2025年10月15日水曜日

労働軍神。

久々に業者間で色々交流交える
「たまに多摩に集う会」やりましたよ。

2輪・4輪。
旧車・現行。
ペイント・メカニック・エディター。

前回催したの2018年だったんやね。
コロナ挟んで久しぶりの宴っした。

最後に催した時結構な大人数で(30名オーバー)、
そうなると終始固まっちゃって交流してないただの飲み会だったし、
人数いるのが目的じゃないからね。
今回は初心に戻ってほぼ多摩地区オンリーで。
でも右の人長野の茅野から参加したんだけど(笑)

Photo by職質のプロ、ヒゲ君(今年8回拿捕されてる)。
ここバス通りで運行終了してる時間だって説明ないと
私含め前歩いてる3人完全にチンピラだぎゃw

また来年企画しますねん。
さて、ワークライフバランスなんか最初から持ち合わせてない面々、
また猛烈に仕事こなしていきましょうかいの(笑)




2025年10月13日月曜日

夜来香。

10年以上前にVelocetteペイントご用命頂いたNさん。
お久しぶりでございまする。
今回はどういったご用命で?

こちらのいい感じでヤラれてる戦前のお椀型ヘルメットを

こんな感じでStainedさせる事って可能ですか?
ちょっと観えない場所で溶剤のパッチテスト施してみて
大丈夫そうだったのでお預かり。

4色(4本)エアブラシ駆使してるので
途中過程撮ってる場合じゃなかったので
いきなりですが完成(笑)



元のダメージと汚れを最大限活かして
ほんのちょっと濃淡でエイジングを演出して
艶もぼかして年相応に馴染ませてフィニッシュです。
絶対元からこうだったとしか思われないと思います。
ここで晒しちゃっますけどもw


喜んで戴いての納品でした。
Nさんまたのご用命ありがとうございました!


英国車だからGミラーとかビッグバンドジャズの方が合うんでしょうけど、
同じ戦中戦前の李香蘭をチョイスさせてください(笑)
「支那の夜」「蘇州夜曲」も好きですがこれも好きな曲です。



Black And White。

昨年発売されたばかりのBMW R12。
ペイントのご相談でご来訪。
黒ベースに白の子持ちラインというご希望。
BMWの定番中の定番のあれですね。
確かにR9Tでもそれペイントしましたが、
このR12の造形ではどうだろ?と思いまして。
で、お客さんにご提案。
「あっ!それいいですね!!それでお願いします!!」
ご提案は流れの後に。

「いつから入庫させればいいです?」
「新車だし現行だし下地問題なさそうですからね。
丁度今ロッドショー前で比較的空いている状況ではあります」
「なら今日このまま置いていきます!!」
おおぅ、納車されたばかりで1000㎞点検行った後
そのままペイントでお預かりか(笑)
んでは早速取り掛からせて戴きますね。

で、夜には外装降ろし。
現行だからネジ全部トルクス。
工具用意しておいてよかった(笑)

で、タンク降ろした。
現行フューエル以外も色々タンクとアクセスしてて結構大変。

お預かり時
「これガソリンどれくらい入ってます?」
「すみません、まぁまぁ入ってます」
この大きさでまぁまぁだと15ℓは入ってるかな、で抜いてみたら
10ℓにも及ばない量しか出てこなかった。
裏観たらバッテリーやらエアクリーナーやらモジュールやら
それら避ける為のエグリが凄かった。
オーナーさんに確認したら
「満タンでも15ちょいくらいです」
ひょえー。
こんな大きなガタイしてて容量少ないのね。
でもってその容量で大型車のこれでツーリング行っても心配ないのね。
燃費いいんだなぁ。

この黄色と黒のグラフィック、デカールなんでしょ?
と思いながら剥いでみて驚き。
これ、メーカーで塗り分けなん!?
しかもこれ、申し訳ないけど大した発色のイエローじゃないから
隠蔽の強いオキサイドイエローとかオーカーとかでいいやん。
なのに下地に白塗ってから黄色塗ってるがや。
メーカー純正で人が塗り分けでペイントしてるって事に驚いた。

更に驚愕したのがタンク上面。
純正でパテ盛ってある。
21世紀にもなったご時世でメーカー純正でパテ、だと!?
ちょっと意味がわからない(苦笑)

