もうね、スミマセン。
最近作業とか来客あり過ぎてホント怪電波飛ばしてる暇がなかったです。
結構皆さん同じ症状に陥っている業者の方多いですけど、
簡単に日々のレポートUP出来るFBがあると
どうしてもそっちにEasyにアクセスしてしまって、つい、ね(苦笑)
自分でもどこまで書いたっけ?になってるのでおさらいが必要になっていますが、
こちらH様のDR800、こんな感じに仕上がりました。
イメージが80年代に色々あったプライベートファクトリーのマシンの様な感じ。
JJ COBAS(ホタホタコバス)のカラーリングスキームをアレンジしました。
シートカウルのSC779はHさんご自身が起こしたフォント。
カウル上にはこの車両の制作に携わった各ショップ。
タンクがジレラ、シートカウルがヤマハのTX850を流用していますが
非常に巧くフィッティングされていたので
カラーリングの統一で更に整合感が増しています。
カスタムペイントですので無論、鏡面です♪
無事にYamashow Factoryさんに引き取られていきました。
パウダーコート他ショップで行う最後のフィニッシュが施されます。
Hさん、ご用命ありがとうございました!!
こちらはN様よりご依頼のGS外装一式。
拘りでカラーリングNo.を調べ上げそのデータで塗って欲しい、というオーダー。
本来バイクのカラーは世界中のどのメーカーもほぼほぼデータは出てきません。
車の場合カラーコードがあってそれで調色データもあるのですが
バイクの場合はそれが無い(データが外に公表されていない)のが常です。
幸いこのBMWは同じカラーコードが4輪の方にもあったので
それでデータは出てきました。
当SHOPで使用している関西ペイントにデータ問い合わせて送ってもらって
それでペイントして30年以上前の当時のまんまのカラーで再現となったワケです。
ところがここで予想外の展開に。
「白過ぎるきがします」とオーナー様より。
うーん、当時のデータ通りに塗っただけなのでそう言われても(苦笑)
新車時から30年以上経過してるので、
当時のままに戻せば黄焼け又は赤焼けも全く皆無でしょうし。。。。
レストアペイントを行う際には経年変化加味した調色で行うか
比較的新車時に近いカラーに戻すかはオーナーの嗜好で決めているんですが、
前者は勿論元の塗装から調色して色を「起こして」それで塗りますし、
後者でも先に述べた様に2輪はデータ出てきませんから
比較的色褪せの無い個所からデータ採取して「起こして」塗ります。
要は必ず元のペイントのどっかしらから調色という作業をします。
今回珍しく4輪にもあったカラーコードだったので
完全にデータのみから調色をしたのでこんな展開になったようです。
一応塗料メーカーから送ってもらったデータのまんまなので
ワタシとしても30年前の新車の色は勿論覚えてなんかおりませんので
それを信用するしかないのでございます。
一応念の為再度関ペよりデータ送ってもらって間違いがなかったか、
もう一度色を作成してみて塗った色と同じか否かもやりましたが、
やっぱり何度作って塗っても同じ色。
最終的にはカラーコード自体を読み間違えた可能性も疑ってみましたが
こちらもオーナー様が念入りにあちこち調べてくださいまして
結果やはり間違っていないという結論。
こうなるとこの色でやはり合っているという事になります。
経年変化の無い当時の色。
同じBMWのパールホワイトなんか今ではどの車体も金色色のゴールド味ありますけど
あれも日に当たってない場所見るとめちゃくちゃシルバーです。
当時のカラーのまんまって難しいですね。今回はワタシもかなり焦りました(苦笑)
これを教訓に今後は当時のままで再現して欲しいというオーダーの場合は、
「いいんですね!?メチャクチャ今とイメージ変わりますよ!?いいんですね!?」
と、塗り手であるこちらからも今一度念を押す事を心がける事にします(笑)
因みに余談ですがコーションプレートなんかはこうして残せます。
というよりレストアペイントでこのコーションもクリア下に埋めて保護出来ます。
レストアペイントの際こういう類を残したい方はお気軽にご相談くださいまし。
あ、下地が金属やFRPで痛みが激しい場合は出来ないケースもゴザイマス。
前回のレポートでバキバキのフレークにブラウンのキャンディまで作業が進んでた
PSYCLE CRAFTERS萩原さんのZ。
どうせならあんま誰もやってないカラースキームに挑戦したいという事で
この80年あたまにレースに参戦していた
KRAUSERのカラースキームを取り入れてみる事にします。
これがこの車体、あんま写真残ってないんだよな(苦笑)
という事でキャンディベースの上からラインを入れていきます。
ラインの色はこの車体のカラーリングと時代考証を配慮してチョイス。
70年代~80年あたまの設定なので
当時っぽいアースカラーの3色を入れてみましたです。
シートカウルZ1000J3シリーズの様に排気量を。
といっても萩原氏のZは1000ccではないので1166というフォントで起こします。
色々四苦八苦してフォントを5個くらい描いて吟味。
元の1000とは違い1166なので文字の横幅とかがオリジナルとは異なるので
大きさも考慮しなければいけません。
やっと完成して「おっしゃ出来た♪」と喜んだもの束の間。
カウル後方に向かって斜めになるフォントなので
左右使い回しが出来ません。
こちらは左用に作成したフォント。
右は右で描き直さなくてはなりませんorz.......
