という事で希少なイタリアン続編です。
今回の調理相手はこちら。
1950年代のフェアリング(カウル)とタンク一体型の外装です。
当時350㏄や500㏄のGPレーサーでは
フロントタイヤまでフェアリングで覆う空力デザインの
通称ダストビンカウルが一時期大流行しました。
通称ダストビンカウルが一時期大流行しました。
が、結果車重がかさむ結果をもたらし、
確かに空力良いんだけどその分スピードがかなり上がって
当時のグランプリでは危険と判断されて
当時のグランプリでは危険と判断されて
1958年に廃止となりんした。
そんな時代、小排気量も空力デザインに突っ走っていきます。
しかしレースでのダストビン禁止でこちらもブームが終わります。
あとこっちはタンク脱着時ハンドルも降ろさねばと
整備性考えてなかったっぽいですw
整備性考えてなかったっぽいですw
今回はこのGILERAにセットアップして蘇らせるプロジェクトです。
おほぅ♪こいつはそそるぜ♪
前のMOTOBI同様50年代の外装なので総パテだらけです。
まぁ薄い塗膜のラッカー時代なので仕方ないです。
むしろ現代のウレタンで塗られていながら
それを溶接でドッキングさせたみたいですね。
微細に凹凸いっぱいあります。
まぁじゃなきゃ横の膨らみ叩けないっすからね。
大まかなデータは把握しました。
これもMOTOBI同様1度がっつりサフェ入れて
溶接部はその後パテ入れて成形して
残りは手砥ぎでライン出るまで砥いでみて
絶対に1回のサフェで終われるような凹凸ではないんですけど、
かといって総パテかます程でもないので
兎に角入念に砥いでストレートライン出していきます。
MOTOBIもそうだったんですが、こいつも裏のトンネルが酷い。
BMWのミュンヘナーばりに狭いライン峡谷ばりのトンネルなんですが、
歴代のペインターが横着してミストで荒れたまま次塗る。
これ回数重ねるとトンネルが蔵王の樹氷みたいになっちゃうんすよね。
しかも狭いから余計に「観なかった事」にしてる。
車体に載せちゃえば観えない場所ではあるけども
手入れたら傷だらけになっちゃう荒れっぷりはどうにかしたいっすよね。
私手小さいので(身長もw)
ド根性で手ェ突っ込んでガシガシに砥いで平地に戻していきます。
ド根性で手ェ突っ込んでガシガシに砥いで平地に戻していきます。
フェアリングの内側も荒れ荒れだったので根性入れます。
シルバーのツートーンなので
トンネルやフェアリング内側マスキングします。
正直今までやった事の無いマスキングパターンですw
さて、シルバー入れましょうか。
正直人生で見慣れない物体が吊り下げられていますw
無事終了、最後のトップコートクリア施しましょうねー。
なんかバイクのタンクではなくて
試作でボツ喰らった東京モノレールのプロトタイプみたいだw
あ、若い人この色の東京モノレール知らないか(苦笑)
私にとって浜松町から乗るモノレールは
「はっさ!!うちなん帰れるやっさー♪」で
「はっさ!!うちなん帰れるやっさー♪」で
テンション爆上がりする乗り物だったので、
この色だった東京モノレールにはめっちゃ思い入れがあります。
あと敢えてジャンボじゃなかったDC‐10とかトライスターとか、
南西航空戻り(多分羽田で重整備)で貧乏くじの737とか。
あの頃の737って航続距離短くて、
あの頃の737って航続距離短くて、
一旦燃料補給のトランジットで大阪か福岡降りるのよね。
おかげで那覇着くの倍くらい時間かかるの(苦笑)
今ではその737タイ位までは無給油で飛べるし
大量輸送時代の象徴だった747は引退するしで
時代が変わってベストセラー機になったものね。