2020年9月17日木曜日

コミュニケーションマシン1号。

ただただ黙々と次々と仕上げております。

お次はBMWのデカいRSカウル上下一式。
これ、向こうからこっちへの発送時、〇川にカウル壊された(苦笑)

段ボールに「上置厳禁」ってシールはってあるのに。
カウルのこの部分と箱の破れ位置同じだから何か置いたんだよ。
ウチこういうの治すショップだからまだ良かったけどさぁ、
これ塗り終わった新品だったら膝から崩れ落ちてたよ。。。

でまぁ、この年式もそろそろくたびれ感は満載で、
元の塗装がもう役目終わってる事が多い。
要は全部剥がないと上塗りがまともに出来ない。
これは一部そういう上塗り拒否の「縮れ」が出た。





ちょっとで良かったよ。
酷い時は全身縮れるから。
そうなるとペイント代は正直下地処理に膨大な時間が掛かる為、
最悪の場合倍額にもなり得る事をオーナー様はご承知頂きたい。
何故なら鉄物ならエアツール等のマシンで一気に剥けるが、
これは成形インジェクションのFRP。
そんなモノ当てたら元の形えぐっちゃうし、剥離剤も以ての外。
という事は数日かけて手で砥いで全部塗装落とさなきゃならない。
丸二日それに時間割けば当たり前ですが料金はそういう事になりまする。

で、まぁ忙しくて追い込まれてて写真撮ってないw
アッパーカウルしか画像無いけどロアカウルもあるからね。


裏はこのカウル定番艶消し(正確には5分艶)。
これも結構な手間です。


で、港北の「モギーモータース」へ納品。
モギー、お待たせ。
トラブルシュートでギリギリになってしまい申し訳ないっす。
また何かありましたらご用命をば♪

先にヘルニアの手術終えて無事に退院したこんちゃん夫妻が来訪。
これからリハビリ励みます報告と共に何やらタブレットを。
「暫く会話が困難だと思う入院中の森にこれプレゼントしようと思って」
ほほぅ、筆談用のタブレットか。
「で、Muneさんに魚肉のマーク描いて欲しいんすよ」


未だ入院中の森。
舌癌の大手術の格闘を終え、無事に回復しているが、
確かにこういうのあると有難いかもね♪
当たり前やろ描くよ!!魚肉はファミリーじゃけぇ!!
で、ちゃっちゃとこんなの描く。


で、乾燥待ちの間。
「こんちゃん、これ動作確認した?」
「え、新品そんな事しないでも動くんじゃないっすかね~」
で、やってみる。
書けるけど消せないっちゅう不良品でしたwww
ギャグで書いた1号が本当に1号(お蔵入り)になりんした
(´・ω・`)

「こ、今度動作確認した新しいの持ってきますんで(;^ω^)」
2号、描くか。
何だこの魚肉っぽいザンネンなエピソードは
(´・ω・`)



さて、正直だいぶ精神摩耗してきてますが、
それでも入庫がいっぱいなのでやり続けるしか、ですな。
次々やりますんで暫しお待ちくださいませ。

魚肉、違ったSTUPID CROWNは現在ユーザー枠、
来年2月までもう埋まっておりまする(苦笑)





初期の頃のオーセンティックなSKA時代のアルバム、
今でもワタシの中の傑作10枚の中の1枚です。
R.I.P. Frederick "Toots" Hibbert。。。。

2020年9月16日水曜日

今時ペイント。

大作終わったばかりですが入庫めっちゃ押してるんで
休み一切取らずに次だ、次(苦笑)

こちらはタンクオンリーのペイント依頼。
今時なカスタムに今時なペイントのオーダー。
こんな感じのBIKE EXIEFにいっぱい出てくるこれね。




まぁ新品タンク・色・デザイン全て持ち込みなので
手を抜いたワケでは決してありませんが楽勝です。
半分鉄が腐ってるとか剥いたらパテだらけとか欠損あるとか、
そういうウチの「デフォルト」と比べれば、の話ですw

色とデザイン的にはイメージはアメリカ大陸横断鉄道のAMTRAK。
まぁ実物のアムトラック観た事ないんですけども(笑)
ご用命ありがとうございました!