タンク上面にはお店の屋号。
こちらは萩原さんの奥さんが描いたもの。
これを忠実にエアブラシで入れましょう。
ご夫婦の作品の中にワタシが混ざってはいけません(笑)
なのでホント忠実にアートナイフでタンク上に落とし込みます。
段差取り等この後も作業いっぱいあるのですがそこははしょっていきなり完成w
装着されるイメージが早く見たくてブースの中でエア仮組(笑)
アメリカのデイトナとかのレースシーンにいたっぽいような
そんなニュアンスが良く出たと思いまする♪
サイドカバーにも造形のラインをうまく利用して3本ラインで。
ここにこんな風にライン仕込んでるのはあんまいないと思います。
ビキニカウルの方は純正のラインポジションをそのままに3本で。
でもなんか整合感は出てますね。
使い回しが出来ないと気付いて泣きながら急いで起こした右フォント(笑)
タンク上部の奥さんのフォントもうまく収まりました♪
萩原さんがワタシの店の屋号も入れてください、と仰ってくださったので
僭越ながらテールカウルのここに。
この車体にはこの位ので丁度いいんです。
納品に出向くと萩原さんがめちゃくちゃ喜んでくれました。
いやぁ~良かった♪
ワタシとしてもこの1か月の作業が報われる嬉しい瞬間であります♪
フレークは室内(夜間の照明)と昼光で見え方もだいぶ変わります。
「出そう!!外出してみよう!!!」と早速引っ張り出す萩原さん。
テンション上がり過ぎてタイヤの上に置いただけだったフロントフェンダーを忘れて
あと少しで乗っけたまま転がしてしまうところだった位に
喜んでくださっております(笑)
生憎この日は曇天でしたが、それでも表情は変わります。
ちょっとブラウンが前に出てきますね。
萩原さん、ホントこんな面白いプロジェクトに関わらせてくだしまして
ありがとうございます♪
是非今度一緒に流しましょ!!!
Ryozzy君率いるVMXチームMancheez Speed Gang。
メンバーのハルミがめでたく結婚。
お祝いとしてサプライズでハルミの車体のタンクに絵をお願いします、というオーダー。
あそこのチームはメンバー皆食い物のコードネームがありやす。
で、各々のコードネーム(食い物)を伺う。
ハンバーガー(Ryozzy君がそう言った)
チリドッグ
アメリカンドッグ
タコス
ペヤング
とろサーモン
何だそれwww
ってかお前ら、皆ジャンクフードで色似てて描きづれぇよw
ってか何だよペヤングって。
ペヤング販売中止だよ(3月時点)。もう諦めろよw
とろサーモンもなんだよ。何だよこの脈絡の無さはよw
っちゅうかとろサーモン、お前夜のベッドでマグロだったら許さねぇからな!!
ちきしょう、下ネタでも食らえ!!ファッキンw
しかも当のハルミ、そう言えばチーズバーガーだったよ(苦笑)
もういいよ、ハルミお前一生チーズ抜きで生きろよそうしろよwww
しかもこれ、サプライズだったはずなのに車体預かってた橋本のヤローが
ハルミに言っちゃったから全然サプライズぢゃねぇよw
阿呆かあいつは!!!
頭にきたからオーダーになかった魚肉も描いてやったぜ。
魚肉のクセにマークは骨だからもう食うところねぇよ、ざまーみろw
出来上がったから電話したら速攻で取りにきやがったよ。
しかもRyozzy君が「マンチーズの名前も入れてちょ♪」とか言われて
メチャクチャ速攻で書き殴ったよどんだけ人使い粗いんだよ(苦笑)
もう早く持って帰れ橋本。ネタバレしてるけど早くハルミに送ってやれ!!
何だかなぁもぅ、で終わったと思ったら
ペヤングのコードネームのぬっちーの野郎が
「カレーパンに書き直してください、テヘッ♪」とかメッセージきやがった!!!!
ぬぐあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
ま、何だ。
ハルミ、結婚おめでとう(笑)
そんな3月のレポートでございます。
4月に持ち越しがこんなにたんまりゴザイマス。。。。。
頑張りマス。
余談:
エキモのケンタがJOINTSの車体を持ち込んだ時、車が代わってた。
ちょい懐かしい90年代のライトエース。
お、左側にも社外のアンテナついてるじゃないの。
「これ、前オーナー結構な高齢者の方だった?あのアンテナは・・・」
「あ、あれは俺が後から付けたっす」
「へ?わざわざ探してきてケンタが付けたの?」
「まるでおじいちゃんがワンオーナーで乗ってたかのようなカスタムするっす」
人間、色々な個性があるものだ(笑)
そして現在、そのケンタの車体のラストスパートで睡魔と闘ってクリア入れてます。
だからこれ書いて必死で起きてます(苦笑)