つい最近やっとこウチに戻って来たGUZZI。
シフトはめちゃくちゃシルキーに入る。超問題ない。
だがクラッチがクッソ重い。
こればっかりは1速しか入らなかったんだから
ケンタも改善しようがない。
だってシフトがUPしないんだもの(笑)
という事でここから先は私がモディファイする事にする。
まぁ自分の車体だからね。
一度油圧クラッチという文明の利器に逃げようとした。
あの重さは長距離絶対無理だったので(苦笑)
でも思いとどまった。
折角ワイヤーやロッドという前近代的な、
でもおかげで出先で何があっても調整で帰れる機構なんだから。
フルトラとかメンテフリーなのは重々承知。
でもおかげでそのユニットがパンクしたら
その場でもう不動車レッカーが確定となる。
だから私はポイントのままにしてる。
接点復活とかギャップ調整でどうにか自走出来るから。
これが近代的なブラックボックスの破損となるとお手上げだ。
ドチャクソアナログなものだはあるのだが
だからこそ路上整備で帰れるというメリットもあるのです。
という事でワイヤー引きのレバー比を検証検討することにした。
今我がGUZZIは新品クラッチで世界一フレッシュな状態。
ここを「基準点」として遊びの調整が可能な範囲で検証する。
単板クラッチ故に「こんなものか」で疑ってたものが
ここにきて範囲の設定値で明確なものとなる。
という事で少し計算してクラッチプッシュアームと
受けのワイヤー固定ステーを20㎜ずつ伸ばしてみる。
伸ばすだけでクラッチレバーの重さが激変する。
ただし伸ばし過ぎるとクラッチが切りきれなくなる。
でもってその辺は全然大丈夫な範囲だった。
レバーもカッコいいので50年代のイタリアンのレバー採用したが
これが凄く遠いのだ。
遊びまだまだ許容あったので
こっちも引きしろ手前に持ってきたところで固定すべく
レバーに「ぼっち」を溶接でこさえて
手前で常に稼働するように位置固定する。
文字通り「ぼっちザロック」だwww
こっちが反対側のフロントブレーキのレバー位置。
このレバーめちゃくちゃカッコいいんだけど
めちゃくちゃレバーが遠い(笑)
まぁこっちはフロントブレーキで常にアクションする方ではないし、
元より私ドラムブレーキの車体にしか乗ってないので
これでも何ら問題ない。
これをどうにかしてクラッチの軽減図ろうとしてるという事です。
で、20㎜外にオフセットしたから
バッテリーケースの台座のL字を削っちゃう結果になてる。
要はワイヤーの受けが只の平板で支えてる事になる。
あの強烈な力点を平板で補えるワケがない。
なので裏当てとして帯板のステーをこさえる。
バッテリー台座自体は1㎜ない薄い鉄板なので
この20㎜近くある帯鉄なら力分散できるでしょう。
で、裏当てで付けたら全く見えないので
黒染めスプレーでっちゃっちゃと造るw
うん、これならひん曲がる事も皆無でしょう。
モディファイってこういう配慮の積み重ねになりまする。
チェック。
何ら問題なし。
クラッチの重さ激減。
これなら長距離余裕で乗れる(笑)
リンケージ関連全部私でペイントで済ませちゃった。
本来こういう場所メッキなんだろうけど
メッキ出すと何週間戻って来ないかわからないので
ロッドショー車輛入庫しててんやわんやになったらおしまいなので
突貫で塗って翌日もう組めるしで
殆どペイントで終わらせちゃったっす。
何故なら私がペインターだからですw
ハンドルも外して突貫で2日で仕上げた。
多分腹据えてしっかりやった方が結果良いだろうと
この2日間全部を自分のGUZZIに費やさせて戴きましてん。
左のスイッチの配線の中通しも済ませてこれにて全て完了。
やっぱ集中して取り掛かった方が効率はいいわね。
メンドくさいからリンケージほぼ塗っちゃったけど、
流石にシーソーペダルと左右レバーはクロームかけないとだね。
この3点はメッキ屋に出すとしましょう。
まぁ戻って来た時にはロッドショーでわやくちゃだから
タイミング良しとします(笑)
クロームで綺麗になって帰っておいでー
腹据えて2日間集中してモディファイしましたが
正直とても愉しゅうございました(笑)
さて、明日からまた仕事にがっつり戻りましょうかね。