BMWのパールホワイト外装フルレストア中。
このカラーリング、ゴールドパールだと思ってる方もいると思います。
ですがこれ、実は元色純白のホワイトパールなのです。
ゴールドっぽく見えるのは経年変化の日焼けなんですね。
なので劣化してないデカール下の色が本来の色なのです。
こっちは随分最近に貼られたものだったのでしょう。
これ、お客さんにどっちで合わせるのか訊かないといけない案件です。
ゴールドパールっぽい方が元色だと思ってる(気に入っている)方に
眩いばかりの純白パールで仕上げてしまうと
となってしまいますw本来色をしっかりと説明する必要があります。
年齢重ねているオーナー様だと元色希望が多いです。
「新卒だった当時欲しくてね。
でも高価過ぎてとても手が出せなくて。
ずっとショーウィンドーに張り付いて眺めてたなぁ」
こんな思い出のある方も多いので
その当時の眩い輝きをご所望される感じですね。
逆に30代くらいの若いオーナー様だと
その車体がもうデビューして数十年以上経過してる事も多いので
(場合によってはオーナーさんよりも車体の方が年上ですよね)、
(場合によってはオーナーさんよりも車体の方が年上ですよね)、
その日焼けした佇まいの「それ」がまさに欲しいカラーでもあり、
その風格が欲しいと色褪せでペイントされる事もあります。
塗装というものはそのオーナーさんのフィルターにもよって
様々な着地点があるという事です。
正解はありません。
それぞれのオーナーさんの愛で方の数だけある、という事だけです。
で、やっと大物塗れる気温になって参りました。
ガンガン塗って仕上げて参りますね。