全部剥いて謎が判明。
このタンク、上面真ん中で溶接されてる構造なのね。
だから念の為パテ盛ってあったのか。
とはいえメーカーの溶接だからレーザーみたいに綺麗。
こんなのサフェで余裕で埋まるしまっすぐになる。
あ、メーカーではそこは薄い膜のウォッシュプライマーだものね。
だからパテ入れてたやね。

このR12で使われてるEg他にも形違いのラインナップ結構あるようなので
もしかしたら販売状況様子見してこの工程なのかも。
これで販売好調であれば正式に金型作って量産なのかもしれない。

しかし21世紀になって純正でパテとはね。
50年代のイタリア車は純正でパテ堂々と盛られてる事あるから
まぁそこまで驚きはしないけども。

というワケで現行だから下地に問題あろうはずもなく
ちゃっちゃと進めていきましょう。


で、完成(笑)
現行で下地無問題だから早いのよ。
それ位旧車は下地大変って事っす。






一瞬塗り終えて
「あっやべぇっ、これSUZUKIのGT750に似ちゃったかも」思ったが、
過去ギャラリー観たらそうでもなかった。
安心したw

これ、お客さんに提案させてもらったの、
「どうせならBMW初の量産型だったR32モチーフにしてみませんか?」
だったのです。
お客さんに画像見せたら「いいですねこれ!!」となりまして。



R9Tってリアフェンダーないのでそうは考えなかったのですが、
このR12グラマラスなリアフェンダーだったので
ここにR32の塗り分けスキーム落とし込んだら似合うな、と。


淵まで回り込んだ太めのホワイトと子持ちライン。
BMW初のモーターサイクルへのオマージュ。
もしかしたらウチのペイントの方が
元よりBMWらしいんじゃないかと(笑)

H様、即決でのご入庫とご用命
ありがとうございました!!






グノシエンヌ。


ここ半月ばかり、
隣の幼稚園から運動会の練習なんだと思うが
園児さんの頑張ってる黄色い声がいっぱい聞こえてた。
この歳になると無条件で応援したくなっちゃうw
それも先週末で終わった。
無事に雨に降られず良かったのぅ。

最近の人、音に敏感過ぎて文句垂れる人多過ぎるよね
(当社比)。
モルダウとかボレロとか聴いたら
後半で死んじゃうじゃないのかって心配になるよ。
はげ山の一夜聴いて耐性つけておくといいよ。
ただし後半寝るなよ!!最後まで聴けよ!!
寝たら曲中の魑魅魍魎と同類だかんな!!

※こちらのスラッシュメタルのメコンデルタのはげ山の一夜は
かなり上級向けですので原曲から馴らす事をお勧めします。



一億総エリックサティのグノシエンヌ化。
メコンデルタ貼ろうかと思ったが
1個前大貫妙子さんの美しい曲だったから
サティにしておきます。
まぁ私の事だからすぐデスメタルやグラインドコアに戻るけどw

2025年10月8日水曜日

カイエ 1。

リビングで私ら夫婦と一緒になってくつろぐヘビ。

リラックスし過ぎてあくびする。
実際のところはヘビは変温動物なのであくびはせず「顎直し」という行動。
でも相当リラックスした時に行う行動ではあるので
やはりこいつもリビングで結構くつろいでるのは間違いなさそうです。

夜になるとしきりに
「ここ開けてくだちぃ。散歩させてくだちぃ」
とアピールしまくり

出すと激しく動き回るでもなく
時折こうして首持ち上げて宇宙のアカシックレコードと会話してます。
多分相対性理論のワームホールの事や量子力学、
E=MC2な会話してるんだと思います。
日本語喋らないから真相わかりませんけどもw

ヘビだけど黒目で顔が何だかカルガモとかアヒルっぽいです。
MVとかは音に興味あるのか映像に興味あるのか結構じっと観てます。
まぁこいつド近眼なんですけども。
この日は夫婦で渡辺篤史の建物探訪観てたんですが
人の住処には興味ないらしく
ずっとあさっての方向のキッチン観てましたw

何か達観した顔してスマホ近づけても微動だにしませんが
人間で言うところの中学生か高校生です、こいつの年齢。

ようやく散歩し始めたかと思うと
リビングに鎮座してるシャチのぬいぐるみに結構な頻度で絡みつきます。
恐らくこれは本能で平地に出るのを警戒してるんだと思います。
上空から鳥に捕捉されれば人生終わりですものね。

