2024年5月21日火曜日

G.W.D.

スチールのベアメタルとペイントのコンビネーション。

サフェ入れて境界線の見切りを如何に綺麗に切るかがキモ。
見切り線だけスマートに剥げる様にマスキングしておく。

こうすればぶら下げた状態で広い面積剥ぐ必要ないからね。
しかも次の塗装の時もマスキングそこだけで良いし。
サフェ砥ぐ時は0.3㎜くらい敢えて隙間開けてマスキングして砥ぐ。
そうする事で際々までしっかり砥ぎ込める。
密着させちゃうとマスキングテープの高さが邪魔して砥ぎ込みが甘くなる。
だから敢えて0.3㎜離す。
そのマスキングテープが砥ぎペーパーでダメージ出始めたら
それがサフェの高さ均されて低くなってきた合図。
これで見切りを美しくもっていく。


忙し過ぎて画像まるで撮り忘れた。
なので納品した野呂さんトコからかっぱらってくるw
スチールのベアメタルなので
幾らクリア掛かってても絶対に錆びる。
でもオーナーがその経年変化を希望している。
中々面白いチャレンジ精神ですな!
錆びるとはいえクリア掛かってるから侵攻はかなり遅いですし。
そのうち錆びると言えどメタル部分とペイント部分の段差は一切無し。
そこはウチも手抜きません。

シルバーのゴーストフレイムスに毛足の長いデザイン。
これ、昨年ペイント担当させて戴いたローリーさんの
ステンレスチョッパーのオーナーさんからのご依頼。

「メット形状違い3個に同じフレイムスでお願いします!!」
「すんません、今入庫パンパン状態でして、
作業するの私1人ですから1個ずつの入庫でもいいですか?」

2か月毎に1個ずつ。
こちらの事情理解してくださり大変助かります。
2個目また7月末完成の予定で進めさせて戴きますね。

同じゴーストフレイムスでもこちらは毛足短め。
フレイムスとはオーナーそれぞれ色々好みが変わるので
定番ではあれ着地点が無限大なペイントだと思います。

こちらは上の野呂さんのタンク同様
車体が旧いので半艶でのフィニッシュで。
ご満足戴けたようで何よりです。
混み合い過ぎてお預かりから3か月以上経過してしまいましたが
じっとひたすらお待ち頂いたのは感謝以外ございません。
この度はご用命ありがとうございました。


そろそろ年内予約締切になりそうです。
やってもやっても棚が減りません(苦笑)


ですが求められている以上続けます。
でも5月いっぱいまでやり続けたところで
ちょびっとだけお休みください(苦笑)