2020年9月9日水曜日

Ducati Multistrada 1000DS custom。 

相変わらず稀有な「改良」を施す人よね、46さんは。

この世のビルダーでこの「改良」が成し得る人ってのは早々いないと思う。
純正というのはメーカーのエキスパートな方々が知恵を絞り、
万人がどんなシチュエーションで使うのかも織り込み済で、
そこにメーカーがそれこそ莫大な資金を注いで造られている。

大抵の人の「サス変えた~」とかはフロントは変えてないとか
要はトータルのバランスを鑑みてない。
そこだけ潤沢なパーツを奢ればいいってモンでもない。

更に言っちゃえば、まるでプロダクション品かのように佇む、
そんなカスタムやモディファイという洒落たセンスに中々到達出来ていない。
「ほれ、これ変えたんよ。どや♬」は、実はそんなにカッコ良くもない
(あくまで私個人の持論です)。

どこまで車体全体に統一感が漂っているか。
取ってつけたメタボリックなニュアンスを色々変えててもどう気配消すか。
そしてそれが如何にパフォーマンスを発揮しているか。
「改良」とはそういうものだと思っています。


ただ、カスタムというのは所有者の満足、それだって勿論良い。
「改悪」としか思えないものだって、
「俺にしか乗れない」は立派な所有欲でもあると思う。
「改悪」が自分のオンリーワンであるならばそれもカスタム。
本人が理解してて苦労してるのに涼しい顔して乗ってる。
うん、それも傾奇者としていいではないか♪


46さんを褒めた直後に真逆も褒めたのには書いてる途中で、
「ワタシのGUZZIはどー考えてもアールデコでフラムボワイヤンで
改悪でメタボリック建築ではなかろうか」と気付いた事と、
そんな車体を事もあろうに46さんに製作させてる事に気付いたからである。

でも俺のなんでそのまま造ってください、46さんwww