかもスムーズにインサート出来るまで
先ずはすぐに装着せず1つずつ手仕上げでUPしていく。
巨大な段ボール工房に居座るのは勘弁してほしいので
半日だけ自分のですけどやらせてください(苦笑)

夕方から開始して深夜に第1弾装着し終わる。
バラすの1時間もかからないのに組付けは時間かかる。
まぁしゃあない、全部装着確認&仕上げしてからの作業ですからね。


今回のクロームメッキ依頼品が全体の8割かな。
残り銅メッキフィニッシュのパーツが2割。
これはもうちょっとかかるみたい。
また暫しビニール被せて封印しておきましょう。
10年以上かかってるんだ、
ここで急いてもしゃあないwww

クロームは敢えて最高級仕上げを避けた。
歪みもヘアラインも微塵もない最高級フィニッシュは
この車両には合わない気がしたので。
多少の半世紀前のプロダクションっぽい「緩さ」あった方が
このGUZZIにはむしろ合うと思ったんすね。
ま、それ以前にこの車体ショーカーじゃないですし(笑)
でもってそんな思惑通りのパネルの質感、満足っす♬


夏にはいよいよ路上デビュー出来るかな?
あ、その頃暑くてこの大排気量乗りたくないかもな。
シリンダー飛び出してるから脚火傷するかもしれんしw

さて、これで梱包されてた段ボールも無事に片付いた。
仕事に戻りまする(笑)

2023年4月18日火曜日

Shades of Gray。

昨今の中では大ヒット商品と言っても良いでしょう、
BELLのヘルメット、Bullitt。
こちらにカスタムペイントのオーダー戴きました。

オーダーはチャコールグレー。
日本の工芸品っぽく箔貼りいいな。
シンプルに飽きの来ないデザインで。

了解です。
んではやってみまする。
下地とグレーは何ら「映え」ないので割愛します。
まぁいつものウチの光景です(笑)
一旦クリア吹いた後72時間放置。
これを再び水砥ぎで足付け準備して箔押しの準備にかかります。

ラインをランダムに(最低限の規則性だけ設定して)切っていこうかと。
その分断線用のマスキングをちまちまと準備していきます。
5㎜幅のビニールマスキングテープあるんですけど、
同じビニールと重なると浮きやすくなっちゃうので
こっちの分断線は紙マスキングで行います。
ピンセットで剥がし易いですしね。

箔はウチでは金銀銅、およびプラチナほぼ全て
金沢箔を使用しています。
私の工房の作業内容では四分二分サイズで充分ですね。

で、サイズ(ワニス)塗布してこの時期のタイミング乾燥、
頃合いで銅箔を載せて押していきます。
サイズの乾燥時間は季節・湿度・気温で結構違います。
あとサイズの粘度も併せて調整してから塗りまする。

しっかり押して定着させたら余計な箔を筆で振り落とし、
更に和紙でマスキングテープの際を押し付けていきます。
で、あの分断線をゆっくり剥がしていきます。
こんな感じ。

1回結構たっぷり目にクリアコート、
それを研いで平滑にして最終のクリアコート。
場所的に砥いでポリッシュ出来る場所なら2度コート要らないんですが、
このメットだと箔の近くにリベットありますし、
顎部分とか狭いので砥ぎまくった後ポリッシャー入れるのは不可能。
なので今一度クリアコートしなきゃならないのです。

という事でお待たせしました、完成です。

このグレー、ソリッドカラーなのに
照明変わるとニュアンスが激変します。
何か愉しいw


A様、いつも色々ご用命ありがとうございます。
旅のお供のGS外装もお待ちしております♬



Grayだからね。
こないだのHell on Wheelの帰り道、
iPodでランダムで流してたはずなのに
最初ちょびっとだけMUTE BEAT流して
残り1時間強何故だかずっとMonkeesだけ流しやがった。
珍しくiPodが仕事サボったwww

2023年4月16日日曜日

入庫状況。

 すみません、現在手一杯です。

新規入庫・作業開始6月からになりそうです。
持ち込みも6月までは待機でお願いしたいです
(もう工房の棚作業待ち外装でパンパンです)

業者枠は控えてありますので大丈夫かと思います。
(これも依頼多数になると少し時間戴くかと)

春先預りでスタート予定だった地元立川のZXR250の青年君、
すみません連絡先伺うの失念していて
電話連絡出来ずにいます(当方の登録ミスですスミマセン)。
こちら観ていたら連絡くださいませ。

STUPID CROWN
Custom&Paint Factory
Mune.T.


