2024年3月14日木曜日

パララックス・ビュー。

玩具屋のヤスジさんのデコバンで
山梨までバビューン。


46さん、ありがとね。
あとはこっちでやりまする。
3月入ってからの46さんのインスタ、
超毎回私アガリまくりでしたわw

おかえり、GUZZI。
ここから車検登録の為の書類作成と取得の準備。
書類作成と審議の間に私は残りの作業やりまする。
実はあちこち出したプロジェクトの帳尻合わせ、結構ある。
しかもその責任は戻って来てバラしまくった私にあるwww


JOINTSまであと1か月。






あ、これデコバンじゃなくてトロッコだわwww

Holidays In The Sun。









久しぶりにオレンジのライン引きがあり
「おおぉ、7~8年ぶりぢゃね!?この色のオーダー」と、
いざ塗り終えてポリッシュも済ませ筆引きしようと
エナメルの缶を開けたら
完璧に固まってこれでは塗れないでごわす、クッソファッキン。
先方に「今週納品無理だ無理だ無理だムリムリ」と
こっちが悪いのにキレ散らかして状況説明する。
これが先週末の顛末。
このエナメルが国内在庫あるのか否かは週明け問屋営業日にならんとわからん。。。

仕事が棚上げになったので
カミさんと2人浜松町で催されたクラフトワークイベントに顔を出す。
ウチにVESPAサイドカーやBMW等色々ペイント依頼してくれた
Atelier Musubibaの阿部ちゃんが出展していたからだ。
そして阿部ちゃんの作品はカミさんも大ファンだったのだ。
これをいつもありがとうでカミさんにプレゼントすれば
世帯主として首の皮一枚繋がると思ったからだ。

思惑通りカミさん大満足で主の威厳保てそうだ。
ありがとう阿部ちゃんwww
だが作品直接みたおかげで他も欲しくなった。
またお金貯めて買いに行くぜ阿部ちゃんwww

浜松町は私ら夫婦にはちょいと所縁がございましてね、
休日の穴場とか知り尽くしてんで
結果昼から夫婦で呑んで愉しんでました(笑)
夕方に御徒町移動して私のハットも購入し
ガード下の超美味い立ち呑み屋で30分ほどでサクッと美味戴き
(立ち飲みで長居は粋じゃあないっす)、
立川戻ってベトナム料理でネプモイ呑んで帰りました。

結論。
なんかしっかり休日戴きました、ひさしぶりにwww



2024年3月7日木曜日

Easy Go。

大物ZXR終わらせたばっかですが
バックオーダーまみれで休みなんざとってる場合じゃないので
同時進行で何もかもやりまくってやります。
匠クラシックスからご依頼のCB92。

早速剝いでみたらお前何回塗り重ねられてるんだよ。
年輪数えたら7回も重ね着してる。
しかも元のラインナップで有り得ないグリーンメタリック2回も塗られてる。
お前あれか、天下の本田技研のCB92だってのに
一時期丸正ライラックにされてた時期があんのか!?w

が、全部剥いでみたら下地は凹みあれどまぁ綺麗な方。
逆に60年代国産車でこれは奇跡に近いコンディション。
皮肉にも重ね着で地金守られていた結果になります。
剥ぐのに料金追加は出ますけど
絶望的下地の修復よりはこれ、遥かに工賃も安いです。


軽いハンマリングとパテでしっかり治りました。



フロントフェンダーは剥いてみたら、あっと。

錆びの発生したメッキフェンダーの上から
容赦なくペイントされてますねこりゃ。

が、これも60年代国産車の皮肉な結果。
戦後まもなくであんま物資のなかった時代故に
この年代の日本車のメッキ、めっちゃ薄いんす。
シングルサンダーでいとも簡単に銅メッキまで撤去できちゃう薄さ。
サガミオリジナルレベルの薄さだぜよwww

メッキ総剥離&磨きというヘヴィな工程なはずなのに
結果余裕の工程だったので
これもまた皮肉な結果工賃リーズナブルです(笑)

で、すんません。もう完成w




別件、BMWのR80GSのこちらはカスタムペイント。

オーダー通り赤黒コンビにスキニーなゴールドラインは筆引きで。
こちらはいつものRITMO SERENOさんです。

で、これらを前述のZXR一式と共に
一気に全部納品で都内ぐるぐる回りです。
この日の廃エースに特攻するどアホウは
積載物の保証だけで軽く100万超えると思ってください。
観てるか!?俺にカマ掘ったアホプリウスのクソジジイよ。

Takumi Classicsの加藤さん、早速取り付け。
早いな仕事w


いい加減少し休みたいところもありますが
バックオーダーが許さないんですわ。
もういいわ、自分は壊れてもw
次行くぞ、次!!