ただビジュアル的にはシャチに捕食されてるようにしか見えませんけどね。

こいつらコーンスネーク夫婦はずっと寝てます。
1日20時間以上ほぼ寝て過ごします。
赤い紐と黒い紐飼ってると思うようにしてますw




ボールパイソンっていうと中々大きいので
飼育箱にドクロとか置いてデンジャーな雰囲気ディスプレイする人いますが、
実際はめちゃくちゃおっとりのんびりしてて超温厚な性格してます。

彼の夜散歩はどっちかというとこんな曲のイメージっす(笑)



Ichola Budha。

以前リペイントしたEさんのDUCATI。
元が私の塗装ではないのですが
どうやらその元で下地に何かあるようで
また塗装が膨らんできちゃってるとの事なので
今一度入庫。
今回は初めて塗るシートカウルも一緒に補修です。
因みにEさんは4輪メルセデスの内装のウッドパネルでも
ご用命頂いているヘヴィリピーターです。

タンクはかろうじてデカール逃れてるので
めちゃくちゃピンスポットでサフェ入れていきます。
仏陀(神)をマスキングで使うようなうつけ者は
延暦寺を焼き払った織田信長と私くらいだというのは有名な話だが
仏陀に限らず近寄る者はイエスだろうとムハンマドだろうと同じ使い方するよ私。

霊友会はA4全ページ上質紙だから使いやすい。
礼言う会。
幸福の科学は岩波新書サイズで使い物にならない。
出直してこい。
創価学会は手ぶらで来るだけで生産性のかけらもない。
与党から離れろ。

私が崇拝するのはアステカ文明のチャックモールさんだけだ。
岡本太郎はそのとばっちり受けてるだけだwww

で、シートカウルはラインに修理箇所かかっちゃってるので
デカール用意していただく。
んが、ちょっと怪しいと思ったらゴールドの色味違うやん。
「ええぇっ!同じショップから買ったのにですか!!」
そうなんす、海外だとこういう事もデフォルトなんす(苦笑)
このシートカウルも今回7回目のペイントだとわかり、
タンクも元のペイント少し危なっかしいので
このデカールは次にオールペンする時に使用しようとなる。
何か数年で下地がぷくぷく浮いてくるので
仰る通り一度ウチで全剥離した方が良いかと思われます。
仕方ないので今回シートの帯は塗りで調色して施工しましょうか。

完成。


小さな凹み数か所・ガリ傷全て修復OKです。

シートカウルもデカール色違いだったので
今回上面調色でガン吹きでフィニッシュです。



Eさん、毎回のご用命ありがとうございました♬
この車両オールペンの際は徹底的にストレートボディに仕上げますね!




How Many Tears。

北海道よりBMW R65LSの外装一式のレストア&カスタムペイントのご依頼。
LSといえばあれです、奇才ハンスムートのデザインっすね。
BMWが依頼したものの
あまりのぶっ飛びっぷりに完全にビビり散らかし
この1シリーズで終わってます。

でもそれをスズキが目をつけて
もはや戦後40年経た1980年あたまに日本刀をモチーフとした
狂気の沙汰としか思えないKATANAをデビューさせます。
が、これがその後空前の大ヒットとなったのは皆様の知る限りです。

これに気を良くしてハンスムートと再びバイクを世に出しましたが、
これが東京タワーモチーフというまたまたぶっ飛びデザインで、
東京タワーなのにコマツ建機にしか見えないという狂気の沙汰でしたw

因みにウチの工房は結構カタナ塗ってます。
レアな3型をカスタムもしたりしてました。
リトラクタブルライトのあいつですね。
因みにこの3型はスズキ社員のデザインです。

ハンスムートデザインのカタナは小柄な私には大柄過ぎで
ハンドルまでが遠いのにシートの段差がめちゃくちゃあるので
逆刃の日本刀で身体真っ二つにされるんじゃないかって位乗りにくいです。
でもこの3型は結構小柄でも乗れるコンパクトさだったの覚えてます。
ホビット族以外にはどーでもいい豆知識です(笑)

