オーダー受けた時点からやってみたかったんです。
中尊寺金色堂や金閣寺や屏風画の様な
漆の刷毛目の流れを川の流れの様に表現する
日本古来の押し箔を。
日本古来の押し箔を。
西洋的なゴールドリーフは
如何に糊のワニスを平滑に塗るかが肝。
如何に糊のワニスを平滑に塗るかが肝。
その逆の刷毛目がせせらぎを表現するのが和の解釈。
今回は通常のワニスではなく本物の漆を初めて使用してみました。
この箔の帯幅と同様の刷毛も用意しました。
粘度の高い漆を如何に一筆描きでいけるか。
継ぎ足すとしたらどうフェードインフェードアウトするか。
箔はウチではいつもの金沢箔四寸二分。
これを竹刀で帯切りして臨みます。
これを竹刀で帯切りして臨みます。
箔はカッターでは金属同士の静電気生じて綺麗に切れません。
なので静電気の生じない竹の刀を用います。
シンプルに仕上げて終わりにします。
漆、難しいし
これだけケミカル扱ってきたのに少しかぶれました。
しかし自身まだ追及する技法、
新しい慣れに耐え得る術がある事に胸躍る次第。