2026年6月9日火曜日

Blues Music。

 車坂下の野呂さんからのご依頼。
野呂さんがプロデュースしているTHUNDER MOTOCYCLEの外装一式。


「程よくヤレてて、でも酷過ぎない感じで。
僅かにティール入ってて全体的に黒で」
委細承知。


クラックとかは入っていなくて
でも下地から浮き錆出てる風でフィニッシュ。


ウチに来る旧車の最初の姿思い浮かべてやればいい
まぁ簡単な作業です(笑)



普通のペイントでは絶対やらないであろう事を色々やると
何だか良い感じに着地する事が出来る。
気がしますw




塗装屋の親方が観たら激高してスパナ投げられそうな事すれば
何となくこうなるかと思いますですwww


程よいヤレ感、出たんではないでしょうか。

Poupee De Cire, Poupee De Son。

 



RITMO SERENOよりビッグプロジェクトのご依頼。
15年近く前に製作したBMWの通称「RSR」


これのレプリカのフルペイント。
この車両みたいにスクリーンもFRPで埋めるヘヴィカスタムではなく
あくまでノーマルにこのカラースキームを取り込む感じ。
では参りましょう。

先ずはタンク剥離してみる。
っと、凄い層リペイントされておる。
何故だか全てパールホワイトで9層も。
「これ、相当な凹みとか何か隠されてるんじゃあるまいな」と
戦々恐々としながら全部剥いてみたところ、
実に綺麗な凹み一切なしの地金が出て来た。
何でこんなに歴代塗り重ねられていたのか全くもって謎。


取り敢えずアルピナカラーが入る外装3点先に下地仕上げる。
アンダーカウルやフロントフェンダーはパール単色ですしね。


隣り合わせで3色入るので
最悪のトラブル避ける為にも1色ずつ入れてクリア掛ける。
要は時間を費やす持久戦だ。
だから先に3点進めていく。

水色入れて

正直マスキングも大変な作業となる。

立川は新興宗教大集合なので
頼んでないのに宗教雑誌がポストに勝手に投函される。
無論私は1㎜たりとも神とか信じてはいないので無用の長物極まりないのだが
信者のお布施で出来てるからか上質紙な雑誌が多い。
という事で無慈悲に情け容赦なくマスキングに使わせてもらう。
勝手に投函したのが悪いw
因みによく投函してくる霊友会、
「明法」は全ページ光沢紙で実に良いぞ。
だが「あした21」は表紙だけ光沢紙で中身全部普通の紙で使い物にならんぞ。
「明法」だけ投函しろwww

各色入れる度に大量のマスキングゴミが出る(苦笑)
「あした21」はこれらと一緒にゴミになる。
黒ヤギさんったら読まずに捨てた~♬

地道な色入れが地味に続く。

で、そろそろアンダーカウルやフロントフェンダーもやろうかと
足付けしてサフェ入れる・・・・が。
あーあーあーあー(´・ω・`)

塗ってあったパールカラーが全然食いついてないじゃん。
だからサフェの溶剤吸い込んで盛大に縮れが発生する・・・・

ぐうぅぉぉぉぁぁぁあああ・・・・・


前のペインターの野郎・・・・・

こうなるともうお手上げ。
下地出るまで全部の塗装を剥ぐしかない。
だがマシン使えない。
タンクは鉄だからマシン使っても大丈夫だが
こいつらプラとFRPだからどんどん削れてこの世からいなくなる(苦笑)
仕方ないので3日かけて5点全部手研ぎで塗装落とす
(´・ω・`)

1週間ほどトラブルで時間費やしてもうた。
旧塗膜ないから当たり前だけど今度は縮れない。
やっとこさ上塗り作業へと移行できる。
塗装は忍耐だ。

ようやく全て塗り終えた
_(┐「ε:)_


カウル裏は艶消し黒。
これも勿論怒涛のマスキングで施工する。
「ちゃっちゃと裏艶消し黒にしといてー」
で出来るものじゃ決してない。



正直アンダーカウル群にこんなに悩ませられるのは計算外だった。

サイドカバーは単色黒だったので何ら問題出ず。
要は前のペインターのパールの塗り方に問題があったって事だ。
凄げーそいつぶっ飛ばしてぇw

RITMOさんが完成画像送ってくれた。
うん!やっぱいいじゃないの♪






完成車両観ると疲れも労力も報われますわな~
オーナー様お待たせ致しました。
ご安全にライディングお愉しみくださいまし!





2026年6月8日月曜日

Wanna Rock。

 










競艇選手は超高額なヘルメットですが
車検の規定もあり3年で交換の義務があります。
ウチも数名リピーターの選手がおりますが
その中でお付き合いが一番長いのが芦澤選手です。
メットとその前のボートに装着する計測器含め
もうかれこれ10年以上のお付き合いです。
一番最初のマクロスのヘルメットから
キャラ9人もいるヘルメットから(名前忘れちゃったっすw)
ワンピースのウタを大きく描かせてもらったヘルメット。
そして今回は初音ミクです。

「私が描くと生まれの環境から多少アメコミになりますけどいいっすか?」
「それが味だと思ってるので今回も思い切りやっちゃてください!」
委細承知(笑)

先ずは初音ミクの描くデーターをメットに落とし込む。

カーボン紙当てて取り敢えずメットに当ててみる。

当たり前だが球形のメットにまんまインストールは無理ゲー。
初音ミクのボディラインを先ずは優先させる。

芦澤さんが観たら怒るかもしれないバラバラっぷり(笑)
球形だからまんまだとロングヘアが脚にかかっちゃうの。
だからバラしてバランス観てレイアウト再構築していく。


こんな感じで髪の毛身体に引っかからないようにレイアウトしていく。


これが平面と球形の帳尻合わせ。


こっち側もデフォルメ這入っちゃうので位置調整。


で、先ずはエアブラシで各部色入れしていく。

彼女(初音ミク)は髪の毛のブルーグリーンとピンクが肝かな。

入れ終わったのでアウトライン少し入れておく。


PCの原画見つつ筆でアウトラインどんどん描いていきます。


エナメルは乾き遅いので攻めていく方向間違うと手にくっつきます。
そうなると全部やり直しになるので慎重に進めていきます。


ゆっくり慎重に繊細に。
中々初老には目がDEATH(笑)

黙々と描き続ける。

1日目、これで目が限界&触れて引きずりそうなので終了。


2日目、また寡黙に描き続ける。

正直ロングブーツの編み上げだけで心が折れる(笑)

2日目終了。
一旦ここでクリアコートして保護する。
顔描いていないのはそれが「肝」だから。
瞳・眉・口。
これ、0コンマ単位でずれると表情全く変わる。
違ったってなって拭き取ろうにも
髪の毛や輪郭も消えてしまう。
しかも拭き取り痕まで残しながら。
それ最悪の結末なので一旦クリア掛けて何度でもリトライできるようにしておく。







描き込みトータル丸3日。
バックと他描き込んでラスト艶消しクリアで完成。





やっぱ私が描くと勝気で強気な表情になっちゃう(笑)
でも競艇選手のメットだからそれでもいいかなw



芦澤選手、度々のご用命ホントありがとうございます。
アメコミ感はどうしても出ちゃいますが
私も自分のフィールドになかったものに挑戦するのは
この年齢になっても愉しくやりがいのあるものです。
以降3年のご武運願っております!!