2021年4月16日金曜日

夢見る頃を過ぎても。

VINCENTやDUCATIのMach1の外装はそれぞれもう10台以上やってる。
Velocetteもいっぱい来る。
BMWはこないだ書いたが300台はやってるw
MOTO GUZZIも多分100台近い。

そんなウチに初めて入庫する車体がやってきた。
店主のワタシ、舞い上がる。

私が中学~高校時代、
ホンダスティードが登場する前まで唯一存在した
中免で乗れた250㏄のアメリカン。
HONDAのレブルだ(笑)


若干20歳の若き消防士さん。
この車体が人生で初めてのモーターサイクル。
HONDAのレブルだ(笑)

「確か高校時代同級生のHがこれ乗ってたな」とか
「そもそも国産アメリカンって何だ?
国産なのか?アメリカンなのか?
そもそも戦前までアメリカにもインディアンやエクセルシャーとか
まぁハーレー以外にもメーカー存在してたけど、
今じゃアメリカンってハーレー1社の事指してるんぢゃないのか?」
等と、若かりし頃の甘酸っぱい思い出がいっぱい蘇る
HONDAのレブル、だ(笑)



まぁ外装はそれなり。
「どんな感じでペイントしたいんですか?」
「それがまだあんまり思いつかないんです。
とりあえず綺麗にしたいというだけで」

うん、始まったばかりのモーターサイクルライフ。
ホヤホヤ過ぎるので多分何言ってもそう染まっちゃいそう。
これを「しめしめ」と思うショップもあるのでしょうが、
これからどんどん知識と見聞を広めていって、
「これじゃなかったなぁ」
にはしたくないですよね。

「ならば純粋無垢に黒1色でもいいんじゃないっすかね?
その後色々カスタムとか思いついたらそれからでも良いと思いますよ」




という事でシンプルにソリッド黒オンリーでのお預りです。
バイクの「バ」の字も知らないので怖いとの事なので、
車体お預りで外装を降ろしていきます。

中古車屋、外装降ろしての整備はしてないのは間違いない。
めっちゃダストまみれ(苦笑)




見て見ぬふりは出来ないので拭き掃除しておく。





30年ないし40年経過してる250㏄以下の国産車にしては
地金もとても程度がいい。
基本、車検の無い国産車は底値の頃にないがしろにされがち。
だから車検のある車体よりも残存数も少なくなっていく。
売れた台数は多いにもかかわらず。
これが国産の250㏄以下について回る「性(さが)」だったりする。
この車体はかなり大切にされていたようですね。
ばっちぃかったけど、フレームの砂埃がそれを物語ってます。
雨風は結構しのげる場所で保管されていた証拠ですから。


トンネル部分の錆もこれ位なら良い方。問題なし。
磨き上げてサフェーサー入れればミントコンディションになりますよ。



コンディションが良かったのとソリッド1色だったのでまぁ完成(笑)


人生初のモーターサイクルだから、
漆黒の黒に青空や電線がくっきり映り込んで
思わずニヤけてしまう仕上げにしておきましたw


裏側も問題なし。


もしかしたら私より生き延びるかもしれんよ、このレブル(笑)



という事でKさん、無事に完成です。
週明けにはガソリン入れても大丈夫なので
ご連絡お待ちしておりまする。



今年の夏はこのタンクに青空や雲や都会のスカイスクレイパー、
色々な風景映し込んで笑顔が止まらないバイクライフをお送りくださいな(笑)
くれぐれもご安全に愉しんで共にモータージャンキーライフを♪








甘酸っぱくなって選曲してしまいました。
宮城君、永遠に23歳で時が止まっちゃったけど、
デビュー前のビンビンのロカビリーだった貴方を観て興奮した私は
今ではあとちょいで半世紀生きてます。
デビューしてからのアイドルみたいに仕立て上げられたポップナンバーは
貴方にとって苦痛だったのかもしれません。
正直私もあの時はそう思ってました。
でも時が経ってこの曲も私にとっては良いナンバーになってしまいました。
なんか、すみません(苦笑)