2021年5月25日火曜日

Hey Now。

久々に晴れたとある日、
ウチのヘビ達のご飯買いに行こうと準備してたら
「あ、行きたい♪」と言うので
娘とVespaで買い出しに出かける。

ふと路地裏に強烈に昭和な場所を見つける。


「何だ外車かやらんぞHONDA以外はやらんぞあっち行け」
「いや店主、今時ロータリーとか珍しいね」


「ロータリーのおむすびは世界最強なんだわかったらあっち行け」
「いや、もう時代はハイブリッドかEVなんだけどね」
「何言ってんだマツダが頂点だお前不思議ちゃんかあっち行け」
「いやもうマツダもロータリー作ってないよ」


「何言ってやがんだ貴様非国民か歯ぁ食いしばれ!!」
店主が涙目で拳震わせて怒りにわなないている。
「Muneさんここやべぇって!多分ここだけ昭和だって!!」
娘もここがヤヴァイという空気を察して狼狽している。
「さっき渡ったあの川(野川)、三途の川だったのかも。
ってか三途の川小っっせぇ!!!」


「父ちゃんのおむすびは世界一なんだ!!!
洗脳されたスパイはあっち行け!!!」
あぁ、小さな子供までもが洗脳されているのか。


危険なので立ち去ることにした。
じゃあな、店主ww



この子達がご飯待ってるので退散しました。



別の日。
転倒破損したXJRのビキニカウル引き取りに。
完全に舐めてた。
ビキニ聞いたからジャイロで取りに行ったら
荷台からまろび出ている。
予想してたビキニカウルじゃない。
BMWのRSカウルと変わらない
(´・ω・`)

 
まぁ近場だったので路地裏走って無事持って帰りました。



淡々とですがそれぞれ作業進めております。
順次仕上げて出しますので
暫しお待ちくださいませ。






2021年5月16日日曜日

千代田君。

って誰だよ(´・ω・`)





死なない程度にやろう。。。

2021年5月10日月曜日

Long Train Running。

息子が赴任先へと旅立っていった。
おそらく研修終ってもそこが正式な赴任先となるであろう。


お前の「旅」は今始まったばかりだ。
自分の思うがままに走れ。



2021年5月9日日曜日

GREEVES。


FRPタンクの経年劣化のリフレッシュと、
フレームのペイントをご依頼戴きましたが、
「Egマウントの部分、タイト過ぎてもう降ろすのやりたくない。
なのでレーサーだし刷毛塗りでいいかな、って思うんですが」
との事。

確かにレーサーは機能美の究極なので、
刷毛塗りでもある意味「凄み」があっていいかもですね。
全部何でもかんでも綺麗にすれば良いというモノでもない。
過去に魚肉の森のSRも敢えてその仕上げしましたものね。


だが、流石にウレタンを刷毛塗りはかなり刷毛目出ます。
エイジング仕上げにはいいかもだけど、
一応なりでも綺麗に仕上げる方向なのでどうしようかな、と。

ですので、「指塗り」で試みてみる。

ニトリル手袋装着して、指先に塗料塗ってフレームをそっと撫でる。
硬化剤入れてあるので、乾燥終わればそれなりに強度もあるし、
滑らかなので結構綺麗に見えます(笑)
試しに後ろのセクション私が試みて作業しましたので、


特徴的なGREEVESのフロントセクションは塗料キットで
オーナーさんじきじきに指塗りを愉しんで頂く事にします♪

で、残りの仕上げの為の当時の資料も集まりましたので、
オーナー様に車体は引き揚げて戴いて

当時の資料でディメンション計測しつつ

これにて全ての作業終了です。
A様お待たせしました。

サーキットイベント等で2ストならではのサウンド、
是非とも轟かせてください♪







浅草ジンタ・デスマーチ以降、「昭和」にはまっとる。
彼女たちは数年前ロッドショーにお呼ばれされてましたよね。
相当な「場違い感」で彼女たちは困惑したでしょうが、
私的には最高にツボで一人大喜びして聴いておりましたw

黒色すみれ・キノコホテル・チャランポランタン、
渋めだとエゴラッピン・T字路s・踊ろうマチルダ、
そしてパイオニアのゲルニカ。
嫌いじゃないどころか、むしろ好みっすww

2021年5月6日木曜日

自爆弾。

という事で、
車検出走というどうしてもやらねばならぬ〆切作業終わりましたので、
今年初め~4月に入庫された方々の作業
早急に取り掛からせて戴きますが、
流石に幾ら何でも精も根も付きました(苦笑)
少しでいいので休日ください。
でないと私、死にます。
ばんばんぼぼーん自爆弾
(´;ω;`)

現時点お預りのもの、ほぼ全てなるべく5月中に出します。
新規エンドユーザーの方は入庫受付は7月からとなります。
お問い合わせはお気軽にご相談くださいませ。


因みに先のMVの浅草ジンタの20年前の前身。
サイコビリーマーチ軍歌とか前衛過ぎだろw
ぶっちゃけ今でもかなり聴いてます♪

ほぼ写経。

競艇選手からのご依頼。
「ヘルメットに米津玄師のアルバムアートワークを」
ほうほう。

そしてこの鉱物の様な宝石のようなものを

砕いて散りばめて欲しい、と。

これもモチーフで欲しいです、と。

その他の歌詞カード内の彼のアートワークも参考にさせて戴きますね。






なるほど、了解しました。
ARAIからボートレーサー専用のヘルメット到着から
次のレースの車検まで時間が1か月半程と非常にタイトではありますが、
どうにか4月~5月GW明けまで死にもの狂いでやらせて戴きますね(笑)

