名車Bugattiについていたこのテールランプ。
この縦型オーバルのランプはスイス製。
実は今でもレプリカは販売されている。
だが恐ろしい程高い。レプリカと言えども恐ろしく高い。
正直250㏄中古車の程度の良い車体が軽く買える値段。
当時物本物は下手すると3桁届く値段がする。
「無理だろこれ」で一度は諦める。
するとツネちゃんから「造れそうですよ、これ」と返答が来る。
ならばと製作をお願いしてみる事にする。
ツネちゃんとの技術交換のバーター取引、これで佳境。
レンズは今後の入手も考えてハーレー用アフターパーツを流用。
Bugattiと違い1個での装着なので上下両方レッドレンズ。
上がSTOP、下がポジション常備灯。
おおぉ、形になった♪
裏はこんな感じでガラスレンズをマウントさせている。
「Muneさん、テールベース自由に造ってみていいっすか?」
「うんいいよ、何か構想あるって事だろうから、任せてみるよ」
で、某日位置決め。
ツネちゃん曰く
「何か20世紀初頭のアメリカの路上の信号機みたいだな、って思ったので
そんな感じのインダストリアルな感じでステー造りたかったんすよ」
うん、何かコンセプトの意図ワタシにも伝わってるよ。
ワタシ。
「俺は何か昔の貨物列車の一番後部の車両のテールっぽいな、って思った。
詳しくはないからアレだけどアムトラックとかそういうの」
「ですです、そんなニュアンスです」ツネ。
細かいペーパーでスクラッチ除去して、でも取り過ぎない様にして。
あまりに綺麗に平滑な部分はわざとニードルスケーラーぶつけて
当時の職人がロウ付けで炙って作ったような「うねり」と槌の痕をイメージする。
フル鏡面だと只のプロダクション品になっちゃうからね。
目指したのは職人手叩きのKジルジャンシンバルのあの表面(笑)
そのへんはホント、只の自己満足の匙加減(笑)
ここまで地金フルポリッシュだと速攻で錆ちゃうので
直ちにSTILL ROLLIN'築木さんにクロームお願いする。
戻って来たぁ~~~♪
これで心置きなく頬ずりできるwww
ステーはこの造形観て「これは銅メッキだな」って思ったので
銅メッキはかけてすぐに腐食がすすむので
(10円玉にサンポールかけたあのピンクゴールドっぽいのが生まれたて。
徐々に黒ずんで深みのある神社仏閣っぽくなります)、
これだけは他の銅メッキパーツと一緒に出さないと風合い変わっちゃうので
取り敢えずガンブルーで錆保護して保管しておく事にします。
おじさんの夢、クローム処理完了w
ぎゃ!何ぞこの金額!!!!
お、おぅ。。。。
永い付き合いの築木さん、どSだな(笑)
でもありがとう、今回は甘んじて享受させて戴きます♪
メインのクローム&銅メッキ、またいつになるかは未定ですが
その時はまたよろしくお願い致しまする。
おっさんの夢、ごっそり持ち込みます(笑)
あとリアキャリア出来上がれば遂にツネちゃんのパートもこれにて終了。
いよいよ一旦46さんトコへと持ち込まれます。
かなり進んだ気がしますが、それでも完成は未定ですw