Anarchy(穴開き) in the DE。
最近は堅牢な造りのドイツ車(BMW)でもこういうの多い。
まぁ半世紀経過してますからね。
アメリカからの輸入車じゃない限りは国内物だとこうもなりますかね。
こちらはR100Sのお客さんのタンク。
一応毎回こうして地金まで剥いたら作業レポート差し上げてます。
この段階で初めて代金総額のメニューが確定します。
まぁそりゃそうですよね。
で、毎回確実性の証でマジックで直に作業年月日とお名前をね。
こちらのR100のタンクは私でもどうにか出来そうなので
(入庫状況次第ではありますが)
こちらで私が穴埋めをやる事に。
こちらは同時入庫の別のBMW。
LSのタンクですね。
こっち相当ヤバイっす。。。
確実にコック周り地金やせ細ってますね。
こりゃ切開して中で判断して切り貼りしてやるしかないでしょう。
まぁ右も左も開通しまくっております。
サイドスタンド多用してると傾いてる左側、
そっちに結露で水溜まって左だけやられてる事多いです。
この車両はセンタースタンドでどっちもやられちゃったみたいで(苦笑)
ペイント業務詰まってるのでこれはお手上げです(時間的に)。
こっちの手直しは迷わずツネちゃん直行です。
差し迫ってる時は餅は餅屋です。
自分がやる事にした方早速溶接。
思った以上にこっちも地金痩せてて溶接慎重に。
埋まったら地金痩せてる部分リカバリー目的で
上からハンダを盛ってスムージングしておく。
これで痩せてる部分もプレス溶接部の耳も大丈夫でしょう。
このタンクの反対側はスムーズにウェルディング出来ましたが
一応保険かけてこっちも薄くハンダでカバーアップ。
溶接の溶け込みで地金健康体だとはわかったけど、
万が一に備えてやっておくに越したことはないでしょう。
コックとキャップ塞いで水に水没させてエアー入れてリークチェックもOK。
ようやく下地成形が出来ます(苦笑)
穴は基本Tigで一体化させるのが正解です。
ハンダと鉄・真鍮ロウと鉄は余程の技術者ではない限り
お薦めできません。
やはり異母材より同材で一体化させるのが確実です。
ハンダはあくまでパテ盛るよりもはるかに強度出せる目的で
穴をハンダのみで埋めるのはNGだと思います。
近い将来振動で開通しちゃいます。
アナーキー謳っておきながらMOTORHEAD(笑)
後期の若手メンバーでリフレッシュしてからの曲だけど
ドラムのリズムと途中のソロめっちゃかっこいい。