2023年4月13日木曜日

Psychomania。


何気なくFB開いたら過去の自分の投稿で
こんなの出てきた。

おい、これ。
半分正夢やんけ。。。。

プリウス特攻=合ってる
廃エース負傷=合ってる
GUZZI積んでた=ホイールだけだけど合ってる
全損=これだけかろうじて回避

まだバンパー上がって来ない。
結果春まで私苦しむ。

いやこれ、自分の過去の夢だけど笑えねぇ
(´・ω・`)


穏やかに事故処理してるけど
気持ちの中はずっとこんな感じ。
暴れ狂って殴って蹴って
留置所送られた方がどんだけ気が楽か(苦笑)

Rags And Bones。

クラックとか錆とかは要らない。
程好く大切にされて長い年月でくたびれた佇まいで。

適度に映り込まない艶ボケ、
走行距離に準じた擦過傷。
擦れて薄くなったライン。
それ位で留めておく。

ニーグリップの色剥げはほんのアクセント。






オーナーさんの意図汲んで製作したこのW。
程好く力の抜けた「走り」を意識させる車輛になったようです。
車坂下野呂さん、いつもご用命ありがとうございまする。




「走り」と言ってもこの曲の様なFunkな、
でもちょっとPunkなスピードがお似合いっす♬

2023年4月8日土曜日

Bank Holiday。

先ずさ、地金磨こうよ。前の職人。

綺麗に丁寧にシングルサンダー当てて研磨すれば
酸化被膜も形成されるから錆難いしヘアラインとか取れるでしょ。
面倒だからって全面パテ入れて盛って整形はホントやめようか。
フレームとかステーに干渉してえぐれてるパターンの一端は
取り付けミス(がさつに取り付けられた)も半分の要因だけど、
こんなに高さ盛られてたらフェンダーがデブだから干渉するんだよ。

ボルトマウント部に発生してるクラックも
地金が振動拾って割れちゃってるケースも確かに多いんだけど、
それと同じ位パテ盛り過ぎてそれが割れちゃってるケースも多いよ。
当り前だよね。
3㎜とか5㎜とかパテ盛られてるところボルトマウントしようとしたって
そのトルクで割れるに決まってんでしょ。
確信犯だよね?このレストアの仕方。。。。


旧いものは剥いてみないとわからないケースが殆どです。
流石にパッと見て「だろうな」とは気付く事も多いですけど、
やっぱり剥いてみないとどんな状態なのかわからない。
だからウチは半世紀前とか全然とかばかり来るので
中々作業が進まなくなるのが現状です。
しっかり着々とは作業進めてますんで、
入庫時期や入庫以降の作業はお知らせ差し上げるまで
暫しお待ち頂けますと幸いです。


明日は久しぶりにモトクロスのイベント遠征してきます。
日曜日及び月曜日はお休みとさせて戴きます。

Prejudice。


ちょっと前の夜、隣のアパートでアホみたいに暴れ回ってるおっさん現れた。
ブラジル系女の部屋のドア罵声浴びせながらめっちゃ蹴っておる。
もうPUNK SPRING終わったのに凄っげぇモッシュピットしてるw
ブラジル女の悲鳴も聞こえてきたので
「ちょっとヤバいだろこれ」と思い警察に通報。
オサーン取り逃がしてもアレだしお巡りさん来る前に最悪な展開もアレだし
取り敢えず外出てモッシュしてるおっさんなだめる事にする。

やんわり話しかけたらおっさん我に返って結構紳士的に対応できる。
このおっさん、この女が働いてるフィリピンパブの支配人らしい。
この隣のアパート店で寮として借りてるそうな。
なのにこの女3月全部無断欠勤で居座ってるそうで。
あぁ、ちょっとだけおっさんに同情するわそれは(苦笑)
暴れる事も逃げる事も突っかかってくる事もなく
おっさんと共に警察の到着待って事情説明した。

