2022年1月16日日曜日

Do the Sinister。

カスタムプロジェクトがいよいよ佳境に入り、
現在は車坂下プロダクションにいる我がGUZZI。

ここ最近野呂さんの作業がメキメキと進み始めている
で、今一度シフターやロッカークラッチの位置確認や
今一度ポジションを変更してみる事になったハンドルも含め、
夜に廃エースでひとっ走りして
埼玉の越谷まで向かった。
 フロントのステップボードは既に付いていた。
これを基準に各所位置決めをしていく。

タンク横に来るシフターをリンケージすべく、
時には46さんにも画像送って確認してもらう。
「46さん、この指さしてるパーツって、何?」
「あぁ、それはニュートラルの電気信号の場所ね」
「あー、俺ニュートラルランプなんざ要らないや、メクラ蓋しちゃていい?」
「いいよー」
数多の旧車乗って来てるからニュートラルランプとか無いのがフツー。
ビンテージオフとかも無論そんな無駄なパーツ付いてないし。
というか私の所有してる車体全部そんなランプついてないw
息子も娘もそれでフツーに乗り回してるし、
要は足のつま先の感覚で「N」を感じればいいだけの事。
この出っ張りなくなるだけでもシフターのリンケージ通しやすくなった。

グランドセイコーのアルミパネル仕込んでみたパニア
これ初めて車体にあてがってみたり。
これは間違いなく似合う事がわかりテンション上がる♪

車体を構成する殆どの物を新たに造り出す。
所有者の「私」に合わせて微に入り際に。
とはいえ、位置変更はEg脱着等の障害にならないように配慮する必要がある。
整備性を邪魔するものであってはいけない。
すると自ずと位置は絞られては来る。
その限られた空間の中のベストをこうして探り出してくれる。

フルオーダーで仕立て上げるスーツみたいなものだよね。
ポケットの位置や深さ、センターベントなのかサイドベンツなのか、
袖は本切羽にするのかしないのか、みたいな。
まぁ私こんな職業なので普段はツナギしか着てないし、
スーツは過去に2着モッズスーツ仕立てた位の経験しかないけども(苦笑)




プレタポルテではないオートクチュールの愉しみ。
しかも携わってくれるメンツが地味に凄い。
もしかしたら私はとんでもないドリームバイクを造っているのかもしれない。

生業にしているモーターサイクルでそれが出来る幸せ、
それを噛みしめながら深夜の東京へと戻りました♪