少し前、森が旅立つその頃に仕上げたBMWスラッシュ一式。
レポートするタイミングがあれだったのですが、
先程オーナーさんが納車したご報告くださったので
遅ればせながらレポート。
タンクは過去に私がペイントしたものだったので状態はOK。
新たに用意されたリアフェンダーが年相応のヤレ具合。
とはいえ半分以上形留めてないとかよりは楽勝(笑)
カラーリングをオーナーのAさん自らこちらに出向いてあれこれ検討。
魚肉のメディック氏が以前メットに塗ったブルーを採用。
この猫メットのブルーですね。本来はこれ、私のGUZZIで採用しようと思って作った調色データ。
青とも緑とも捉えられる絶妙な境界線の色なんですが、
当の私がもっと曖昧な境界線に色振る予定になったので、
このカラーリングをAさんのスラッシュに落とし込む事に。
お医者さんのもっちー先生にちなんでメディックブルーと命名(笑)
ベルリン生産時代の車体からはライン幅は4:3:2に設定してますが、
因みにこの猫メットの作業工程はこれ。
目が螺鈿埋め込みなんですが、筆で描き込むまでは
「大丈夫か?これ」って位情けない顔してます、猫w
反対側の海図はこんな感じで作業しました。
反対側の海図はこんな感じで作業しました。
さて、話をAさんのスラッシュに戻しましょう(笑)
「この時代の車体なのでラインは少々緩めなミュンヘナーっぽいのがいいです」
との事だったので、ではゆるふわ仕上げで。
まぁ当たり前ですがガイドラインで貼っているマスキングテープ(外周の白)には
ギリギリで触れないように筆引くのはかっちり仕上げと同じ。
アールの部分とか子持ちラインでゆるふわを表現していきます。