いい加減倒れそうだけど詰まってるから次!次(苦笑)



今時→近未来→前衛的→と言ったら昔ならディーヴォ→ならば今ならこれ。
チョイスも壊れ始めましたwww
i my me mine i my me mine i my me mine i my me~~♪

2020年9月12日土曜日

DUCATIこそが馬。

思い返せば立ちゴケ転倒による粉砕からスタートした
みゆきさんのドカカスタムペイントプロジェクト。
あ、痛々しい姿なので閲覧注意w

「これを機会にMuneさんにカスタムペイントしてもらおうと思いますー」
「凄い前向きだけど凄い度胸だねー」
こんな感じでスタートです(笑)

で、思えばこの外装の引き取りをしたのがもう1年前。
多分かなりの時間要すると思っていたワタシは
外したボルトを可能な限り元に戻しておいた。
みゆきさんは、っと、ボルトどんどん袋に詰め込んでおるがや(笑)
「みゆきさん、これ元に戻す時どれがどの位置だったか理解る?」
「いやー大丈夫っすよー、たかがボルトっすよ?
どこでだって暮らしていけますよこいつら♪」
「お、おぅ。。。。w」



「キャンディどうっすかね?」
「どんなペイントです?」
「こんな感じっす。赤だとりんご飴みたいな感じ」
「ほっほぉー♪」
で、ベースにはSSでやると最高に贅沢なキャンディに決定。


これにDUCATIへの敬意で旧ロゴとか入れるとカッコいいかもね。

凄い派手な手法使いながらも飽きの来ないシンプルにみせる。
そして大人の女性の艶やかさもそこにさりげなく加える。
うん、ならば表現かなりトリッキーだけど印影でこれ入れてみましょうか。
ケンタのチョッパーのフェンダーでもやったこれね。
上下で印影反転させてるけどこれが重ね塗りの回数で濃淡付ける技法。
めちゃくちゃ手間かかるけど綺麗だと思います。
こちらは完全に下地のフレークの部分もあるので
またこれとはちょっと違う表現と手法を模索する事にします。

「Muneさん、馬入れよう。馬♪」
「馬、かぁ。ちょっと考える」
DUCATIに馬。
実はこれ歴史的にみれば正統な理由が存在します。
その詳しくは宜しければこちらをご参照ください。
我らがみやけんさんが丁寧に記述しておりまする。





まぁ、先ずはキャンディカラーの下地の更に下地、シルバーを。
各パーツの一部マスキングしてるのは、
その部分あまりにも塗膜の肉がつくと
組み立て時に干渉抵抗が大きくなり過ぎて
穴位置が合わないとか最悪組み上げられないとなるから。
それ位最後のフィニッシュまでにクリアが都度入るからです。
マスキング部分は組むと見えない部分なので、
下地のサフェーサーで留めておいて、
最後の赤キャンディだけ入れてクリアコートに収めるように設定します。


で、同じような画像ですが次の工程でフレーク(ラメ)まぶします。

同じ様な画像になるのはある意味当たり前です。
これが中で塗装する際のベスポジだからっす。

とはいえ自分でもシルバーの画像とフレークの画像、
サムネイルのままだと判別つきませんでしたww


で、このフレーク。
当たり前ですがクリアが超絶凸凹になります。
これを平滑に砥ぎあげないと次のキャンディでも「アラ」が出ます。
更に砥ぎ上げてる際にフレークの頭が出てくると
その部分がキャンディで黒っぽく色が載ってしまいます。
ですのでガンガンに砥ぎ上げる為にもクリア相当入れなければなりません。
このドカの外装全部を砥ぎ上げるのに2日は要します(苦笑)

