2022年11月10日木曜日

業を背負う覚悟で生き物は迎え入れろ。

 ちょっと強いものの言い方で敢えて書きます。

栃木県で社員寮で飼われていたボールパイソン2匹を 退社と共に置き去りにするという無責任な事例が起きました。
更にそのボールパイソンを他の社員が畑に放つという暴挙まで追加されました。
実はここ数日、京都の嵐山でもアルビノのボールパイソンが目撃され、 そちらはTwitterで拡散されてすぐに地元の爬虫類愛好家が必死に捜索して、 かなり衰弱してはいたものの無事に見つけ出して保護されました。
爬虫類愛好家は日本ではマイナーな分野ではありますが 真摯に命と向き合う愛好家が多いので、 このように居ても立っても居られず保護へと実際に動く方がいる事に 安心と嬉しさを覚えました。
ボールパイソンはアフリカ原産なので、日本の冬の気温は絶対に越冬出来ません。 確実に死にます。
ウチでも湿度管理を適宜に行える木製ゲージの中で 天面と床面ヒーター設置して常時26度以上、 加湿器での湿度管理(熱帯雨林に住んでいますので)もして暮らしており、 カミさんからすれば究極の美容ルームでぬくぬくと暮らしております(笑)
一番ペットとして認知も愛好家も多いのは一般的に犬と猫がもっともな例でしょう。 インコとかハムスターはちょっと割愛します。
大型犬ではない限り、言い方申し訳ないですが 「愛玩動物」という人間のエゴ最優先で一緒に暮らしても問題ないペットも多いと思います。 実際大型犬でしつけなってないのは恐怖以外何物でもないですし (それどころか何かあれば事件になるので飼い主はしっかりしつけるのです)、 逆に小型犬は別段害が無いので「しつけなってねぇなこの犬」っちゅうのは正直ままありますし(バカ犬=飼い主もバカと心の中で思ってればそれでOK)、 いずれにせよ世間に認識されている分他人に与えるハードルも低いのは事実です。
インコとかハムスター割愛したのは一緒に散歩出かけられない (他の人と触れる機会がその分少ない)ので割愛しました。
鷹やフクロウはしつけの徹底で一緒に外出られると思いますが、 その分大型犬と同じ教育の必要性がありますしね。
物凄い失礼な言い方承知で言えば、 小型犬はそのしつけないがしろでも堂々と外闊歩できる 良くも悪くも最たる例でもあるわけです。
爬虫類愛好家はマイナーな分、 他の人にどのような印象を与えているのか理解している、 そしてその生き物も本来野生種で人との程好い距離感を 常に必要としている事も十分に把握している方が多いです。
ゾウガメくらいじゃないっすかね、 外散歩連れ出しても好意的に観てもらえるの。 イグアナやナイルモニターも人によっては怖いでしょうし、 ましてやヘビは恐怖しか与えないのが現実です。
ましてやヘビは肉食です。マウスやラットを丸呑みします。
前にも書きましたが、私はそんな彼らの業を背負う覚悟で飼い始めました。 マウスは需要が多いので流通量も安定していますが、 ラットは各種飼っている個体の大きさに合うサイズの流通は不安定な為、 生餌で入手して適宜な大きさになったところで 私自身が〆て冷凍保存で確保しています。
飼ってるウチの家族からすれば食べてくれた安心感が勝る食事風景ですが、 人によってはその光景は世界残酷物語でしょう。
それも猛禽類に比べればまるっと飲み込んじゃうのでスタイリッシュですし (猛禽類はついばんで食べるからスプラッターホラーですw)、 イグアナやリクガメの方がベジなので、野菜の相場時価結構影響するので、 私としてはミッキーマウス丸呑みの方が楽でいいんですけどもねwww



が、最近この分野にも上の愛玩動物の延長線上で入って来る人が多い気がしています。
「いう事きかない」「気軽に触れられない」「無駄に寿命長くて飽きた」
これで爬虫類勝手に放つのはやめていただきたい。
その子らは日本の冬越せないです。絶命します。
世間の目が恐怖と忌みであんまりです。
失礼承知で書いた「バカ犬=飼い主もバカ」に甘んじててくれとも思いますが、 むしろそんなバカは最初から生き物と共に暮らす素質すらありません。
バカのせいで犬もバカになってしまうようでは犬も可哀相です。