このLS、あまりにマニアックな車種なので
ほぼ世界中どこ探してもリプロ出てないんすよね。
サイドカバーが片方挿し込みのグロメットが完全に欠損していたので
「これどうにか再生できますか?」と打診されたので
ウチでは珍しいプラリペアでツメの再生を試みてみました。
幸いもう片方がこの部分完全体でしたので
そっちで形状型取りして

欠損部部をプラリペアで再生。
プラリペア強度が心配で今まで使ってきませんでしたが、
こういう世界中探してもないパーツには必要かもしれませんね。

ただ、フロントフェアリングのメーター周りの樹脂、
こっちの方は左右どちらもこんな感じで完全欠損していたので
元の形がまるきりわからず。
こちらは残念ながら諦めて戴く形となりました。
元の形がわからないものは流石に再生不可能です、すみません。

インジェクションFRPのフェアリング裏にも
なんとも香ばしい以前の修復痕が。
ビジュアル的にも全然修復されていないスメル漂わせまくってます。
何かゴムみたいなガムみたいなの貼り付けてあるだけだし。

剥いてみたら案の定です。
メキメキ割れてるクラックの上に擦り付けてただけです(苦笑)
多分表面はパテでごまかしてあると思われます。
確信犯のやりそうな事は25年仕事してて織り込み済みですw

がっつり下地の成形インジェクションFRPが露出するまで剥いて
上からFRP新規貼り直しでクラック完全に埋めておきます。
成形インジェクションFRPとは粉々に砕いてペースト状にしたFRPを
型に流し込んで成形するタイプのFRPで
90年代あたまくらいまでのBMWの外装では非常に多く使用されています。
PPと違って元よりFRPなので新規レジンの貼り付け相性は抜群です。
欠点はPPよりも経年で瘦せ細って俗に言う「骨粗鬆症」になってしまい
徐々にクラックや割れが出やすくなってしまう点です。

シートカウルもあちこち割れ欠けあったので修復していきます。
こちらも成形インジェクションFRPです。
LSはサイドカバーだけがPP、タンクは勿論スチールです。
この部分完全に割れていたので裏表から新規FRPバインドです。

裏側も折角なのでFRPだけじゃなくパテも入れて
しっかりスムージングしておきましょう。
こうなれば修復歴は皆無となります。

あっと、シートカウルエンド部は完全に欠損しちゃってますね。
こっちは新規FRPで再生しておきましょう。

先ず裏側からFRP貼り付けて

裏をしっかりと成形しておきます。
こっちもスムージングして修復歴無い様にしときますか。

で、次に表面FRP貼っていきます。

おぅ、FRPだけでかなり形になりましたね。

細かいラインの繋がりをパテで成形してこれで完了です。

タンク剥いてみましょうか。
お、この車体元はレッドだったようですね。

うん。


間違いないですね。
元色レッドでシルバーで3回塗り直されてます。
自分の車体の地金の姿とか中々観れないので
作業レポートでオーナーさんに画像お送りします。


で、ここで個人的に緊急事態が発生。
7月より新規導入したクリアが色々トラブル生じまして。
廃番になった前のクリアで当たり前の様に出来ていたペイントが
新しいクリアではことごとく失敗するという危機的状況。
メーカーとトラブルシュート対策に追われ、
結果別のクリアで問題解決したのですが、
この一連の問題脱却までに10日程費やしてしまいました(苦笑)
正直25年で3回クリア変えてますが
こんなにも言う事きかないケースに陥ったの初めてで
精神的にかなり参りました。

という事で色々追われ過ぎて途中過程なく完成(苦笑)

上面の文字入れはオーナさんからのオーダー。
実は純正のシルバーに見えますが
タンクのエッジやエンブレム周辺とかに僅かに濃淡つけてます。
あくまで純正然であるように見せているので
前外装ホントうっすらとデザイン際立たせる程度に濃淡入れてます。

ヘッドライトの窪みとかほんの僅かに。
唯一濃淡が良くわかるのがLSの文字ですかね。
これら全てオーナーさんからのオーダーです。


クリアでとんでもない問題出て暫し作業ストップしましたが
問題解決して無事に納品です。
K様、この度はご用命ありがとうございました。






過去に前例のないクリアいう事きかない問題で
10日間どんだけ精神病んで涙した事か。
というワケで曲はこれw