2018年9月13日木曜日

スライムリカバリー。

現行インジェクションのハーレーにはまるで観えない位にカスタムしてる、
30代あたまなのに80年代のスラッシュメタル大好きという残念なMさん。


今年の夏のあまりの暑さでガソリンが超膨張しちゃうの失念してたみたいで
やっちまたなぁ、なFabulous Dizaster。
タンクのキャップの口部分のキャンディペイントがペロリンガしてしまって
あまりのショックにMさん絶望感いっぱいで
Curse the GodsやEnemy of Godをシャウトしながらウチに相談に来る。
そんなに神様に八つ当たりしないであげて。

「キャンディは、特にこの車体の薄い色のキャンディは流石にお手上げだね」
「そこを何とか!!Master!!Masterrrr!!!!」
「うーん、じゃあさ、LaazRocketみたいなスライム垂らせばいいんじゃね?
ガソリンじゃない何かがキャップからまろび出てるとかケミカル臭して良くね?」
「うおぉ!それいいっす!Hanger18みたいで気色悪くていいっす!Evil Never Dieeee!!!!」

 特にダメージいってた左側はタンク下までスライム垂らす。

 右は敢えてちょっとはみ出てるレベルにする。

「これ何?」って言われたら
「え?このバイク燃料スライムなんだよ」って言いながらキャップ開ける(笑)

全体的に艶のトーンも落としたいとの事でしたので
程好く艶引けペイントでフィニッシュしときましたよ。
で、昨日朝までかけて治ったよ。引き取りいつでもどうぞ♪

Mさん速攻で引き取りに来てくれました。
正直このハンドル、一人で店の中で移動させるにはかなり辛くて

車輛動かすのだけでも命がけだったので助かります(笑)
喜んで頂けて光栄です。

今回は足し算のリカバリーとなりましたが、
オーナーさんと洒落のセンスとダメージの箇所とがマッチングすればこその
そんなリカバリー方法でした。
あちこちにスラッシュメタルネタを散りばめてます。

全部わかった人は人生終わってるメタラー確定です。
そんな事よりも咄嗟にすぐ出てきたアイデアがスライム。
46歳で脳内フォルダの浅い場所にスライムがいるって事に
ワタシ自身が傷ついておりますw