で、いよいよロゴ入れ。
簡単に書いてますが、綺麗な陰影でインストールする為に
何度もシュミレーションして順番を決め、
テストピースも何度もしてます。
正直プレッシャーでだいぶヤラれて放置も本音ですが然り(苦笑)
みゆきさん、ホント待たせてごめんね。。。。

まずは旧ロゴをマスキングに落とし込み。
さて、ナイフ入れますか。

一番浅く見える場所からのスタートとなります。
実は視覚的に一番深く見える場所が一番最後の作業だったりするのです。
だから頭使わないと思った仕上がりにならんのです(苦笑)

次は月桂樹(ローレル)施しましょうかね。
影絵みたいに下から1枚ずつエアブラシで。

気合い。集中力。挫折禁止。
因みに印影は赤の繰り返しで入れており、黒は微量しか使ってません。
全ては赤の濃淡だけで描いてあります。

こんな感じで片側終わりました。ざっと16時間ほど。
左右ありますwww
この画像の時点でみゆきさんに送ったらビビられました。
「ち、ちょっとド派手過ぎませんかねこれ」
落ち着いて、ちゃんと馴染む計算になってるからw

タンクの方の現行ロゴは銀箔にスピニング入れて。
因みにこのスピニング、我々ぺインター界隈はそう呼んでますが、
高級スイス時計のムーブメントなんかにも施してありますよね?
あれ、時計界隈ではこの技法「ペルラージュ」と呼ばれています。
あと、デコトラとかよくステンレス部品にもこれよく施してありますね。
という事でデコトラと言えばのやすじさんに訊いた事があります。
「やすじさーん、あれデコトラの世界では何て呼ばれてるの?」
「んー、ぐるぐるやねー」
い、潔くてわかりやすくて、1周回ってカッコいいwww


で、仕上げに希望の濃さの赤キャンディで全てをコーティングします。
これで絵を「沈めて」いくのです。


ダクトの周りとかも敢えてシルエットを引き立たせる様に印影を。
これでデザインを更に強調させる感じですね。

銀箔のペルラー、もといぐるぐるはここまで馴染ませてさりげなく。
あ、でもドカは欧州車だからペルラージュでいいかw

最後までみゆきさんと私で「入れる・入れない」でバトルした馬。
どうにかこうにかデザイン上手いモノ見つけて出して
ではインストールとなる。
こちらもアートナイフ切り出しで左右反転。
とはいえ上のロゴよりは簡単。

ステッカーの様な貼っただけなチープ感にならないように
馬にも印影しっかりつけておきます。

仕上がりの赤に+もう1発って事で、この段階で赤1吹き。

うん、良さげだね♪
こちらは昔ながらな馬にもせず勿論フェラーリにもさせず、
この年式のドカに入れてもしっくりくるデザインで。
あ、でもちょびっとたてがみの部分とかにエリア88入ってるかもしれないw
新谷かおるデザイン、か(笑)

で、馴染ませる。

で、外したパーツを過去の画像観ながら再現復刻していく。

苦節1年。ようやく完成(苦笑)
途中私が挫折しかける・みゆきさんバイク熱失う・2人でケンカする等
紆余曲折ありまくりながらもここまで漕ぎつけたw
さて、組み上げに向かいましょう。

いざ、出発。
9月だというのに気温34度。
田村宗正、廃エースの中で死にかけるw

「Muneさん蕎麦食いにいきましょうよ♪奢るっす!!」
「お、おぅ。蕎麦かいいね♪ご馳走様っす」

もしかしたらと思ってたが、みゆきさん。
この時点では組み上げとか1時間ちょいもあれば終わると思ってたらしい。

SSバイクは各部カウルが複雑な組み上げでドッキングするので、
専門ディーラーでメカやってない限り1発では組み上げられない。
やってみて「あ、こっち先っぽいね」でまた外したりを繰り返す事になる(苦笑)
で、外したボルト。
やっぱりこれがどれがどこのモノだったかわからなくなるww

