2018年8月18日土曜日

BUGATTI Tail Lamp

名車Bugattiについていたこのテールランプ。

この縦型オーバルのランプはスイス製。
実は今でもレプリカは販売されている。
だが恐ろしい程高い。レプリカと言えども恐ろしく高い。
正直250㏄中古車の程度の良い車体が軽く買える値段。
当時物本物は下手すると3桁届く値段がする。
「無理だろこれ」で一度は諦める。

するとツネちゃんから「造れそうですよ、これ」と返答が来る。
ならばと製作をお願いしてみる事にする。
ツネちゃんとの技術交換のバーター取引、これで佳境。

レンズは今後の入手も考えてハーレー用アフターパーツを流用。
Bugattiと違い1個での装着なので上下両方レッドレンズ。
上がSTOP、下がポジション常備灯。




おおぉ、形になった♪




裏はこんな感じでガラスレンズをマウントさせている。


「Muneさん、テールベース自由に造ってみていいっすか?」
「うんいいよ、何か構想あるって事だろうから、任せてみるよ」



で、某日位置決め。




ツネちゃん曰く
「何か20世紀初頭のアメリカの路上の信号機みたいだな、って思ったので
そんな感じのインダストリアルな感じでステー造りたかったんすよ」

うん、何かコンセプトの意図ワタシにも伝わってるよ。

ワタシ。
「俺は何か昔の貨物列車の一番後部の車両のテールっぽいな、って思った。
詳しくはないからアレだけどアムトラックとかそういうの」
「ですです、そんなニュアンスです」ツネ。



 で、ツネちゃんところから持ち帰り、地金のポリッシュでメッキの下地造り。
細かいペーパーでスクラッチ除去して、でも取り過ぎない様にして。
あまりに綺麗に平滑な部分はわざとニードルスケーラーぶつけて
当時の職人がロウ付けで炙って作ったような「うねり」と槌の痕をイメージする。

フル鏡面だと只のプロダクション品になっちゃうからね。
目指したのは職人手叩きのKジルジャンシンバルのあの表面(笑)
そのへんはホント、只の自己満足の匙加減(笑)
ここまで地金フルポリッシュだと速攻で錆ちゃうので
直ちにSTILL ROLLIN'築木さんにクロームお願いする。

戻って来たぁ~~~♪

これで心置きなく頬ずりできるwww

ステーはこの造形観て「これは銅メッキだな」って思ったので
銅メッキはかけてすぐに腐食がすすむので
(10円玉にサンポールかけたあのピンクゴールドっぽいのが生まれたて。
徐々に黒ずんで深みのある神社仏閣っぽくなります)、
これだけは他の銅メッキパーツと一緒に出さないと風合い変わっちゃうので
取り敢えずガンブルーで錆保護して保管しておく事にします。

おじさんの夢、クローム処理完了w

ぎゃ!何ぞこの金額!!!!

お、おぅ。。。。
永い付き合いの築木さん、どSだな(笑)
でもありがとう、今回は甘んじて享受させて戴きます♪
メインのクローム&銅メッキ、またいつになるかは未定ですが
その時はまたよろしくお願い致しまする。
おっさんの夢、ごっそり持ち込みます(笑)


あとリアキャリア出来上がれば遂にツネちゃんのパートもこれにて終了。
いよいよ一旦46さんトコへと持ち込まれます。
かなり進んだ気がしますが、それでも完成は未定ですw