2019年6月1日土曜日

エレン。

こいつがウチに来たのがレース開催の1週間前。
スタイロフォームから型取りされたレジン剥き出しのこいつ。
これをレースに間に合わせなければならない。。。。。

当たり前だがこいつはレーサーなので
パテ盛って重くなるとか普通考えられない。
なので凸凹した面をカットしてはフラットに貼り直す作業を繰り返す。
そしてシングルサンダーで削り込んではまた貼るを繰り返す。

ブースの中が足跡出来る位レジンの粉まみれになる。
「パテ粉!!パテ粉!!」連呼されて
「パテぢゃねぇよ、レジンだっての。」とイライラするのは
この時点でワタシの精神力に余力がない証拠だろう(苦笑)

これだけの量のレジンを粉にしてやっと下地をフラットにする。

そしてどうにかサフェが入ったのが木曜日の夜中。
あと2日しかない。。。。

金曜日、車体側の最後のフィッティングのタンクが設置された為
その部分のカット作業でクニさんが車体を持ち込む。

このガスタンクの部分載せてカットした訳ね。

これ、もう日曜日完成したら奇跡な状態。
というより今まで人類がこれ動かした事無い。
当日初陣どころの騒ぎぢゃねぇwww

ボディのカット作業が終わるとクニさんも店へとんぼ返り。
お互いに1㎜たりとも余裕がない
(´・ω・`)

もう金曜日だ。あまりに時間がない。
多色使ってグラフィックとかやってる時間は皆無。
ここは今までの経験で手が勝手に動く効率の良いペイントを施す事にする。
しかもサフェの地肌活かすペイントでイメージ再構築。


で、土曜日早朝にこうなる(笑)



もうね、英国式ドレスコード思いつかないw
しょうがない、だってワタシ嘉手納基地の玄関の地の血統だものw
付け焼刃で英国軍ターゲット入れたけど
どー考えてもスピットファイアではないよねこれ。
どー考えてもP51マスタングだよwww
もういい、
「何度言ったら英国式って理解ってくれるんだMuneさんは」
って、清々しく怒られに行こう(苦笑)


もうね、当日ドッキングしたこの姿観れただけで感無量(笑)

で、いざ走ってみたら

こーなったwwwww

ハンドリングクイックすぎ。
ドライバーのシフトチェンジやパッセンの移動でも敏感に反応して
いちいち左右に激しく揺さぶられる。
挙句コーナー終わりで更に深く切れ込んで側転しかけて
そのまま体勢こそ戻ったが草むらにコースアウト(´;ω;`)
死ぬかと思ったがや(苦笑)

一応決勝走りましたがドライバーもパッセンも走るだけで疲労困憊。

出走前は
「まぁあれだ、俺らの前出るんなら覚悟しておくんだな。
噛み殺すぞ」
とか言ってましたが、
いざ本番走ってみたら搭乗員がこいつに噛み殺されました
(´・ω・`)