2022年12月5日月曜日

2022のロッドショーレポート総ざらい。

 先ずは車坂下Productionさんから。
先行で桜色ショベルは終わってるので
お次に深いブルーパールの方いきます。


どちらも最初にやるべきは地金の徹底的なポリッシュ。
ショベルのリジッドフレームも今やもう年代物。
どれも錆の進行が凄いので半日以上この作業で磨きまくります。

サフェ入れて更にそれを足付けしていよいよペイント。
ぶっちゃけハーレーの鋳物フレーム重いので
吊ったり降ろしたりでかなり身体酷使します。
1人じゃ出来ない重さなら諦めつくんですが(誰か呼ぶw)、
ギリギリ1人で出来る限界みたいな重さなんすよね(苦笑)


でもってアメリカらしいおおらかさっぽく思われますが
実はハーレーのフレームはボルトやシャフト類の情報が結構多い。
なのでその辺の塗装侵入防止の詰め物ごっちゃりあります(笑)

で、めっちゃ端折りますけども完成w

おー、こんな風に仕上がったんすね!

でもってテツさんのドロウイングでこんな感じに。
実はテツさん11月あたまのタイ・バンコクで催されたショー終わって
詳細控えますがド偉ぇ事になりまして。
「大変だよ、テツさん向こうで拘束されちゃったよ」
「え!?テツさん行ったのバンコクでしょ?ミャンマーじゃないでしょ!?」
帰国してリカバリーでどうにかしたのはテツさん流石です。
あ、テツさん犯罪おかしたワケではございません。
温厚なテツさんの名誉の為にもそれは申しておきますww

こっち先行した桜色の方。

中々におしとやかながらも艶やか。

こちらもドロウイングはテツさんです。
ホントお疲れ様です。

こちらは車坂下の出展のもう1台。
こっちはSペイントさんのお仕事です。

で、こちらもドロウイングはテツさんです。
いやもぅマヂでお疲れ様ですテツさんwww

そんなSペイントさんがお店クレジットで出していた車体。


ショー1週間前でまだ塗り上がっておらず、
なのでSさん担当の車体のバレルタンクを私が担当した次第。
野呂さん曰く
「追加出したいんだけどSさん生命反応無くなってる感じなんで」、と。
ホントもう皆さんお疲れ様です(笑)


で、野呂さんTHUNDERの輸入総代理元でもあるので
車坂下の真後ろはそのサンダーの展示ブースでした。

元車が見た目このまんまで3ケタいかない価格で買えるんですから、
この車両の人気が高い事も納得です。
こちらはオールペンのカスタム車輛ですが、
オールペンだけでもうショーカーみたいになりますからね♪

以上、先ずは車坂下Productionでした。


お次にエキセントリック、ケンタの車体。
お、今年は珍しくケンタの外装シンプルだ(笑)

メッキペイントの上にイエローのキャンディ施して
車体やホイールにも入れた同色のパールグリーン。

これに金箔でライン入れて軽くスピニングでドレスアップで完了です。


今年はフレームもおとなしめのケンタのフレーム。

でもこれ、シートレールをノーマルよりパイプ1本分高くマウントし、
綺麗な三角形のデルタを構造出来る様にリメイクし、
ロングサスインストールするも受け位置とスイングアームで適正値を算出して
トータルでノーマルのディメンション保ってるという、
いかにも頭脳派のケンタらしいスペシャルフレームなのです。

ケンタは1人きりもりなので
納品の際はそのまま私がEg搭載まで手伝うのがデフォルト。
で、すぐに立ち上げて観たけど良いフォルムですなぁ♪

更に言えばこのSR、エンジンマウントも変更して直立させてます。
言わなきゃ理解らない加工メッチャしてるのがケンタのカスタムですw

そしてショー当日。
ケンタ、このネオン管作成にがっつり出費するwww
おかげさまでタンクにピンク映り込んでエロいw

でも車体は走り良さそうで愉しそうやね♪
来年JOINTS一緒に自走でエントリーしようぜ~。
以上エキセントリックのレポートでした。

ラストに46worksさん。
ロッドショー車輛の中ではラストに入庫。
まぁタンクオンリーなので大丈夫でしょう。

「完成図こんな感じでよろしくー」
「あーぃ」

ニーグリップ部分アルミヘアライン残しでサフェ入れて色入れる。

今回の色のオーダーはこのAMGメルセデスの色。
この光の加減で様々な色で変化する感じでやろう、と。
おぉっ、ソリッド多い46さんにしては珍しいカラーリングだね。
という事で特殊着色パールでグリーンとゴールドふんだんに使用しました。
実は野呂さんのショベルも特殊着色パールのブルーとグリーンを、
ケンタのSRもゴールドとグリーンとシルバーをふんだんに使ってます。
今年は珍しく今時な特着パール祭りでした、ウチ。
このパール、光の下でのフリップはんぱなくてめちゃくちゃ色気出ます。
デメリットは塗料の価格が通常パールの4倍でめっちゃ高いのと
沈殿率がすこぶる早いのですぐガンが詰まります。
色作って準備出来たら美味しく塗るのに制限時間15分です。

で、お次にライン会議。
5㎜貼ってみて「あー太いねこれだと」とか
「前の部分こんな風に出来る?」とか。

下が採用、上が却下。
その違い、理解ります?

クリア入れる前に今一度確認。
「よっしゃ、OKです」
「はーぃ」

今回はロゴは箔貼り。
シルバーリーフではなくプラチナ箔採用してみました。
金沢より手配して届くまで暫し待ち、来たので施工。
プラチナ、銀より価格軽く15倍以上なのでビビりながらの作業(苦笑)

全てを鏡面に沈め込んでラストのトップコート施してフィニッシュです。
エキモのSRタンクもこれも、ラストコートまでのクリア回数は
軽く12回以上は入ってます。
じゃないと筆の段差は安心して平面に砥げません(出てきちゃう)。

「シートのステンシルもお願いしていい?」
「いいよ、型はどうするん?」
「こっちでフォント用意して大きさとか指定して送るよ」
「了解~」

てっきり型のカッティングシートでお膳立てされてるんだと勝手に思ってた。

おいおい、これ只のコピー用紙ぢゃねぇかwww
急に眩暈が襲い来る。

どうにか気を取り直して型を作成する事にする。
カーボン紙貼って転写の用意したらマスキングテープに書き写し

それをアートナイフで下の台紙切らない様に切り出す。

転写の透明フィルムに貼り付けてシートに接着。
慎重にシワ伸ばしてセッティング。

出来た。
うん、キルラキルみたいなフォントでかっけぇ♪

で、46さん一番私の人使い粗くて土曜日まで仕事させられてw
サイドカバーを土曜日にパシフィコに持参してドッキングさせて完成

46さんらしい走り絶対に下げないクリーンな仕上がり。
めちゃくちゃいいんじゃないの?これ♪

以上46さんのレポートでした。

これにて今年のロッドショー仕事、全て終了。
みなさんお疲れ様でござんした!

教訓:
俺達は毎年歳を食う。
ご利用は計画的に。