(注※ボートレースはヘルメット3年で新品に交換が車検で義務付けられています。
この車検にペイント間に合わせないと車検不合格で出走停止になります。
そうなると本気でギャンブルに投じているオサーン連中に私は恨まれ、
多分工房襲撃されて火をつけられると思いますww)

競艇選手専用のヘルメットはドライカーボンで出来ているので
非常に軽く、そして非常に高価。
ですのでARAIから直送の際選手の方が前日に入金してくださり、
それで代引きで対応という作戦だったのですが、
いつものクロネコさんが、あまりにも軽くあまりにも高価だったので、
「これはSTUPIDさん詐欺に遭ったに違いない」と、
当日朝、営業所内で大騒ぎになったそうです(苦笑)
心配してくれてありがとう、クロネコさんw



んでは、タイトなスケジュールですが進めて参りましょうか。
先ずはベースカラーから。



米津氏のアルバムジャケットワーク参照にしながら油絵風で。

まぁ私が使用するのはウレタン塗料なんですけども。



これで下地のベースカラーは完了。
72時間完全硬化待って次の工程へ。

で、次にメインアートの色を先ずは施していきます。

微妙に色変えながら各パーツを切り抜き出して色入れ。

で、マスキング慎重に戻しては次のパーツへと。

まぁアウトライン黒で筆入れするので、ここはあんまりプレッシャーないです。

塗り残しのセクションさえなければOK。

ひとしきり入れてマスキング剥いで確認。
うん、いいでしょう。
あ、このモチーフ本来左向きなのですが、
競艇の場合反時計周りですので、
メインスタンドこちら見える方を希望されたので、
左右反転して描いております。

後頭部にもう一つのモチーフ同じく入れていく。
絡んでいる鉱物は後に入れるメインの鉱物と材質を変えるべく
銀箔にうすくキャンディを施す。
油絵風・螺鈿(らでん)とも違うニュアンス、うーん。
という事で水彩画の「いわさきちひろ」氏の世界観で入れてみる。

一旦ここで再び保険代わりにクリアコート。
黒筆で描くにしてもクリア入れておかないと
失敗した時拭き取れませんからね。

これでまた72時間熟成させます(笑)

で、次の作業。これも結構なメイン。
目玉と鼻先の部分のダイヤモンドを螺鈿で表現してみようという試み。

螺鈿は私結構やってる方なのですが、
毎回このペイント面を彫刻刀で彫るの、物凄いプレッシャー。
特に今回ヘルメットだったので、
彫り過ぎるとヘルメットの性能落としてしまいますし、
地金が鉄のパーツと違って刃物がどんどん入るので、
匙加減が超絶緊張します。
正直プレッシャーでゲロ吐きそうでした(苦笑)

貝の発色良くする為に彫った場所黒く塗り、
そこに貝を埋め込んで貼っていきます。

で、貼り込み完了したらその面上にしてクリア挿し。
なるべく盛り上げて削ってフラット面にしようという算段。
ヘルメット丸いので本日はこの面で終わり。

反対側の方を後日アタック。
自分で提案した手法だったけど
その労力と度重なるプレッシャーに超絶後悔するww

この面積の球体、マジでえずいた(苦笑)

使用したのはメキシコあわび・ニュージーランド貝・琉球夜行貝。
発色違いをチャンプルーさせてダイヤモンド感出そうという作戦。

どうにか貼り込む。
そして力尽きる。。。

螺鈿は本物の貝使用しているので、モザイクとはいえ平面。
なので何度もクリアコート繰り返して砥いで球面へと仕上げていく。
で、いよいよアウトラインの筆入れとなる。
んではやっていきましょうかね~

ここからほぼ1.5時間おきの画像ダイジェストです。







アラフィフ、筆入れ初日ここで力尽きるww


2日目及び3日目続けて作業開始。



これ以上かけらに螺鈿組み込む時間は無いと判断、
砕けたかけらは徐々に輝きを失って
最後には只の黒い鉱物になっていくという設定にする。
遠くの破片はそういうワケでもう黒い塊。

選手名をゼッケンに縁入れ。

ゼッケンと名前は油絵・水彩ともまた変えて
(同じ手法でやると埋もれてしまって目立たなくなるので)、
細かいフレークにキャンディでステンドグラス調にした。

この3日間、こいつは私のローガン・フリーマンをリカバリーすべく、
この位置でずっと照射し続けてくれた。
助かったよ、ありがとう。
くわっ。

筆入れ終えたらクリア、
そしてまた砥いで筆の段差取れたら、今度こそラストのトップコートクリア。

およそ1か月半の作業の末、遂に完成。










ギリギリですが間に合いました(苦笑)
三浦裕貴選手、お待たせしました。

この度はご用命ありがとうございました!
ご安全に。
ご武運を!





1か月以上アートワークに接していたので
私も少しは米津玄師になれた気がしないでもないが、
彼の曲ほぼ知らないのと私の好むジャンルがこういうのなので、
やはり私は私のままなのだと思いまする
(´・ω・`)