もうすっかり常連となりました競艇選手の芦澤さん。
今回もメットのペイントをご用命戴きました。
競艇選手のヘルメットは車検で使用年数3年と定められている為、
何だかんだで今回3個目のヘルメットとなります。
1個目はマクロスでしたし、
2個目は何でしたっけ?キャラ9人いるやつ(笑)
「今回はどうします?」
「ONE PIECEのウタでいきたいかなと」
「ONE PIECEのウタでいきたいかなと」
おぉ、マクロスは抽象的なデザインにしましたし、
9人のは流石に9人描くのは無理という事で
9人のは流石に9人描くのは無理という事で
シルエットをバイナル屋さんでカットしてみらいましたし、
今回はキャラ1人をがっつり描く感じなので
三浦選手の時のメットみたいな感じになりそうですね。
メットの形状とウタの絵柄を2人で色々ディスカッション。
ベースカラーなども話し合いで徐々に決まっていきます。
実を言うとワンピースみたいなシンプルな絵柄の方が
描くのは難しいところがあります。
線がシンプルで1発なので誤魔化しが効かないというのが理由。
三浦選手の米津玄師の絵の方が実は描きやすい。
絵に癖のある方が模写しやすいんです。
極端な言い方すればジョジョの方がワンピースより描きやすい。
シンプルが故に頬のラインとか唇の口角の上げ具合一つで
キャラが崩壊しちゃう事も多いんですね。
というワケで本番前に何回も描き込んで
作者とライン一致してくるまで指を馴らす。
そこからようやく本番スタートです。
今回は下地のドライカーボン活かすべく
キャンディレッドでベースカラーを。
カーボンではない繊維状のFRP構造なので、
この部分だけはどうにかする必要があります。
ネットで観てるとどのペインターもこの部分の処理に悩んでいるようです。
今回はカーボン地ままだったので、
これを各セクションアートナイフで切り抜いて色入れしていきます。
次の色入れる為にマスキングを元位置に戻していきます。
ウタの瞳が紫なので
段々とどこ塗り終えてどこ未だなのかわからなくなっていきます。
なので1日目の自分にしっかり「申し送り」残しておいて
こちらは筆でフリーハンドで。
ここでウタをウタらしく見せる為の指の慣れの成果を出します。
片側半日。
次に反対側描きますが、こっち接地面で描く事になるので
それ終えたらまた保険かけてクリアコート。
この段階でクリア合計8発かかってます。
カスタムペイントはこの地味な作業の積み上げと繰り返しです。
ここまで筆作業続くと表面凸凹になるので
またクリア砥いで次は芦澤選手のネームとゼッケン、
あとは顎部分に装飾、頭頂部のスペースに軽くピンストライプ。
当たり前ですがここでもまた保険のクリア。
この画像はそのクリア砥いで金箔で施したネームのアウトラインを筆入れ中。
面相筆で1発の世界。
とにかく集中、集中。
ラムネボリボリ。。。。
最終クリアの前にたっぷりクリア吹いて水ペーパーで平らに全面砥いで