2019年6月1日土曜日

工房内BGM。

来店したお客さんと店内で流れてたFMラジオの話になる。
「Muneさんは好きな局とかあるんですか?」
「いや、ちょくちょく変えるんすよ」
「じゃあ好きな番組とかパーソナリティいます?」
「やまだひさし・ピストン西沢・バカボン鬼塚・マンボウやしろ」
「あー、それで今の面白い人格築いたんすね!」
死のうwwwww


入庫状況。

先の投稿でレポートあげましたが、
2月・3月・4月入庫のお預かりのものは
概ね6月半ばには全て納品の手筈で進めております。
オーナー様暫し連絡お待ちください。

現在ユーザー枠8月まで埋まっております。
これからのご予約ですと作業開始は9月になります。
何卒ご了承ください。

業者枠も現在完全にいっぱいです。
ホントにこれ以上の入庫が不可能な状態ですので
申し訳ございませんが業者様も6月全てストップとさせてください。
預かったところで作業に取り掛かるのは間違いなく7月からです。
すんません。

STUPID CROWN
Custom&Paint Factory
Mune.T.

エレン。

こいつがウチに来たのがレース開催の1週間前。
スタイロフォームから型取りされたレジン剥き出しのこいつ。
これをレースに間に合わせなければならない。。。。。

当たり前だがこいつはレーサーなので
パテ盛って重くなるとか普通考えられない。
なので凸凹した面をカットしてはフラットに貼り直す作業を繰り返す。
そしてシングルサンダーで削り込んではまた貼るを繰り返す。

ブースの中が足跡出来る位レジンの粉まみれになる。
「パテ粉!!パテ粉!!」連呼されて
「パテぢゃねぇよ、レジンだっての。」とイライラするのは
この時点でワタシの精神力に余力がない証拠だろう(苦笑)

これだけの量のレジンを粉にしてやっと下地をフラットにする。

そしてどうにかサフェが入ったのが木曜日の夜中。
あと2日しかない。。。。

金曜日、車体側の最後のフィッティングのタンクが設置された為
その部分のカット作業でクニさんが車体を持ち込む。

このガスタンクの部分載せてカットした訳ね。

これ、もう日曜日完成したら奇跡な状態。
というより今まで人類がこれ動かした事無い。
当日初陣どころの騒ぎぢゃねぇwww

ボディのカット作業が終わるとクニさんも店へとんぼ返り。
お互いに1㎜たりとも余裕がない
(´・ω・`)

もう金曜日だ。あまりに時間がない。
多色使ってグラフィックとかやってる時間は皆無。
ここは今までの経験で手が勝手に動く効率の良いペイントを施す事にする。
しかもサフェの地肌活かすペイントでイメージ再構築。


で、土曜日早朝にこうなる(笑)



もうね、英国式ドレスコード思いつかないw
しょうがない、だってワタシ嘉手納基地の玄関の地の血統だものw
付け焼刃で英国軍ターゲット入れたけど
どー考えてもスピットファイアではないよねこれ。
どー考えてもP51マスタングだよwww
もういい、
「何度言ったら英国式って理解ってくれるんだMuneさんは」
って、清々しく怒られに行こう(苦笑)


もうね、当日ドッキングしたこの姿観れただけで感無量(笑)

で、いざ走ってみたら

こーなったwwwww

ハンドリングクイックすぎ。
ドライバーのシフトチェンジやパッセンの移動でも敏感に反応して
いちいち左右に激しく揺さぶられる。
挙句コーナー終わりで更に深く切れ込んで側転しかけて
そのまま体勢こそ戻ったが草むらにコースアウト(´;ω;`)
死ぬかと思ったがや(苦笑)

一応決勝走りましたがドライバーもパッセンも走るだけで疲労困憊。

出走前は
「まぁあれだ、俺らの前出るんなら覚悟しておくんだな。
噛み殺すぞ」
とか言ってましたが、
いざ本番走ってみたら搭乗員がこいつに噛み殺されました
(´・ω・`)

堆積層怖い。

先のGUZZIパニアケースと並んで苦労しているパーツ。
Z系のシートカウル。

サフェが入った状態でお預かりしていたんですが、
どこをどう見てもフォルムがエッジなくてデブってて緩い。
深いえぐれ痕があったのでそこを修復しようとペーパー当ててみたら
「ちょっとどんだけあるんだ」レベルで塗膜の層が。

歴代タイに並ぶ勢いの塗り重ねっぷり。
数えられた層だけで13層近くある(笑)
しかも過去の塗り重ねで容赦なくデカールも埋めてる。
その段差を赤パテ(ラッカーのゆるいパテ)で均してる。
当たり前だがこのまま上塗り出来る代物ではない。
この塗膜のバウムクーヘンみたいなフェザーエッジが
ガンガンに吸い込み現象起こすに決まってます。

えぇ、前回のパニア同様手砥ぎで全部削ぎ落すしかありません。
下地がPPなんでやっぱ機械砥ぎは出来ないので。。。。

丸々1日費やして全部落としてやりました。
すると傷一つないとても綺麗な状態。
エッジもぴしっとシャープに出てます。
そうだよね、お前は本来これ位美人なはずだもの(苦笑)