翌日。
あー、タダ住まいで出て来やしねぇ事にこんな怒り狂ってたんやな。
ポスト剥ぎ落してるやんけwwww

このブラジリアン女性、たまに仲間呼んで
結構な音でサルサ流しながらパーティーやってたり
夜中にこんな狭い道手前までタクシー入れて帰って来たり
(歩いて行ける職場なのにタクシー帰りって事は
どっかで遊んでた証拠だわねw)、
まぁ日本に囲ってくれるお仲間いそうだから、
ここまで騒ぎになったからしれっと夜逃げするんだろうね。
で、そのままビザ切れても不法滞在、と(苦笑)
まぁこれも日本の「今」ではあるわな、知らんけど。
ってかブラジルなのに働いてたのフィリピンパブかぃwww
客もエキゾチックだったら何でもいいんだろうな。。。。

でさ、何であんだけドア蹴る・ポスト引っぺがす・怒鳴るやってて
俺しか出て来ないんだよ。
まがりなりにも女性の悲鳴聴こえてんねんで。
誰一人出て来やしねぇ。。。。

ネット上で匿名ならあんなに正義警察沸いて出てくんのに
現実はまるで出て来ないモンなんすね。
そっちの日本の「今」にがっかりだよ。
俺だって怖いよ当たり前だろ。
でも最悪招かない様に出たんだよ。
一応出る前に念の為ポケットにナイフ仕込んだよ。
おっさん暴れなかったからまぁ事無きではあったけど、
警察到着した時にポケットに入ったままなの気付いて
俺の方が変な汗出て不審人物だったのは内緒だよクソがww


安全圏で偉そうにモノ言ってる輩の言葉は
1㎜たりとも私にゃ響きませんので。




GOOD GAME。





現在、工房タンク内洗浄祭り絶賛開催中。
こちら、希少なMOTO PARILLA250Monoalberoのタンク。
前回のMondial同様、日本に何台もあるワケない超レア車体。

とにもかくにも中の半世紀以上放置してたガソリン付着物がすんごい。
いつものケミカルでこのフロートした状態で3日みっちり煮込みます。
湯葉みたいになってたガソリンの残骸がドロドロになって溶けていきます。
地獄のスープみたいだ。
でもって工房内3日間アンティークなガソリン臭でいっぱい。
沖縄の米軍払下げの店と匂いが似てるのよね、これ(苦笑)

3日間秘伝のタレ継ぎ足しながら煮込み続け、
仕上げにブロックチェーンタンク内に入れて水も入れてガンガンにシェイク。
30分以上腰振って中確認して綺麗になってたらこれにて完了。

隈なく目視確認してきれいさっぱり除去出来てるので
先程のストーブで空焚きして水分飛ばして中のレストアは完了です。
30分腰振ってたけど私、まだ夜の方いけそうwww

お次の中洗浄控えがこれ。
戦前車フラットタンカーのNEW HADSON。
外装レポートはまた後日改めてまとめるとして、
先ずは底部剥離して状態確認。

戦前車と言えば溶接機まだなくてハンダで仕上げられていた時代。
そのハンダが数か所漏れてました。
先ずはそれ同じくハンダで修復しないといけませぬ。
水入れては湿る場所指で確認してそこを修復。
久々にハンダ載せる為のタロン(獣脂)出したなぁ。
マジックで囲んだ箇所が新たにハンダ流し込んだ場所。
元ハンダ蕩かさないように入れるのはかなり経験値必要っす。


ま、実を言うとこのタンク。
この画像の様に底面もでたらめにパテ盛られてまして。
これで地金の錆虫食いとかうっすらガス漏れ誤魔化してたんすね。
先ずは底と中レストアしてからだから剥いてないけど、
側面と天面も凄い事になってるかもしれんなぁ。。。。

取り敢えず数回のリークチェックとハンダで漏れは完全に止まりました。
んではいよいよ中の洗浄やりましょかね~。
ん?このタンク燃料コックが3か所もあるぞ。
そんなにダミーコック持ってないがや(苦笑)
と言ってもこんな工房なのでウィットワース企画UKインチコック、
何故か2個はストックあるがやww

でも流石にそんなの3個は持ってないwww
残り1個はゴム削ってサイズ合わせて封印、と。

そんなこんなで連続で煮込み中。
もう結構春めいた気温だから地味に暑い(苦笑)
これ、真夏に一番やりたくない作業ではあります。
真夏に工房の気温3日間45度超えですぜ。
痩せるというか死にますよ。。。。


撮り忘れたけどこいつらの前にW1タンクも煮込んでるので
実は3連チャンだったりする
(´・ω・`)