ベリバの車輛終わらせて一安心してたら次はケンタの。
「同じく超パテワークです!!安心してください!!」
うん、何言ってんのこいつらwww
ヘヴィワーク終わらせたばかりなのに
次まさかのTRACY BODY。
トレイシーボディ。
70年代アメリカで流行した一体成型外装の事っす。
意外と純正みたいなシンプルカラーの物もあれば
しかしリム単体だとヤングオートみたいな族車っぽい。
これをどうエキセントリックに着地させるかが
私とケンタのキモの作業となります。
4月13日ケツカッチンあるのでそれも出来ない。
半ばキレ気味に作業してるので下地は割愛w
サフェ入りました。
マウント全部隠すカスタム車輛っぽい技法ですが
助かるよあざます礼言う会。
もっとよこせwww


次にアンダーパスの方マスキングします。
ベースのアイボリー塗って完全硬化させて
いよいよ手間のかかる作業開始。
先ずはカンバスになる箇所にマスキングテープ貼っていって
あれこれ施すカンバスをこさえます。
この段階で施す場所は頭の中で描いています。
そこにオーダーのリボンを描いて行ってアートナイフでくり抜く。
で、先ずはベースカラーの少し粗目のシルバーを。

シルバー吹いたら次は2㎜のテープでハイライト入れていきます。
黒ベースの車体なら縁ギリでライン覆えばいいんですけど、
今回ベースがアイボリーなので
縁ギリギリがシルバーだと境界線ぼやけるので
同じく2㎜あるかないかマージン設けます。
ハイライト施し終えました。
この作業だけでも慎重にやるので半日かかります(苦笑)

1箇所リボンマスキングします。
ここ、リボン同士がオーバーラップするので
その上下をしっかり確立させるべく必要な作業です。
これ、地味に頭使う作業なので
実はあんまり交差させたくないのがペインターの本音だったりします。
脳が疲れてくるとマジでミスしやすいんすよ。
で、淵薄くブラック吹いていきます。
この作業でマスキングが重要になってきます。
これで完全に交差してるリボンが表現されるワケです。
アンダーパスとオーバーパスも良き感じ。
ハイライトも内側にオフセットさせて正解でしょう。
これをあてがってシャドウ入れていきます。
あ、要らない名刺ってのは地元の信用金庫とかよ。
移転配置換えでいなくなればもう要らないでしょ?
下品に闇落ちしそうなものをエキセントリックで纏め上げる。
単なる「スキル」でもあると思っています。
レストアではそのスキルは再生の上で絶対に必要。
カスタムペイントはその上に完成形へのイマジネーションが絶対。
そこまで激しいハードブレーキでもないので
そのまま放っておこうかどうしようか迷い中の廃エース。
で、ケンタと2人で外装載せてみた。
いいやんこれ!!!
中々にファンキーながら中々にエレガント。
で、ハンドクラッチ戻しで預けた私のGUZZIと。
どちらの車輛も私とケンタが係わっているのだが
同じ人間がこさえたとは到底思えないなwww
こちらも13日JOINTS行かれる方は是非ご覧くださいまし。
というワケで無事にJOINTS車輛、全て終了。
1月から4月頭までほぼかかりっきりでした。
お待たせしていたバックオーダーの皆さま、
これより作業に取り掛からせて戴きますので
暫しお待ちくださいませ。
お待ち頂いた分せっせと作業しますので。