2025年11月28日金曜日

Welcome To The Black Parade。


タンク一体溶接成形で
フレームからタンクから全部にフレイムス。
これ考えた野呂さん許さねぇ。
で、これ溶接したケンタも併せて許せねぇw

下書き4台もやってたらゼブラマッキー極細がインク切れでご臨終した。
慌ててコンビニ買いに行ったが
作業途中のままの格好でそのまま行ってしまった。
レジでコンビニの店員さん、
「この人この手袋で一体どんな作業してるんだろう」
って、思わず顔に出てた。


違うの、違うよ。

これは筆やアートナイフ走らせる為に必要なの!
新手の厨二病とかじゃないから!!








2025年11月24日月曜日

浸食。

1代目フレーム完了。
廃エースちょっとじっくり整備が必要になり
まだ戻ってこない。
代車の軽で運ぶ事になったのだが
固定ポイントが不慣れもあって正解を導くのに苦労して
30分以上あれこれやってどうにか安全に運べそう。
ちょっと縄も使ってるからSMプレイの縄師みたいだけど。
縄使うSMやらんから知らんけどw

で、搭載されるXS650のフルポリッシュエンジン。
滅多に拝める事の無い真正面から退治させて戴く。

いやケンタ、
これXS650ぢゃなくてキングジョーやんけ。

ノーマルだとほぼ観えない頭のてっぺんも
チョッパーだと丸見えになる。
フルポリッシュもさることながら
頭みっちみちやん。
何かオイルラインの曲線造形とか可愛いやんけw


今年の私、
前のIKEAのチブル星人といい
疲弊した脳内が円谷プロに侵されてる。


I lose control~♬


2025年11月15日土曜日

West County Hospital。

フルモールディング・フルスムージング・フルスクラッチ、
全て完了させてサフェまで終了。


でね、ちょっと1回だけレフェリーストップしていい?
昔と違って50超えたからなのか
娘無事に社会人として送り出して緊張の糸が切れたのか
体力気力精神力手首がもたない(苦笑)

明日だけちょっと休む。
自分の身体としっかり向き合って完遂する。
それも大事。


2025年11月9日日曜日

Disgrace To The Corpse Of Sid。

さて、いよいよロッドショー車輛入庫して参りました。
これより毎年恒例の地獄行超特急の運行が始まります故、 12月7日の開催日まではご来訪控えて戴けますと幸いです。
というよりそれまでの間何話されてもペイントの事で頭がいっぱいで、 まるっきり会話の内容とか覚えていませんし、 疲労でドチャクソ人相悪いです。
ショー終わるまでデスメタルとグラインドコアパンクと サイコビリーしか工房BGM流れませんw
何卒よろしゅうに。

STUPID CROWN
Custom&Paint Factory
Mune.T.



2025年11月8日土曜日

Brain Dead。

リビングの照明が23年使用でイカれたので、 夫婦でIKEAまで歩いて買い出しに行く。
調光も出来るライトあったので、本体とLED電球とリモコン買って帰る。
本体取り付けてて、「あれ?この本体リモコンセンサーの受容体ないやんけ」と気付き、 しまったレセプター別売りか?と、夫婦でちょいと説明書読む。
「本体に5cm程まで近づけてリセットボタンを10秒以上押し続けてください。 ライトが明暗繰り返したらペアリング完了です。最大10個までペアリング可能です」


ちょいビビった、センサー照明器具本体じゃなく、LED電球の方に仕込んであった。
旧車乗り、文明に追いついてないwww


5個ペアリングも完了。 ってか頭脳持ってる電球とか考えた事もなかったわ。 こいつら電球じゃなくてチブル星人なんじゃなかろうか。

言い換えれば交換電球はIKEA製品に頼らざる得ない事でもある。
電球が脳死すればまたIKEAか。
ま、歩いて行けるからどーでもいいんだけどw




2025年10月30日木曜日

Always On My Mind。

つい最近やっとこウチに戻って来たGUZZI。
シフトはめちゃくちゃシルキーに入る。超問題ない。
だがクラッチがクッソ重い。
こればっかりは1速しか入らなかったんだから
ケンタも改善しようがない。
だってシフトがUPしないんだもの(笑)
という事でここから先は私がモディファイする事にする。
まぁ自分の車体だからね。

