2020年7月13日月曜日

即死。

伊勢谷さんのHarleyのパニアケースの蓋、また飛んでった。
次描いたらパニアの蓋に羽描くの4回目。
伊勢谷さんのSNS観た時の俺。


多分誰のせいでもない。
このお方の「呪い」だと思われる。
チャックモール様の里親、募集中。。。。

2020年6月30日火曜日

NORTON COMMANDO


全体的に錆は酷かったものの凹み等のダメージは年式考えると軽傷。
唯一キャップ回りのゆがみくらいですかね。

サイドカバーとタンクのロゴは英国より発注。
ラインキットも出てはいるのですが、そこはまぁほら、海外製だし。
申し訳ないが精度悪すぎて貼り込んでたら絶対どっか破綻するの目に見えてましたし。
なのでラインはこのデカールに合わせて調色して
ペイントでいいですか?とオーナーに打診(苦笑)

 というワケでラインのマスキング貼り込み開始。

 サイドカバーくらいだったらデカールでも良かったけど、
ここはせめてタンクとペイントで合わせておきたいからね。

 タンクのライン、片側ずつ独立ではなく、
こんな風に回り込んで1筆描きなんすよ。
だからこんなの海外製だと絶対破綻するよなぁ、って(苦笑)

良かれでペイントで施したんですが、
この「懸念」は何十個も何十年もやってきた私にしかわからないものだったみたいで、
ちょっとこの作業工程でオーナーさんと行き違いが生じてしまって
そこは説明不足で申し訳なかったです。
最後はご納得頂けて良かったですけども。

 永らくお待たせしました、完成でゴザイマス。

 このタンクのラインにしっかり沿ったライン再現したかったんす。


岡山からのご用命ありがとうございました。

OLD SCHOOL FLAMES。

先ず黒のベースにホワイト入れます。
今回は細くてシャープなフレイムスにする予定なので
最近にしては珍しくタンク全体マスキングして
鉛筆でフレイムス描いてアートナイフでくり抜く方法で。

ここまでフレイムスの内側のアールがえぐいと
ラインテープでのマスキングだと浮いちゃう可能性があるんす。
なのでアートナイフで切り抜きの方がいいんすよね。
因みにフレイムスはもう数こなしてるのと
1発目のインスピレーションの「勢い」が大切だと思っているので
描き直す事無く迷いもなくほぼ1発描きです。

 で、クリアが十分に乾いたら(3日以上放置ね)
アウトラインに2㎜のマスキングテープを。
ここがホワイトで残る部分ですね。

 で、残りの黒の部分をせっせとマスキング。

 とはいえ慎重に張り込まなくてはならないので
外装一式マスキングしてると軽く12時間近く要する(苦笑)

 で、真夜中に赤を吹いていく。

 マスキングに12時間。ペイントはたったの2分。
まぁこんなモンですよ、ペイントってw

で、12時間の労力をバリバリ捲って捨てていきますww
まぁ捲り方にも工夫とノウハウ必要なんすけどね。
で、ほぼ明け方から保険代わりのクリアを吹く(苦笑)
あー、24時間働いてるわww

 で、これまた十分乾燥させたら最後の3色目を施す。
これは敢えてアナログ感出してオールドスクールなニュアンス高める為
筆でドロウイングしていきます。

 マスキングは必要なくなりますが、
その分1発アウトな勝負を外周ひたすら続けますので
もうじき半世紀生きた体には相当こたえますww

赤と白だけでも十分なインパクトあります。
更に青追加すると更なるインパクトをもたらします。
でもってこの筆、反対側やる為に転がせる位に乾かさないといけないので
実はかなり時間を要します。
まぁこのインターバル無しで引き続けるのも無理ですけどもねw
17時間近く引き続けて、へべれけの状態でクリア吹きです。
無論段差凄いので1度中砥ぎ入れて再びクリア。

 で、ようやくミラーフィニッシュで完成です。
丸々1週間はやっぱ掛かりますよねー(苦笑)

 しかし仕上がり観ると塗った当人も嬉しいモンなんすよ♪

 フレイムスもちゃんと「動き」があって一安心。


映り込みもいいんじゃないでしょうかね♪
今回のこれは車坂下の野呂さんの自分の車体。
野呂さんに「ゲロ吐きそう」って位喜んでもらえたので
何よりでございます(笑)
野呂さんご用命あざっした!!!

