2023年6月13日火曜日

祇園精舎。

アメリカ人モーリー氏との打ち合わせ。
「スキニーで丸っこいフレイムスがいい」までは伝わったが、
それ以上の好みまではランゲージではあんま伝わってこなかったので
取り敢えずサフェーサーに鉛筆でラフ描いて氏の好みを探る事にする。

好みを特定し易いようにリアフェンダーはシンメトリーで整合性のあるタイプ。
片方しか描いてないけど同じ感じで両方描くよ、と伝える。

タンクの方はフレイムスの流れる方向もランダムなタイプを敢えて描いて
氏にも好みを絞り易いようにパターン変えて描いてみた。


「リアフェンダー完璧です!!
タンクも前から後ろにフレイムス流せますか?」

うん、好み把握しましたよ。
拭き取ってサクサクとご希望の方向で描いて今一度画像送る。


「まさに理想です!リテイクまでしてくれて嬉しいです!」
と返信来たので、

「私は自分をアーティストとは思っておりません。あくまで職人なのです。
完成形で大切なのは自己満足ではなくて
オーダー戴いた方の満足こそが職人の着地点なんです。
私とモーリーさんはどうしても言葉のディスカッションでは
核心の着地点までは辿り着くのは難しい。
ならば実際のラフで納得いく完成形探るのは
職人としてやるべき事だと思いますよ」

と返信したら、
「日本のクラフトマンシップに感動しました!!
遠く離れて日本で活動していて仲間にも頼れず心細かった。
こういう日本人の心意気を何と言うのですか?」



「Japanese say, 任侠」
と返信しておいたwww


さて、ベースカラー塗るか(笑)


驕れる者は久しからず。