一度油圧クラッチという文明の利器に逃げようとした。
あの重さは長距離絶対無理だったので(苦笑)
でも思いとどまった。
折角ワイヤーやロッドという前近代的な、
でもおかげで出先で何があっても調整で帰れる機構なんだから。
フルトラとかメンテフリーなのは重々承知。
でもおかげでそのユニットがパンクしたら
その場でもう不動車レッカーが確定となる。
だから私はポイントのままにしてる。
接点復活とかギャップ調整でどうにか自走出来るから。
これが近代的なブラックボックスの破損となるとお手上げだ。
ドチャクソアナログなものだはあるのだが
だからこそ路上整備で帰れるというメリットもあるのです。

という事でワイヤー引きのレバー比を検証検討することにした。
今我がGUZZIは新品クラッチで世界一フレッシュな状態。
ここを「基準点」として遊びの調整が可能な範囲で検証する。
単板クラッチ故に「こんなものか」で疑ってたものが
ここにきて範囲の設定値で明確なものとなる。
という事で少し計算してクラッチプッシュアームと
受けのワイヤー固定ステーを20㎜ずつ伸ばしてみる。
伸ばすだけでクラッチレバーの重さが激変する。
ただし伸ばし過ぎるとクラッチが切りきれなくなる。
でもってその辺は全然大丈夫な範囲だった。

レバーもカッコいいので50年代のイタリアンのレバー採用したが
これが凄く遠いのだ。
遊びまだまだ許容あったので
こっちも引きしろ手前に持ってきたところで固定すべく
レバーに「ぼっち」を溶接でこさえて
手前で常に稼働するように位置固定する。
文字通り「ぼっちザロック」だwww

こっちが反対側のフロントブレーキのレバー位置。
このレバーめちゃくちゃカッコいいんだけど
めちゃくちゃレバーが遠い(笑)
まぁこっちはフロントブレーキで常にアクションする方ではないし、
元より私ドラムブレーキの車体にしか乗ってないので
これでも何ら問題ない。
これをどうにかしてクラッチの軽減図ろうとしてるという事です。

で、20㎜外にオフセットしたから
バッテリーケースの台座のL字を削っちゃう結果になてる。
要はワイヤーの受けが只の平板で支えてる事になる。
あの強烈な力点を平板で補えるワケがない。
なので裏当てとして帯板のステーをこさえる。
バッテリー台座自体は1㎜ない薄い鉄板なので
この20㎜近くある帯鉄なら力分散できるでしょう。
で、裏当てで付けたら全く見えないので
黒染めスプレーでっちゃっちゃと造るw

うん、これならひん曲がる事も皆無でしょう。
モディファイってこういう配慮の積み重ねになりまする。

チェック。
何ら問題なし。
クラッチの重さ激減。
これなら長距離余裕で乗れる(笑)

リンケージ関連全部私でペイントで済ませちゃった。
本来こういう場所メッキなんだろうけど
メッキ出すと何週間戻って来ないかわからないので
ロッドショー車輛入庫しててんやわんやになったらおしまいなので
突貫で塗って翌日もう組めるしで
殆どペイントで終わらせちゃったっす。
何故なら私がペインターだからですw

ハンドルも外して突貫で2日で仕上げた。
多分腹据えてしっかりやった方が結果良いだろうと
この2日間全部を自分のGUZZIに費やさせて戴きましてん。

左のスイッチの配線の中通しも済ませてこれにて全て完了。
やっぱ集中して取り掛かった方が効率はいいわね。

メンドくさいからリンケージほぼ塗っちゃったけど、
流石にシーソーペダルと左右レバーはクロームかけないとだね。
この3点はメッキ屋に出すとしましょう。
まぁ戻って来た時にはロッドショーでわやくちゃだから
タイミング良しとします(笑)
クロームで綺麗になって帰っておいでー