野呂さんトコで観た衝撃その1。
何と野呂さん新車の販売を始めたんですが、
その車両が「え⁉フルノーマルでもうこの形なの⁉」という衝撃の車両。
是非野呂さんのBlogでご確認くださいまし。

その2。
お客さんが自ら提案したそう。
スポークもニップルもハブも全部組んだままで粉体ペイント。
戦前の4輪車とかは錆の腐食防止でこういうのよく見たけど、
今の車両でこれはぶっちゃけ目からウロコ。
どうしても我々職人サイドは「スポークの張り直しきかないよ」とか
「テンション調整もう出来ないよ」とまずもってなっちゃうワケだが、
お客さんがそういうリスク承知でこれがしたい、と。
カスタムは自由だって謳っておきながら
整備を考えたセオリーとかで縛られちゃってるのは他でもない自分だわ。
なんかこれ観てそう思えちゃった48歳w


クララ号。

浅間ミーティングクラブの大先輩、
サイドカーの達人平石氏が
ワタシとキイチの駆るレーシングニーラー、
クララの絵を描いてくださったようで。
感激でございまする。
平石様、本当にありがとうございます。


今年はオンロードもオフロードも軒並みレース中止になっちゃったけど、
やっぱりあのアドレナリンが溢れ出るレース、
ニーラーもモトクロスもまたやりたいなぁ。

あの時結婚した青年と再び。

前に掲載した、15年以上前に結婚式のウェルカムボードならぬ
ウェルカムタンクを依頼してくれた関塚君

独立開業して店の「顔」になるマシンを製作すべく、
今回こうして今度は同じショップ主同士という立場で再びご依頼を。

が、時がコロナショックに陥り。
キャンディカラー塗料が国内在庫がきれてしまい、
しかし当のアメリカが完全にロックダウン。
船便の到着を待つこと数か月。

更に日本に陸揚げされてコンテナ封切りに1か月。
待望のキャンディ塗料が全色揃ったのが6月あたま。
キャンディ待ちで一体幾つものオーダーが止まったままだったか。
色々一気に仕上げていく事にしよう。
体力持つ限り。


段違いで色の違うキャンディカラーなので
1色終わるたびに慎重なマスキング。
キャンディなので少しでも隙間あって色が侵入すれば終わり。
もう一度やり直しになるので猛烈に神経を使う。

イエロー吹いたら慎重に徹底的にマスキングして次の色。

十分に乾燥させて同じくマスキング。
これを繰り返して下の段へと作業を移していく。


どんどんマスキングまみれになっていく。
が、剥がす際スムーズに除去出来るように「パターン」を作っておく。
同じ手順で貼っていけば、どの段でも同じ要領になるので、
剥がす際にトラブルも出にくくなるし、
違った時に蓄積されていく苛立ちを極力抑える為でもある。
苛立ちがペイントの最大の「敵」なのである。


シートカウルも同じ手順。とにかく平常心。
今徹底的に慎重にやっておけば後半の疲弊してる自分が楽になる。
未来の自分への「優しさ」にこだわって作業していく(笑)

最大のキモだったのがタンク。
ここが車体の前から後ろへと色が変わる「見せ場」なので。
だがマスキングしちゃうので、上下の色のグラデーション位置がわからなくなる。
もうここからは意識の集中。記憶が頼り。
並びで美しく見える位置に美しく見える長さで色ぼかしさせていく。
イエローグリーンなんかは「馴染み」が良いのでちょっと多めにオーバーラップ。
赤から青もそうですね、紫が美しいのでやはり多め。
だがオレンジグリーンはあんまり相性が良いとは言えない。
なのでこれだけはストローク極力短めで綺麗にチェンジさせる。

まぁこんな感じの作業をして最後にクリア吹いて段差取り。
取るの難しければ無理をせず下が出るギリギリでやめといてもう1回クリア。
こうしてミラーフィニッシュとなるワケです。
この車体の場合キャンディ部分の下地にフレーク使用しているので
否応なしに2回クリアですね(苦笑)

 完成。
狙った通りのグラデーション出て安心しましたわ。


ね、キャンディの下にキラキラのフレークいるでしょ?
因みにホワイト部分もパールです。



これでようやく納品となりまする。

五日市、奥多摩へと続く道沿いに店を構える関塚君。
ホント待たせてすみませんでした。



関塚君の狙いは
KAWASAKI特有の男臭さではなく、女性でも乗れそうな綺麗な車体。
小綺麗で品良くまとまったZ400FX。
うん、いいと思います♪

15年経て、またこうして素敵な依頼をご用命。
凄く職人冥利に尽きる話ですよホント。
続けてて良かったと本当にワタシも思いました。
ご用命ありがとうございました♪

モーターパークm'z
 東京都あきる野市五日市44