2021年8月30日月曜日

国産の方が今後パーツ困ると思う。

エムフィールドさんよりご依頼の品。
ヤマハXJR1200のカウル破損。




あー、結構思い切り逝ってますね。
PPでしょうかね、完全にもげてますね。
というよりこんなカウルのモデルあったんですね。
訊けばこのカウル仕様のXJR、1年だけの販売だったようで。
どうりで外で走ってても観ないワケです。

一応画像検索してみたら少数ですがありました。
で、このウインカー部分を転倒や接触で壊してしまうみたい。
このお預りのカウルも右に過去の修復歴あり。
で、今回やっちゃったのが左(苦笑)
もうウインカー移設考えているようですので、
ウチでの作業で左右両方スムージングで埋める事にします。
とはいえ右他の人の修復があるんでちょっと怖いんですけど。
とりあえずXJR-Rの左右デカールは早々にメーカー廃番なので
これを死守する事も条件になります。
ホント国産は外装パーツ絶版廃番早いよなぁ。。。。



で、PPとFRP接合の作業は手がレジンまみれなので
当たり前ですがスマホ持てないので画像ありませんw
過去に何度も「蜂の巣工法」で紹介してますので
どうぞそちらをお探しください。
欠損の復元と整形までは順調でした。
問題はここから。
以前の修正リペイントの塗装が全然足付けされてない。
なのでその部分「フェザーエッジ」が出ると
サフェーサーの溶剤でどんどん縮みが現れる(苦笑)
全部剥く作業しちゃうとこのXJR-Rのデカール守れない。
フェザーエッジの場所で縮れが生じるのでサフェの範囲がどんどん大きくなる。
正直モーレツに頭悩ませました。
上の時点で縮れまた生じたらもうデカール死守アウトですもの。。。

あ、でも右の修復歴は結構丁寧な対処してました。
おかげさまでそっちはスムージングも楽で
激しい整形もしなくて済んだので
フェザーエッジも出ずサフェーサーも楽勝でした。
そっちに関しては前の作業者グッジョブ。
ただ、次のトラブル&リペイントも考えて
しっかり足付けしてペイントしてくれてたら助かったんだけどな(苦笑)


だいぶ入庫作業いっぱいあって画像すっ飛ばして完成(苦笑)




デカールも無事に守り通してクリアでコート。
ポリッシュして納品です。
予期せぬトラブルで納期押してしまってご迷惑お掛けしました。
たった1年の貴重な純正パーツです。
愛車と共に大切にしてくださいまし♪


全然soon come the dayじゃなかったので戒めでw