腹据えて2日間集中してモディファイしましたが
正直とても愉しゅうございました(笑)



さて、明日からまた仕事にがっつり戻りましょうかね。





Tumshukuru Mungu。

先週もまぁまぁ色々仕上げて納品しました。
先ずはレストアの方から。
日本では珍しい車種かもしれません。
1960年代半ばに生産されていたDUCATI CADET 100。
ドゥカティがこんな小排気量の2スト造ってた事、
もしかしたらそれも知らない方も多いかもしれません。

当時物のこのフェアリングとコンビでのご依頼です。
これ可愛い♪

しかしこのタンク、
何だかオリジナルよりも遥かに黄色ライン太い。

色々資料とか画像漁ってみたんですが

線そのものがシャンパンゴールドのものとか

まぁどれがオリジナルなのかわからなくなる位ある(苦笑)

あ、これはライン黄色だね。

当時のカタログ。
こうなってくると解像度低くても
カタログの画像が一番オリジナルに近いのは間違いなさそう。

そこでインスタで繋がってるイタリアのペインターに訊いてみる。

どうやらラインの色はシャンパン時代とイエロー時代あったらしい。
なのでそれはどっちでも正解なんだそう。

んじゃああとはグラフィック整えればOKかな。
助かりました、あざまっす。

んでは色々彩色と採寸したので剥いてみましょうか。
ぐぬおぉぉっ!!

めっちゃ潰れたままめっちゃパテ入ってるやんけ・・・・

結果、左右どっちも結構な凹みあった。
勿論引っ張り出した。
そしておびただしい数の錆の虫食い。
貫通する程ではないが結構深いので
PORで封じ込める。



そして世界中の小排気量の定め。
おそらく年落ち程よき時期に雨ざらしにされてたんでしょう。
タンクの底部分かなり激しく虫食いだらけ。
一応水没テストでエア漏れなかったので開通はしてなかった。
がっつりたっぷりPOR塗って永久に封じ込めます。

タンクのトンネルが歴代の杜撰なペイントのせいでガッサガサだったので
徹底的にこそぎ落としてPORで錆止め。
これで手突っ込んでもガッサガサで皮膚切れません
(歴代ガッサガサ繰り返すとマジで手入れると皮膚あちこち切れます)

まぁそんなこんなで完成。
いつもの如く途中過程撮るの忘れました忙し過ぎてw

でもってミニフェアリングはマジで撮り忘れました(苦笑)

今となっては希少な小排気量イタリアンです。
末永く愉しんでくださいませ。

カスタムペイントの方はこいつ。
これ観て既視感ある方はウチの古くからの馴染みですね。

15年近く前エキモで塗ったこいつのオマージュですね。
同じエキモからの依頼だったのでまぁ良し、かな。

この形状のフレイムス、最近一番オーダー多いです。


フレイムス丸くて炎が細くて長いタイプっすね。

フレイムスは時代によって実は結構流行あったりします。
前に塗ったショーバイク以降しばらくこの形状のオーダーなかったんですが、
リバイバルですかね、最近ほぼこれだったりします。

勿論オールドスクールとかニュースクールの違いとかありますが、
20年前はこういう形状が主流でした。
フレイムスが何度も分岐したり

フレイムスの形状が丸型ではなく楕円形のスリムな感じ。
今はこっちのオーダーの方がマイノリティですね。

派生形としてこんな感じのトライバルも一時期流行しました。
TATTOOでもこんなトライバル流行りましたよね。
今むしろ全然観なくなりましたけども。

筆引きだとこんな奇行種もあったりします。
フレイムスの内側にフレイムス仕込むという
ちょっとエッシャーの騙し絵みたいなギミックです。


また時代がめぐるのかもしれませんね(笑)