YOKO TECH経由でBMW外装一式+車種違いビキニカウルのレストア。
75/5のタンク、底部は中の赤い錆止めも綺麗で無事なのですが、
ニーグリップラバーの部分のC字状のエンボス部分がグサグサ。
接着能力なくなったラバーの隙間から水気侵入したんでしょう。
折角中綺麗なのに外から錆で侵されて穴開いてますね(苦笑)
という事でいつものツネちゃんにパッチワークお願い。
エンボスラフな叩きではありますが
ラバー貼るから全然それでよし。
見えない箇所作り込むのはお客様にも金額負担掛かるだけですし
ツネも技術の無駄遣い(笑)
って事で残りこっちでライン整形。
フロントフェンダーオリジナルペイントだったので
(とはいえ塗装の性能限界終わってたのでしっかり剥離しないとですが)
まぁこっちは作業比較的レストアの中では楽だったのですが
リアフェンダーが何層塗られてるんだって状態で吸い込み凄い。
7回上から塗り重ねられていた。
しかも4回目のペイントがまるで足付けされずに塗られてたから
こんなの絶対に私のペイントも食いつかない。
なので最低でも3番目に塗られていたグリーンまでは剥がねばならない。
結構な労力だった(苦笑)
鉄部品じゃないから番手粗いペーパーで機械でやると
FRPの素材そのものが失われちゃうのよね。
だから地道に全部手で擦って落とします。
で、ビキニカウルは左のマウント部分ごっそり欠損してた。
形もなくて丸々消失してたんす。。。
FRPで形作って(右側観ながら)成形して欠損復活させまして。
で、忙し過ぎて納品してインスタUPして画像消去してもうたw
ビキニカウルだけ黒金ラインっす。
大陸サイドカーとのコンビの車輛用との事でしたので、
拝見したらサイドカーFRP黒ゲルのままでしたので
いつものディープブラックではなくて
ゲル色に近いチンチングブラックで。
(それ写真すら撮ってないw)
かれこれ30年でBMWは400台近くは塗ってきた。
で、その8割が王道の黒白子持ちだ。
わかります、王道こそのカッコ良さは重々承知です。
が、こうしてたまに他の色の純正色戻しの依頼あると
自分のテンション上がるのは否めません。
これ、職業病と言う事で許しておくんなまし(笑)