という事でこちらもペイントいよいよ佳境。
K様、あと暫しお待ちを。

しかしこの地道で途方もない手砥ぎの作業重なると
精神的には結構くるものがございます(苦笑)

旧いパニアケースの怖さ。

2月よりお預かりしてるGUZZIのビンテージパニアケース。
これの作業が右斜め上のトラブルが連続して
正直ドはまりしております。。。

このハンマートーンというかエンボスというか、
この部分の傷の修正ついでのレストア依頼だったのですが、
剥いてみれば合わせ面のFRPが相当に劣化していて機能果たせていなかったので
内側から1プライFRP新規で貼り込んで、と思っていたら
もう既に過去にやっつけ仕事でそれやられてる痕跡があり、
しかも足付けせずに貼ってるからペリペリ剥離しちゃってる。
アルミのモールはリベットで止められているのですが、
リペイントで一度解除しようと思っても
この過去のやっつけFRPでリベット埋められちゃってて出来ない。

更に「まじかよ」だったのがこのハンマートーン。
これ、どうやら適当なアンダーコートでそれっぽくしただけ。
しかもこれも足付けしてない。
だからサフェ吹いただけで全部縮れてめくれ上がる。
海外から来た車体だったから間違いなく外人の適当やっつけ仕事。
「もう入ってこねぇだろうからこれでいいや」
外人のクオリティは超絶丁寧か超絶やっつけか、
極端だがどっちかに振り切れてる事が多い。。。。

仕方ないのでやっつけ層を全て砥いで落とす作業へと移行する。
とはいえ下地が金属ではないのでマシン使うのはNG。
下地のFRPごと削ってしまうので。
外せないアルミのモールを保護しながらひたすら手で砥ぎ落す。

当時の黒ゲルが出てくるまでひたすら砥ぎ落す。
片側だけで2日は掛かる。
もう片方やるのに2日。
でもって2セットあるから(苦笑)

やっと落ちた。
当時の黒ゲルまで削ればもうトラブルは出ない。
これでやっと安心して作業が続けられます。

側面が追い込んでシェイプし終わったところ、
後ろ面がこれからのところ。
長い闘いだったがこれで終わる。

感無量(笑)
他の入庫との兼ね合いもあったが
これの下地の整えとFRP補強に1か月半費やした(苦笑)

ここまでくれば言う事を聞く良い子になる。
或る意味FRPの劣化は仕方ない。経年劣化だから。
今回のこの子はどちらかと言うと人的災害。
今までの修理した連中がいい加減な仕事してきたから
こんなハメになっただけ。

ここまでやれば相当立派なパニアに生まれ変わるでしょう。
ビンテージだけど十分実用に堪え得るスペックを有して。
そしてそれこそがパニアの本分ですものね。

やっと上塗りの作業に漕ぎつけました。
ここからはかなり予定通り進むはずです。
O様、あと1週間ばかりお待ちを。

時代は回る。

時代が1周回って凄く良いカラーリングだと思います、R100RT。
まぁそう思うのも無理ないです、だってワタシの廃エースに似てる色なんですし(笑)


車のカラーリングっていうのはその時々で流行というのがあり、
90年代半ばにあれだけ流行したダークグリーン系は21世紀入ってほぼ見かけなくなりました。
ワタシが廃エース入手した2000年あたまの頃は自動車業界はパステルカラー全盛期。
ブラウンメタリックのウチの車は超絶70’s爆発状態でしたが、
更に時を経て2015年前後に細かいパール等で調色されたモカ系ブラウンや
ミルキーなブラウンが台頭し始めましたよね。


時代は回って、この超絶70’sの権化みたいだったブラウンメタリックが
凄くお洒落なカスタムペイントにも見えるから、
流行というのは面白い、と思います(笑)




RITMO ALBEROつっちー、ご用命ありがとう。
デカいから福岡・東京だと送料結構かかっちゃうが、
それでもなご用命、「さすれば」としっかりと仕上げさせて戴きました。

つっちーは催促する事無くただひたすら待ってくれるので、
完全硬化もしっかり終わらせてじっくり時間かけた万全の状態で納品出来るので助かってます。
場合によってはお客さんにせっつかれてるのかもしれませんが、
それをしっかり堤防になって待ってくれているのであれば、
本当に助かるし有難い仕事のパートナーです。
遠いけどwww


意外と手こずる。

現行ドカのスクランブラーのタンクに子持ちライン引けます?と持ち込まれたので、
「これ引いてくれっちゅうラインの位置強制的に確定してるじゃん、楽勝っすよ」
で預かってみたものの。

分割されちょるプレートはエッジ部分斜めにトリミングされてるから
筆が谷間に落ち込もうとしちゃって引っ張るの難しくて、
太い方のライン引っ張ろうとすると
出っ張ってるプレートが筆圧コントロールの添え手の置き場の邪魔して不安定で、
要は物凄く苦しみました(苦笑)

ブースで塗ってるインターバルでやっつけよう的感覚で臨んだら、
結果塗り終ってからがっつり臨む案件になってもうた

何で現行車の造形って無駄にエッジとかエンボスとかトリミングとか多いんだろう。
普通に丸いフォルムで良くね?