2022年8月1日月曜日

招き猫。

さて、6月下旬から7月いっぱいは
メイン作業がミュージアムの車体のレストアでございました。
こちら、無論その車両を掲載するワケにはいきませぬ。
どこぞのヒストリックカーがリメイクされたというのは
基本的にはあちら様が公開しない限りはNGでございます。
作業の甲斐あって仕上がりに喜んで戴けて幸いでございます。

んが、こちら怪電波はろくすっぽ更新出来ませぬw

という事で大きなプロジェクト終わらせましたし
少々自分の方を進めて参ります。
少しは自分へのご褒美の時間くださいまし(笑)

車体は概ね外装の形はフィニッシュしたので
これより順次総ばらしして
ペイント・クローム・各種仕上げへと進んでいきます。
先ずはパニアケース先行で仕上げましょうか。

ボディの予定しているカラーリングで統一するか迷いましたが、
それだと少しHarleyのバガー系やクラブカスタム系っぽくなってしまい、
コンセプトカー目指してるから無論それでもいいんですけど
何だか昨今のカスタムっぽくなっちゃうかなぁ、と思いまして。

ならば敢えての「後付け」感演出しても良いかもしれない、と。
という事でハンマートーンペイントで仕上げました。
戦後間もなくの舶来品のミシンとかジューサーとか掃除機とか
或いは理科室の上皿天秤とかオーディオの真空管アンプとかに施されていたあれですね。

ただ、このハンマーフィニッシュはエナメル系と言いますかアルキド系と言いますか
独特のヌラヌラした光沢が出てしまいますので、
折角の埋め込んだアルミ槌叩き(文字通りの本物のハンマーフィニッシュ)、
これとの対比を演出したく
数日乾燥させた後に上から艶消しクリアでトップコート入れました。

この数日間の乾燥を待たず間髪入れずクリア入れると
このメットの様に化学反応起こしてめちゃくちゃ縮れます。
これはこれでカッコいい仕上がりですので
このメットは更に上から錆施して汚くかぶれそうにしてあります(笑)
カスタムペイントというものは
やってはいけない事むしろ進んでやっちゃう事が方法論なのかもしれませんw
これ、私が丁稚時代の親方に見せたらスパナ投げて怒られそうですけどもwww

という事でパニア先行して完成。

狙った通りのアルミの輝きと艶消しの重厚感の対比出ましたね♪

個人的には大満足なのですが、
もしかしたらGUZZIに装着した時、
単にアンティークなミシン左右2個積んで走ってるように見えるかもしれないw

ま、だとしたら狙い通りって事っすねwww


さて、ここに来て色々と面白そうなオーダーの入庫が続いております。
皆さん打ち合わせ時非常に目を輝かせてプラン会議しております。
やはり仕事する上ではそういうの、嬉しいです♬
福は自分が招き入れる。
これからもそう信じて作業する所存です。
招き招き招き招き入れるのだ〜♬