これでも治して塗ってます。
赤鼻の外装、オリジナルペイントだから死守したいらしく、
でも内側5㎜程の穴開通してて当たり前だがこのままでは使えない。
でもどうしてもオリジナル塗装死守したい。
でも内側5㎜程の穴開通してて当たり前だがこのままでは使えない。
でもどうしてもオリジナル塗装死守したい。
Tig溶接だと穴廻り絶対に錆で地金痩せているし
熱膨大にかかるから表面も焼けちゃうからそれでは無理。
表面守るべく濡れ雑巾びっしり当てて熱逃し処理。
患部に慎重にバーナーで熱入れて穴周辺にハンダ置いて
上から薄い鉄板載せてそれにまた熱加えて一体化させる。
そして更に上からハンダ溶かし込んでバインディング。
ハンダは無論鈑金ハンダの通称「ナナサン」ね。
この段階で水没エア漏れテスト余裕で合格。
念を入れて盛りハンダ全体をエポキシで覆い被せて
色吹いて周辺に合わせて汚し入れてフィニッシュ。
無論表面熱焼け一切なく無事です。
オリジナル死守したい気持ちはわからなくもないですが
これはあくまで完治ではなく延命措置になると思います。
穴が開くという事はその1点だけ腐食してるとは到底思えない。
周辺ほぼ腐食で地金痩せているのは間違いないでしょう。
タンクの声がもし聴こえるんだとしたら
「1回ちゃんと治してくれ!!俺まだまだ頑張れるから!!」
が物の本質の本音だと思う。
これも一つの技であり選択肢ではあるのですが、
手放しで正解ですとは言い切れない自分がいるのは事実。
ペインターでもありますが修復師でもあるので
中々自身の心の据え方が難しいなぁと毎回思います。
完全オリジナル主義の人からすれば
私のペイントはオリジナル殺してる行為なんすよね。
でも物の寿命を延ばす為の作業でもあるわけですから
でも物の寿命を延ばす為の作業でもあるわけですから
そんな私からすれば瀕死の状態を延命でかわす事も
オリジナルを殺してる行為とも言えるんですよね。
「お題」は同じでも着地点は対極、
といったところでしょうか。