2015年4月21日火曜日

娘のチャリレストアと息子のチャリカスタマイズ。

娘が今年より中学生となる。
ワタシの遺伝子受け継いでミニマムな娘なので
今の今まで小学校低学年の時に買った小さなチャリで頑張ってもらっていたが
流石に中学生にもなるともう乗れんわな、となり
進学祝いも兼ねて新しいチャリを買おうという事に。

ウチのすぐご近所にFUNNY'Sという大変面白い自転車屋があり、
折角だからそこで今後一生愛せそうな自転車買うのもいいんじゃない?となり、
当人の娘にも訊いたところ
「うん、その方が面白そうだし愛着沸きそう♪」
という事でレストアベースを1台FUNNY'Sの丸屋さんから購入。
レストア前の画像がもうバラされちゃっててスミマセン(苦笑)
70年代後半のアメリカ製のもの。
リアはコースターブレーキでございます。
これが2月のお話です。

大きな場所は本職のワタシが下地やるとして、
スポークの磨きとマスキングなんかは娘も手伝います。
せっせと1本ずつスコッチブライトで錆落としをして
スポークのネジ部を丁寧にマスキング作業を施していきます。

「メッキ屋さんに出す時もこうやって1本ずつネジ部針金巻いてマスキングして出すんだよ。
そうしないとネジがメッキで太ってニップルに入らなくなるんだ」
「ふぅん」
今後の娘の人生で絶対必要ないであろう知識しか渡せない父を許してくれw

こんな感じでスポークを1本ずつ針金で結わいていく。

思えばおよそ10年前。
ドカのスポーク1本ずつワイヤーで結わいてメッキ屋出して24金メッキ掛けて
戻ってきたスポークをもう一度1本ずつワイヤーで結わいて
クリア掛けて、って恐ろしく地味な作業を
ホットロッドショー2日前にやった記憶が蘇るなぁw

でまぁ、娘のオーダーだったカラーでペイント。

70年代終わりのビンテージなので
敢えて艶は控えめにして6分艶程度でフィニッシュ。

ブルーは娘が気に入って穿いていたズボンの色(笑)
で、フロントと一部にアイボリーで2色でセットアップ。
スプロケとチェーンカバーのラインは娘と2人で考えた。
フレームには入れずに腰下だけに挿し色留めてシンプルに。
これでレストアペイントは終了。
あとはマルさん頼んます♪
これが2月下旬のお話。
ワタシはここからJOINTS車両に向けた猛ピッチでの作業に突入。

で、4月あたま。念願の車体完成♪
早速FUNNY'Sさんに引き取りに。
ワタシの廃エースの駐車場知ってる人なら場所の説明が簡単。
あの駐車場から大通りに向かって出てすぐ右横のお店です。

マルさん、コラボ企画凄く愉しかったっす♪
そしてこんなに可愛く仕上げてくれてホントありがとうデス。
娘も超大喜びでゴザイマス。
実を言うとワタシがJOINTS仕事で缶詰め状態だったので
自転車はマルさんが閉店後ウチまで持ってきてくれたのですが、
こうして後日改めて来訪して今受け取ったかのような画像を撮る事こそが
この怪電波の捏造っぷりを如何なく発揮していてよいのではないかと
こうしてマルさんにも協力して戴いて偽造写真を撮っているワケです(笑)



FUNNY'Sさんとウチのコラボレーションで
1台のビンテージが再生復活。

前後で色を変えたスポークに対して
マルさんがホワイトウォールタイヤで統一感を出してくれた。

チェーン周りにだけ集中させたグラフィック。
70年代っぽさを娘と考えてアースカラーにした。
フレームの下にぶらさがってるマスキングで保護された塊は配線。
フレームの中通してあります。
後日ヘッドライトと連動で点灯するテールランプでも仕込もうかと思ってw

