2022年9月21日水曜日

Up and Away。

さて、怒涛の様な納品ラッシュが一旦落ち着いたので、
この夏に休んでなかった分ちょっとまとめてお休みもらったつもりで
3日間集中で自分のGUZZIやらせて戴きましてん。

あ、実は年末のロッドショー、エントリーあぶれましたww
予約開始から10分でモーターサイクルは埋まるとは訊いてましたが、
エントリー開始から色々入力していって、
自分の店のクレジットで出すのは10年ぶりでしたので
ちょびちょび入力でまごつきまして
Enter押した10時10分には「受付終了となりました」、と(笑)

で、あぶれた方はリザーブ待ちで電話受付に回る形だったんですが、
ウチ、もういっかなと思って電話もしなかったっす。

というのもエントリー、結構えげつない位色々高いんす、10年前と比べて。
正直その金額にひるんでEnter遅くなったというのもあります(苦笑)
GUZZI長いので2ブース借りて電力も借りて云々となると
ぶっちゃけエントリーフィーだけで10万近くいっちゃう感じで。
ウチがビルダーショップでしたらそれでも宣伝効果なのでしょけど、
自分の車体のお披露目でその値段はセレブリティ以外の何者でもないw

というワケで自分のGUZZIのエントリーは辞めました。
お仕事のショーバイクの仕事に今年も専念します。
多分ですが全部完成させて自走で来年の名古屋のJOINTSお披露目にします。

なので車輛レポート隠してる必要もないので
一応ロッドショー出す期日算段で進めてここでUPしていきまする(笑)

っちゅう事で先ずは全バラの中から一番手間のかかる場所から。
フロントとリアのスポークばらしてホイール全分解です。
ここまで徹底的にバレると戻せるのか毎回不安になりますww


左、私の元愛車のSRについていたフロント、リムはアクロン。
うん、スポークも固着一切なくここまでの全バラに30分といったところ。
右、半世紀惰眠貪ったGUZZIのリア、リムはボラーニ。
ニップル回らない・スポーク固着して抜けない。でもって汚い(苦笑)
同じ全バラに4時間以上格闘しました。。。。

右、SRのドラムハブ。外周のポリッシュも楽勝。♯600からでOKだし。
左、GUZZIのハブ。
内側のフィンが手つかずですが、外周も中も全部これ。
磨き倒すのにペーパーも先ず♯120から。
ここまで光らせるのに4時間以上。
うん、これで1日目終わってもうたwww

2日目。
取り敢えずHリムの外側ひらすら研磨。
こっちもボラーニは酷ぇ(苦笑)
工具ずっと力入れて使ってるから両手握力無くなる。。。

どうにか光らせたい場所のアルミは磨ききった。
さて、握力ないけど塗る部分の下地しなくては。
3日で終わらせないと通常業務にもどれなくなってまう(´;ω;`)

GUZZIのリアドラムのフィンをひたすら磨く。
もう何も持てなくなるw

ボラーニも内側もそれなりに磨く。
ここもポリッシュだったらこのリム捨ててたと思うwww
もう指が限界来て2日目終了。
泥の様に眠るww

3日目、もう塗るしかない。タイムアップだぎゃ。
せっせとマスキング。
リムはニップルの場所丁寧に1個ずつ塞がないと塗装が結構はじく。
このマスキング浮いてるとここから不純物出ちゃうのよね。
タイヤビードのワックスとかタイヤ成分そのものとか。
だから面倒くさがらずに全部1個ずつ塞ぐが鉄則。

で、塗る。
といってもホイールやハブは実は結構マスキングがいっぱい。
なのでマスキングだけで4時間近くかかっている。
塗るのは30分もかからない。
そんなモンなんだ、ペイントって。
下地とマスキングで仕上がりの美しさが分かれるようなものですから。

あまりアルミとの段差出来るのもよくないし
場所的にこのパーツ群はクリア1コートで十分でしょ。
というワケでクリアは1発で鏡面にね。

塗り分けの部分は生乾きで剥がせるようにマスキングします。
残りは塗装が乾いてからでOKにしておけば慌てませんからね。

ダミーじゃなくて延長加工して実際にエアスクープ開いてる私のSRドラム。
右側のダミーホールも実際に5ホール開いてます。
この部分今回SRっぽくならないように更に加工します。

Hリム内側。
あんなに子汚なかったボラーニも塗ってしまえばほら!綺麗♪w

SRフロントドラム。
この実際開けたホールに今回イタリアンっぽい加工を施します。
愉しみ♪

GUZZIのリアハブ。
こっちはちょびっと塗り分けの境界線どこにしようか迷った。
一番外側のフィンはアルミポリッシュでも良かったんだけど、
ぶっちゃけ下地のコンディションあんま良くなくてペイントに変更した。

で、元SRのドラムに施した加工というのがこれ。
英車やイタリアンレーサーなんかのドラムでよく見かけるこの真鍮のネット。
フォンタナやグリメカなんかの大径レーシングブレーキによく装着されてますよね。
このネットイタリアでしか流通してなくて、
BAT MOTORCYCKLESの片山さんがイタリア行った際に買ってきてくれまして。
GUZZIにこのフロント流用するから是非とも使いたかったのです。

開けっ放しのハードコア仕様だったこっちにもこのネットを。
実際にこれあれば大きな不純物侵入を防げるので
機能パーツとしても有益ではあります。
しかもエアスクープとここ開いてるので冷却性もばっちり。
でもってやっぱこの色の対比の見た目がいいぞうん♪

というワケで私のGUZZI再生プロジェクトは今月は終了。
残りはお仕事分を全力でやっていきまする。
10月にまたGUZZI進めなきゃです。
魚肉のガレージにデカいEg鎮座させっぱなしなので
ロッドショー無しになっても仕上げなきゃなのですww