2021年12月10日金曜日

GREEN ONIONS。


少し前、森が旅立つその頃に仕上げたBMWスラッシュ一式。
レポートするタイミングがあれだったのですが、
先程オーナーさんが納車したご報告くださったので
遅ればせながらレポート。


タンクは過去に私がペイントしたものだったので状態はOK。
新たに用意されたリアフェンダーが年相応のヤレ具合。
とはいえ半分以上形留めてないとかよりは楽勝(笑)

カラーリングをオーナーのAさん自らこちらに出向いてあれこれ検討。
魚肉のメディック氏が以前メットに塗ったブルーを採用。
この猫メットのブルーですね。
本来はこれ、私のGUZZIで採用しようと思って作った調色データ。
青とも緑とも捉えられる絶妙な境界線の色なんですが、
当の私がもっと曖昧な境界線に色振る予定になったので、
このカラーリングをAさんのスラッシュに落とし込む事に。
お医者さんのもっちー先生にちなんでメディックブルーと命名(笑)

因みにこの猫メットの作業工程はこれ
目が螺鈿埋め込みなんですが、筆で描き込むまでは
「大丈夫か?これ」って位情けない顔してます、猫w
反対側の海図はこんな感じで作業しました。

さて、話をAさんのスラッシュに戻しましょう(笑)
「この時代の車体なのでラインは少々緩めなミュンヘナーっぽいのがいいです」
との事だったので、ではゆるふわ仕上げで。
まぁ当たり前ですがガイドラインで貼っているマスキングテープ(外周の白)には
ギリギリで触れないように筆引くのはかっちり仕上げと同じ。
アールの部分とか子持ちラインでゆるふわを表現していきます。

ベルリン生産時代の車体からはライン幅は4:3:2に設定してますが、
ミュンヘナーのものは5:5:1(1㎜と2㎜のゆるい感じ)に設定してます。


という事でメディックブルーのスラッシュ、完成です。


Aさんから画像戴きました。ありがとうございます!
ほほぅ、純正では使われていないカラーリングですがいいですね♪
私のGUZZIは更に緑方向に振って、でもギリギリ青でもあるような色なので、
完成したらこのAさんのBMWと並べてみたいっす。
Aさんの色はメディックブルーだけど、私のは名前どうしようかな?
常磐線、でいいかなwww




青とも緑ともとれないって書いたのに
曲GREEN選んじゃったw