本当は閉店間際に間に合わせたかったのだが、
ここで急いてもまたトランスファーが暴れると、
相当に心を抑えて黙々と少しずつ作業。
下地処理&成形、ペイントにトランスファー定着、そして筆引きでゴールドライン。
長年このトランスファーの安定化には色々悩んできましたが
(同じ種類のトランスファーを同様の手順で作業していっても
個体差による失敗が生じる確率が非常に高い)、
かなりの成功率の秘訣を把握してきました。
貼り方・その際の水の管理・転写する際の動き・
下地の準備・日数・最初のトップコート・
ウレタンをオーバーラップさせるタイミング、
そして貼った直後にこれが成功するか否かを見極める感覚。
とりあえず作業で一番重要なのは日数置く事に他なりませんね。
これからはオーナー(或いはショップ)がどんなにしびれ切らしても
日数で譲らない精神力を身につけなければならないようです(苦笑)
おかげさまで今までの作業史上最高の仕上がりとなりました。
これが高橋社長クレジットでのTRカンパニー最後の納品となります。
社長、永らくお待たせしました。
小金井の彼の地への納品は叶いませんでしたが、
おかげさまで今までのトランスファー作業史上最高の仕上がりとなりました。
日常でたとえどんな事が起きようとも全て忘却して向かい合う。
決して急がない。
「日常で何が起きようとも動じるな」
社長からのこれが授業みたいなものです。
学ばせて戴きました。
TR社長の肩書でのこれが最後の納品となります。
Velocette Venom Thruxton。
週明け納品させて戴きます。