88VMK again。


PSYCLE CRAFTERSの荻原さん経由で
88VMKのM氏のBMWペイントしたのがもう12年も前。
自分でもビビった、もうそんなに経つんだ(苦笑)

そして新たに同じ88VMKメンバーの車輛をペイントする事に。
これもまた気合いと概算にもひるまない熱いオーダー。
んでは干支一回り、また作業させて戴きまする。

先ずは下地から。
ウチでは比較的新しい年式の車輛(Kawasaki ZXR400最終型)ですが、
それなりに30年の経過もしているので
サンディングと共に下地のチェックを入念に。
あ、この時私ピンクだww

で、ファンデーションにあたるサフェーサー吹付。
他の仕事もがっつり混ざってますけどね。

まぁ取り敢えず簡素にレポートあげてますが
(ここご覧の方々は既にウチの下地他のレポートで観てますものね)
これでいよいよペイントのカンバス出来上がりました。

で、先ずはベースカラーのフレーク塗装から。
SSの様なフルカウルをフレークでびっちり埋めるのは中々のクリア回数っす。
回数入れておかないと真っ直ぐ砥いだ時に下地出たらやり直しっすからね。
ここは忍耐で1日かけてじっくり10コート位クリア吹きます。

ブース内フレークまみれクリアのミストまみれです。
次の日ブースの床歩いてたダンゴムシが背中ギラギラしてましたwww

そしてまた丸一日かけてこれを平滑に砥ぎます。
ひたすら水ペーパーで真っ直ぐに砥いでいきます。
1日これやってたので指先水でふやけてジジイみたいになります。
でも反物染め職人とか真冬の川でずっと水洗いしているわけですから
たった1日やったくらいで音を上げてはいけません(笑)

ここからいよいよグラフィック入れです。
タンクエンブレムとスワスティカ(ハーケンクロイツ)は
金箔施してスピニング入れてキャンディで沈めていく予定です。
あ、違ったペルラージュって呼ぶんだった。
機械式時計の世界ではこのスピニング加工をペルラージュと呼びます。
アメリカではエンジンターンとも呼ばれてますね。
日本のデコトラ界隈ではグルグルと呼んでるそうですw

Kawasakiロゴとウチとサイクルクラフターズさんのロゴは
キャンディの濃淡で出します。
スワスティカは金箔&ペルラージュで。



シートカウルは無論アイコンの88vmk彫り込みます。
サイドは同じく88のアイコンであるモチーフを。



こんな感じで押し箔処理はOK。
では最初のキャンディ入れましょう。
最初のキャンディグリーンは黄色味の強いグリーン、
2回目のキャンディグリーンは青みの強いグリーン使いましょうかね。

というわけで1発目のキャンディグリーンを。
これで文字抜いて1回保険代わりにクリアコートしておきます。

今のまんまでもインパクト凄いんですが

これだと文字とベースの対比が強烈過ぎて
ハイネケンやカールズバーグのBEER瓶みたいな
何だかコマーシャルっぽいというかスポンサーっぽくなっちゃうので
更に別のグリーンでトーン馴染ませる算段です。
まぁ取り敢えず一旦クリアコート。
これも鬼砥ぎして段差落とすので結構な回数クリア入れます(苦笑)

で、またまたひたすら水砥ぎで平滑にしていって
ラストのキャンディかけてクリア掛ければようやくフィニッシュです。

トーン落とした方がむしろカスタムペイントっぽくなるんす。
トータルバランスってやつですね。

元のデザイナーの造形になぞらえて
各部エンボス等にエアブラシで更に濃淡つけてあります。

それによって元の造形の「良さ」をアシストしていく感じです。
バスケで言う「左手は添える様に」的なアプローチっす(笑)








お預かりして4か月、永らくおまたせしました。
車体完成したら暖かくなったあたりででも
遊びにいらしてくださいまし。
撮影会しましょう(笑)

この度はご用命ありがとうございました。


これレポートする前に選曲してたんですが、
12年前も同じSKA FLAMES選んでたwww
ただYouTubeアップしたの外国人っぽいけども、
曲のタイトル「KUROSAWA」、な。
黒澤明間違えてんじゃねぇぞ殺るぞヴァカw