本日深夜未明、
闘病から解放されて魚肉の森が旅立っていきました。
ご家族の方より今後の詳細決まり次第
代わってお知らせ差し上げます。
生前にご交流ありました皆様、
お時間ございましたら最後に苦しい闘病を終えた森にお会いして戴ければ
あいつも喜ぶと思います。
あいつ、ウチに来て9年。
怒られてばっかの身体の大きい甘えん坊のヴァカだったけど、
人懐っこくていつも笑っててモーターサイクル大好き野郎でしたから。
妹さん家族の車であいつ自ら杖のペイントをオーダーしに
ウチの工房に来まして。
「少しでも外出られるのは良い気晴らしになるやね」
「でもこの辺までが限界ですね」
って言ってたんだけどね。
杖はこげ茶のニス塗られたグリップと
カッパーアルマイト(銅色)のご老人が持ってそうないかにもなヤツ。
ならばと、グリップを白木に剥いてクリアコートして
黒塗りに金銀銅箔で唐草あしらってうるし工芸品みたいに仕上げようと
仕事の合間に急ピッチで作業進めていたのに
週明け水曜日に杖を完成させたけど
間に合わなかったね。
杖、使ってもらう事間に合わせる事が出来ませんでした。
人生最後のオーダー、間に合わなくて。
本当にすまん。
通夜・告別式
追ってお知らせ差し上げます。