サンヨーの昭和のビンテージライトなので本来ダイナモ発電なのですが、
平成の世の中であんな足に負担の掛かるライト発電使ってるのもどうかと思いますので
先程のテールライトと同じくLED化してスイッチ制御にする予定です。

カゴを止めるプレートに打刻打ってあるではないですか♪
こういうの嬉しいっすよね~
でもマルさん、何で魚肉スピードなんでしょ?(笑)
娘もこれ観て
「あぁ、ワタシもザンネンからは逃げられない運命なんだね」
と、何か悟った様な発言をしていたw

このシートカバーも昭和の当時物。
斜めにライン入ってるファブリック生地が可愛い。
後ろにぶら下がってるこれまた昭和なポーチは小物入れではなく、
この布地のファブリックを雨から守る為の何とシート用の雨合羽が入ってます(笑)


因みに実際は夜にマルさんがこっちまで届けてくれたワケでして、
その際に娘が今まで乗ってたチャリ観て
「この小さいハンドル逆付けしてこっちのチャリに移植したらカッコいいっすよね」
この一言に息子の火が点いたw
早速翌日息子とワタシ二人でこっちもモディファイ。
要はワタシも火が点いた。
ボンシャンガーwww

ハンドル逆付けの発想に悪い事例が無いという
ザンネンな環境に育った息子はときめいております(笑)

「うーん、レバーやチェンジ類は仕方ないとしてグリップそのままはダメじゃね?」
速攻で閉店間際のFUNNY'Sさんに駆け込む田村親子。
革巻きグリップを入手。
巻き付けて更にステンワイヤーでワイヤリング施す。

 「これ、戦前車の真鍮ヘッドライトとか当てたらカッコいいんじゃね?」
あてがってタイラップで仮固定。

「どひゃあぁぁぁぁ♪カッコええぇぇぇぇ♥」
「やっべぇぇぇ!!!スチームボーイだよこれ超かっけぇぇ!!!」
スチームパンクで夜更けに失禁する親子w
まぁ、このヘッドライトあげないけどね、チャリより¥高ぇし(笑)

こうして中学祝いで新たに娘のものとなったビンテージ。
現在娘はもう完全にコースターブレーキ使いこなしており、
「フロント握るとリムのペイント剥げるからフロントは最低限しか使ってない」
そうで(笑)
実際リアのコースターブレーキはかなり強烈に利くのでホント、フロント要りません。
まぁそうは言っても昨今警察が煩いので付けてはおきますが(苦笑)
そして息子もカスタマイズに芽生え何だか色々せっせとやっております。
マルさんが「そんなお金の無い高校生へ」と
この車体に合うブレーキレバーまで提供してくれたモンだから
田村家、現在自転車弄りで泥沼ですwww

ね?レバーがシンプルなゴールドのものになった(笑)
余談ですがワタシ、これ乗って夜中にフンフン気分よく走ってたら
警察に止められていつものように職質。
ウチのは2台とも防犯登録貼ってないし登録すらしてないので
ここで長丁場で押し問答になってもうた。
「取りあえず俺のFACEBOOK観ろ。このチャリのネタ上げてっから」で
しぶしぶスマホで確認してもらって納得してもらったが
「もっと手間取らずに確認できるようにしてもらわないと困るんだよね」と
捨て台詞言われたので
頭にきてすぐさまフレームの隙間埋める形でアルミ板切り出して
黒く塗って屋号筆で入れて装着してやった。
怒りのエナジーで行った作業だったがカッコ良くなった(笑)

反対側はモロに住所表記だ(笑)
もうこれで防犯登録以上の効果あると思うw
これでもこのチャリ盗むヤツがいるとしたら
余程の手練れか英語読めないバカかのどっちかだね(笑)

「い~な~。ワタシも入れて欲しいな~」
こ、こっちもか(苦笑)
こっちは雰囲気壊さないようにめっちゃミニマムに入れてみた。

筆の限界に挑んだとしか思えないミニマムっぷりですw
田村家の自転車ブーム、当分続きそうです。