同じパーツを付けたり外したりを数回繰り返しつつ組み上げていく。
34度炎天下。ちょびちょび休みつつ。
「Muneさん飲み物色々用意してあるんで好きなの飲んでくださいよ!!」
「あ、ありがとー♪助かるわぁー」
「あ、さんぴん茶ありますよ。それ飲みますよねMuneさんなら!!」
「お、おぅ。そりゃまぁ飲むわなー」
華麗に選択肢を絞る京女、みゆき嬢(笑)

後半、やはりまとめちゃったボルト類で苦しむ我々2人。
「Muneさん外した部分流石っすよね、ボルト残してあって。流石っす」
「みゆきさんは何でボルトまとめちゃったのよ」
「えぇしゃあないっすよ、アタシゃ京女なので」
うん、1回全京都の女性に謝ろうかwww

そんなこんなで組み上げ始めて5時間。

みゆきさんのDUCATIカスタムペイントプロジェクト、完成。

ホントお待たせしました、みゆきさん。
でもおかげさまでこっちも採算度外視で存分にやらせてもらえました。
私が思っていた手法の全てで派手なのにシックで大人っぽいの出来ました。

仕上がってこんなにも喜んでもらえたのは何よりです。
今年はホットロッドショーがコロナの影響で中止が決まったので、
ワタシにとってもこれが2020年の最高傑作であるのは間違いないっす。

で、私やみゆきさんではこいつの魅力をしっかりと写真に収めるのが無理ですw
どなたか腕のあるカメラマンの方、こいつを撮ってください(笑)
で、お願いですからその写真HPで使わせてwww
キャンディ撮影メッチャむずい(´・ω・`)

で、みゆきさん車来てるから車道出るの危ないってのww
マフラーとスクリーン交換終えたら立川まで遊びに来てくだしゃんせ♪
完成記念でウチで1杯やろうぜよ♪




えぇ、「赤」ってだけです関連性www








2020年9月9日水曜日

Ducati Multistrada 1000DS custom。 

相変わらず稀有な「改良」を施す人よね、46さんは。

この世のビルダーでこの「改良」が成し得る人ってのは早々いないと思う。
純正というのはメーカーのエキスパートな方々が知恵を絞り、
万人がどんなシチュエーションで使うのかも織り込み済で、
そこにメーカーがそれこそ莫大な資金を注いで造られている。

大抵の人の「サス変えた~」とかはフロントは変えてないとか
要はトータルのバランスを鑑みてない。
そこだけ潤沢なパーツを奢ればいいってモンでもない。

更に言っちゃえば、まるでプロダクション品かのように佇む、
そんなカスタムやモディファイという洒落たセンスに中々到達出来ていない。
「ほれ、これ変えたんよ。どや♬」は、実はそんなにカッコ良くもない
(あくまで私個人の持論です)。

どこまで車体全体に統一感が漂っているか。
取ってつけたメタボリックなニュアンスを色々変えててもどう気配消すか。
そしてそれが如何にパフォーマンスを発揮しているか。
「改良」とはそういうものだと思っています。


ただ、カスタムというのは所有者の満足、それだって勿論良い。
「改悪」としか思えないものだって、
「俺にしか乗れない」は立派な所有欲でもあると思う。
「改悪」が自分のオンリーワンであるならばそれもカスタム。
本人が理解してて苦労してるのに涼しい顔して乗ってる。
うん、それも傾奇者としていいではないか♪


46さんを褒めた直後に真逆も褒めたのには書いてる途中で、
「ワタシのGUZZIはどー考えてもアールデコでフラムボワイヤンで
改悪でメタボリック建築ではなかろうか」と気付いた事と、
そんな車体を事もあろうに46さんに製作させてる事に気付いたからである。

でも俺のなんでそのまま造ってください、46さんwww