2023年5月16日火曜日

たった15.3㏄。されど15.3㏄。

春先預りでスタート予定だった地元立川のZXR250の青年君、
すみません連絡先伺うの失念していて
電話連絡出来ずにいます(当方の登録ミスですスミマセン)。
こちら観ていたら連絡くださいませ。

↑暫く当人から連絡来るまでこれ、常に貼らせてください(苦笑)




オイルラインが抜けてしまってEg焼き付いちゃったジャイロ
我が工房ではこれはカスタム車でもなんでもなく、
稼働率ダントツ1位の「はたらくくるま(ミニカー登録だし)」。
お不動様のまま2週間ちょい過ごしたが
動かないと猛烈に色々困る事態が山積してしまった。

SNS上で「程度良好ノーマル腰上余ってるんでどうです?」
と、願ってもないコメント戴きありがたくお願いしたが、
それがいつ届くかは先方さんの都合もあるのでわからない。
クレクレタコラが催促するとかマナー違反極まりないw

という事で暫定でも何でもいいので入手する事にした。

ネットであれこれ観てるとまぁまぁ社外品売ってるのね。
だが純正同様の排気量50㏄のものは殆どなく、
ボアアップキットが大半。
ま、皆さまどうせお金かけるならボアアップしたいのが人の心でしょうな。
で、このキットも価格がピンキリで豊富ったらない。
下は5千円未満の中華製から上は専用シリンダーヘッドまで準備されてる
日本製のクオリティの高いものまでとにかく豊富。
そして当たり前だけどドカやGuzziみたいな価格でもない。
要は普通に10万とか超えるラインナップではない。
というか国産ハイクオリティでも1万円ちょい。
画像で判断するに中華製はポートとか凸凹で
こっちでポート研磨とかしないと使い物にならない品質だったので
ここはポン付けいけそうな日本製を購入する事にした。

速攻で来た(笑)
50㏄から65.3㏄まで排気量上がる国産ボアアップキット。
うん、目視する限りではかなり精度高そうですな。

当り前だがそうはいっても組付け前に面取りやバリ取りは施した。
でもそれもほんの軽くで全然OK。
んでは今の腰上バラしましょうかね。


おおぉ、やっぱ焼き付いておる。
縦線傷でガリガリやんけ。。。。


ウチの生贄の神様(チャックモール)にピストンを捧げる。
手前から時計回りで今回焼き付いたガビガビのジャイロのピストン、
サーキットでビッグエンドをBIGにENDしちゃったドカ、
リング音出てたけど騙し騙し走らせてたエルシノア、
トラブル無かったけど純正400ピストンで高圧縮にしてお役目終えたSR500の。



組付けて早速翌日試走してみたけど、
実はこの時点でちょびっと問題が生じた。

ビッグボアのこのシリンダー、
その口径のピストン飲み込む為にシリンダーが若干ノーマルより大きい。
マフラー出口のエキマニ部分の位置がノーマルと変わっちゃう。
社外のチャンバー使用してる人なら
そこで生じた誤差を後ろ側の取り付けで辻褄幾らでも合せられるでしょう。
が、私のジャイロは純正マフラー使用しているので、
どうしてもこのエキマニ位置のオーバーハングで純正マフラーがつかない。
純正はその精度故にステーの穴位置が長穴とかにはなっておらず、
もうドンピシャで装着できる事こそが純正たる精度の賜物ですが、
皮肉にもそれ故にエキマニ側から組付けでいくと
エンド側はもうまるっきり穴位置が合わなくなる(苦笑)
純正マフラーは2ピース構造なので、
エキマニ・ジョイント部・エンドと全部を先ずユルユルで組んでいって
最後に徐々に増し締めはしてみるものの、
当り前だけどエキマニとジョイントはしっかり締結しないと排気漏れる。
色々考えてエンドの固定が本来M8ボルト使うところを
暫定でM5の細い長ボルトで固定して様子見てみる事にする。


で、いよいよ実走。
たかが15.3㏄。されどこの排気量の15.3㏄如実に違う。
無論慣らし走行なのでハーフスロットルなのだが、
それでも加速乗った時のトルクも馬力も桁違い。
中低速が若干もたつくのは
排気量増しに伴いスロージェットが追いついていないか
はたまた駆動系のウェイトローラーのバランスでどうにかなるであろう。


んが。
もっとマズい事態に陥った。

純正マフラー使用してるのに、たった15.3㏄の排気量UPなのに、
このジャイロ、めっちゃ煩ぇwww

ビンテージモトクロスみたいな弾けるサウンド奏でていやがる。
それはそれはレーシーなサウンド(苦笑)
立川駅前走っててこの音でみんな振り返る(´・ω・`)
振り返ってこの「みてくれ」なのでまぁ皆煙たがってはいないようだけど、
あたおかなトラクター乗ってるみたいで
51歳の乗り手がこれに耐えられないwww


たった2㎞試走してこの腰上降ろすことにしたww


そうこうしてるウチにお譲り戴いた純正が来た。
仕事終わりの深夜に猛烈な勢いで腰上降ろす。
1回やってるのと組んでたった2㎞で降ろしたから
ここまでの作業、30分w

おおぉ、程度良い純正降ろしとは聞いていましたが
クロスハッチがうっすら残ってる位美品ではないですか♪

ちびっこぃ50㏄ピストンに載せ替え。
当り前だけどノーマルだからマフラー位置も純正ドンピシャ(笑)

で、試走。
当り前だけどブローする前と何ら変わらないフィーリング。
うん、お前はこの牧歌的音で充分。
この見た目であのサウンドはやっぱ止めて正解w

元々他の車輛でペアだったシリンダーとピストンとはいえ、
ウチの腰下とは無論お初のペアリングだから、
ゆっくりウォーミングアップはやっぱり大切。
なので100㎞位はハーフスロットルで。
右手絞り切るまではスロットル開けていないので
今のところ概ね良好。
気持ち良く試走して工房に戻って仕事でゴザイマス。