2021年12月27日月曜日

Chaise Longue。

SUZIKIバンバンを仕事の愛機で使用されている方からのオーダー。

バンバンの小さなタンクではガソリン給油がどうしても頻繁に。
で、同じSUZUKIのGN125のタンクがポン付け出来るそうで。
仕事の愛機なので容量UPはやはりマージンが大きい。
で、折角なら年中共にする相棒なので綺麗なペイントにしたい、
との事でオーダー戴きました。

ポン付けとはいえ中華製のタンクなので、
ホントは一度セッティング確認した方が良さそうな気もしますが(苦笑)
ま、まぁ「取り付け部の形状全く一緒です!」と仰るので
それ信じましょう(笑)

流石は中華製、色々地金の段階で下地粗い。
裏側とか「観えなきゃいい」主義全開で特に酷い。
タンク全周のスポット溶接の部分に
どーやったらそうなるんだ?っていう鋭利な鉄の切削痕がぎっちり。
それを裏側に折り込んで見えなくしてる。
それのせいで1回指先切った
(´・ω・`)

「何でも形に出来るよ♪」で車体にフィッティングしないインド製もアレだが、
中華は更に「自分の手元離れれば後はどーでもいい」的な
何というか製品に悪意を感じまする。。。。

スポット溶接の部分だからベルトサンダーあんま当てるワケにもいかず、
仕方ないのでヤスリで地味に鋭利な鉄片除去して
残りは分厚いサフェで埋めて危険を回避しておく事にする。
そうしないと次の取り付けのバイク屋さんが指切るし。

これが延々と指が切れる仕様のまま渡りゆくのが
中華の文化という事なんでしょう。。。。
とりあえずまともなフォルムと仕様のタンクになりました。

先ずはスノーフレークがっつり。

無論こんだけフレークまぶせば凸凹なので
分厚く塗ったクリアを真っ平になるまで水砥ぎ。
大粒フレーク程ではないにせよ結構な労力です。

で、キャンディでグラデーション入れて完成。
最初の打ち合わせでは前から後ろへのグラデでしたが、
やってる最中にこのタンクだと長さのマージンがあまりないので
グラデのダイナミズムがあんまり効果出なさそうと判断、
急遽タンク底面にもグラデーション施す事にしました。
このタンクの造形ならこの方が効果高いんじゃないかと思います。

無論黒く見える部分もキャンディなので
ライトの当たり具合ではきっちり煌めき出ます。


O様お待たせしました。
これで来年綺麗なタンクの相棒バンバンで
文字通りバンバン稼いじゃってくださいまし(笑)

あ、でも年内は載せ替えしないでくださいね!
この気温ですと「完全硬化」は年内置いた方が無難ですから。


ご用命ありがとうございました♪



このアンニュイな感じ、好きw