2018年11月6日火曜日

キャンディペイントで続いたトラブル。

とあるショップから
「キャンディで塗ってもらったタンクがキャップの口元ガソリンでやられて
水膨れになっちゃってる」とメッセージが来る。
今年でこれで同じ症例2例目。

今まで何十台もの同じキャップ形状塗ってきたが、
10年選手のペイント確認してもここがガソリンでやられる事は皆無だった。
というかこんなトラブル10年以上起こしていない。
そして何となく気付いた。

2台ともキャンディペイントにHouse of Kolor使ってる。
関西ペイントが塗料のバインダー変えたという話は訊いていない。
別の方法でキャンディ施した車体に関してはそういうトラブルは起きていない。

2台とも使用したのがHouseだったので多分その可能性はある。
だが情報量が少なすぎる。

仲の良い京都KAMIKAZEの別所君に℡。
別所君のところはロックペイントを使用。
ロックの3コートパル等で使用するクリアを使ってトラブルは無いとの事。
これはワタシの関ペでいう002(アルミコントロール剤)であろう。
ロックはその工程でも硬化剤は使用するらしい。
ワタシの関ペハイブリッドは1液タイプでここには硬化剤は使用しない。

通常3コートパールやキャンディ等では
ハイブリッドシリーズは下地のシルバーに硬化剤を添加、
パールベースやキャンディには硬化剤は入れず、
最後のクリアに硬化剤が入ってバインドする形で硬化をさせている。
メーカーの相性にもよるのであろうが
どうやら関ペのアルミコントロール剤とハウスの相性はあまりよろしくないようだ。
色乗りや光沢には影響は出ていない。硬さもしっかり出ている。
だが密着性が混ぜる事で通常の性能を維持できなくなっている可能性がある。
今後はキャンディにも硬化剤入れて硬さへの「保険」をかけておく事と、
ハウスのキャンディ塗る際にはキャップ周りの足付けは粗目で対応しようと思う。

その他にもキャップ周りのノウハウの情報交換などを色々させてもらった。
同業者の話せる人がいるのは実に頼もしいし嬉しい。
別所君、ありがとうね♪