2021年10月5日火曜日

Never Going Back To New Jersey。

さて、転んだ傷の補修のVespaやりましょう。
どれどれ。あっ。

車体お預りの時未確認だったクラックがアンダー部分にありました。
こちら、オーナー様にメール入れて追加で治しておきます。

純正であったのか後からなのか不明なのですが、
立体造形のPX200のアルミデカール。
取り敢えず慎重に剥離のトライしてみましたが

アルミ部分がやっぱり糊と共に車体に数か所残っちゃいました。
これは流石に再利用無理っすね。
オーナーさんすんません(苦笑)

クラック部分薄くTig溶接で盛って

削ってスムージング。
 

パネル中央にあった何か止める為に空いていた穴もTigで埋めます。


裏側も軽く整えておきましょうかね。

フロントフェンダーも補修依頼の箇所ですので修正。
Vespaはフェンダー脱着が猛烈に手間と工賃掛かりますので、
ちょこっとの補修でしたしお手軽に済ませてOKでしたので
装着してペイントする事にします。
とはいえフロントキャリアや全面パネルのノーズは邪魔になるので
ちゃっちゃと脱着。

傷の箇所整えてサフェーサー入れて。


お手軽とはいえVespaや鉄スクーターのフロントは結構マスキングが大変。
というのも綺麗に塗り上げる為には作業中にハンドルを左右に振る必要が。
ですのでハンドル動かしてもマスキング動かないようにしないとなのです。

左右に振った時ビニールがフェンダーにくっついたら1発でアウト。
でもフェンダーとパネルのクリアランスは超ギリギリ。
おまけにディスク車なのでブレーキフルードのラインもあるし、
そのラインが左右振る度に自由に動き回る。
これを回避しつつペイント面にくっつく事無くマスキングする。
まぁ中々テクニカルなマスキングなんすよw

でまぁちゃっちゃとペイントしてクリア入れて
翌日ポリッシュしてマスキング剥がして
外したパーツ全部戻せばこれにて完成。
あ、お渡し前に作業で汚れたタイヤ洗わなきゃっすねw

前オーナーがかなり大切にしていたのか、
ボディにガラスコートみたいな何かしらのポリマーっぽい加工されてたので
実は足付けでペーパー当てるのちょっと大変でした。
諦めの境地で入庫してくる旧車ばかりだったので
久々のペーパー当てた時の感触で新鮮でしたwww

左リアパネルもウインカーやラバー戻して装着して完成っす。

完全体で溶剤抜ける3か月後あたりで
フロントフェンダーとこのパネルにも
同じポリマー加工してあげてもいいかもですね。
S様お待たせしました。
正統派美人のPでいっぱい走り回ってくださいまし♪