2013年10月12日土曜日

お台場旧車天国

魚肉クルー、鯨BOY神山の所属する出版社、八重洲出版主催の
「お台場旧車天国」に魚肉クルーのトランポで参戦してきました。
おじちゃんのA100(実は現在FOR SALE)、なかじのアルファF12、
そしてワタシの廃エース。
言わずもがなこのメンツだとワタシの車体が一番現行ですw

八重洲のオールドタイマー誌を読まれている年齢層が高いからか
搬入時間が夜中の2時からとなっていた為、
まるで懐かしい天竜川の部品交換会にでも行くかの様な
薄暗い時間から出発して、一路お台場を目指します。

現地に到着。
19歳の森クンにとっては生まれてもいない時代のポンコツばかり。
何だか嬉しそうです(笑)

この人は魚肉最年長の文字通りポンコツですw

会場をぐるっと回ってみます。
プリンス時代のスカイライン、S54ですね。
やはりカッコいいです。

コスモスポーツもやはりカッコいい。
もうこんな割り切ったスポーツカーは今後生まれないのでしょうね。

ナンバーが曲がってるのが可愛いダットサン。
シングルナンバーですね。
オーナーも高齢のご夫婦でした。

有り得ない位に綺麗にレストアされたコニーグッピーもおりました。
モーターサイクルの世界では未再生(或いはそれ風)が昨今の流行りですが
車の世界、特にオールドタイマー的世界では
こうしたビシッと仕上げられた車体が多く観られました。
車やモーターサイクルを「マテリアル」として捉えれば
こうして仕上げる事で劣化は防げますから良い事ではあります。

E20系キャラバン。
10年前、ワタシはこれか今の廃エースか、で
実は出た方狙ってたのは内緒です。

おおぉ、モーリスのJ4だ!!!
これが日本にあるのに驚き&嬉しき発見です♪
旧い箱車はどれも皆顔に愛嬌があっていいですね。
こちらのサイトに世界中のOLD VANがいっぱい載ってます。

トヨタのタウンエース。
中々精悍な顔してていいっすね♪
ウチの廃エースよりかは一回り小ぶりです。

この顔のエルフはウチの親父が昔仕事で乗ってたので
ちょっとノスタルジックな気分になります。

最近魚肉で手に入れたキャリーのご先祖様ですね。
奥のキャリーはジウジアーロ時代のデザインを少し踏襲してますね。

クリッパー&ホーマー軍団だ。
こうしてみるとワタシは商用車好きみたいです。
メモリー確認したら商用車ばっかでした(苦笑)

これはオールドタイマーに掲載されていたマツダD1500ですね。
ナンバー復活の記事は興味深く読ませて戴きました。

「ハイエースクラシックス」なる軍団を発見。
そんなクラブあるなんて知らなかった!!
あ!この一番手前の初代トラックは
4月の名古屋のJOINTSの帰りに高速でしばしランデブーした車体では⁉
と思ってたらやっぱそうでした♪
後でオーナーさん直々にご挨拶に来てくださいました。
そしてこのクラブの会長さんも。
嬉しいよなぁ、そういうのって♪

エアストリームの本場アメリカのモーターホームは
やっぱ文句なしにカッコいいよなぁ。
でも日本じゃ取り回し苦労しそうだよなぁ。

神山のロータリーピックアップも展示。
ちゃんとナンバーがRE-PUになってるがやw

商用車好きとはいえ、流石にマニアック過ぎなTAXIコーナー。
この手前のカペラとかもういそうでいないよなw

あ、これは羊の皮を被った狼、
わざと低グレード装ってるワタナベ氏のクラウンだ!!
TAXIはTAXIでも香港TAXIになってる。
もう何だか理解らんが、凄ぇw

キャンターの奥に何やら物騒なのが。。。。

旧日本陸軍だ。。。。

何か色々突っ込み処満載だ(笑)

しかもサブロクベースだ。
もう恐れ入りましたw

これまた味わいのあるトヨタの消防車。

戦中の製造なんだね。

トランポ(なのでしょう)のデコトラに小さく萌えるワタシ。

「オトナ可愛い」「ブサ可愛い」「キモ可愛い」
昨今何でも可愛くなる時代ですが
だとすればこれは「サビ可愛い」、ですかね。

ん?真ん中小さくね?

いやいや、明らかに小さくね?

やっぱしカブ系Eg使ったカスタム車輛だった。

これは3輪の中でも珍しい三菱のレオ。

寸胴鍋みたいなフェンダーが
シルバーピジョンにも通じてるところがあります。

なかじが何やら買ってきてやっとります。

「あまりに共産圏の車みたいな見てくれだから
せめてアルファだって貼ってアピールしようかと」
本物のアルファなんだからそんなコトせんでもええと思うが。

洗剤入りの水も使わずその場で貼り始めるなかじ。

後ろで見守るE20キャラバン乗りのK氏。
そして失敗してもう1セット購入してきたなかじ。

どうやったらそんな間違いが出来るのか
ビーチバレーの会場に間違えて入ってしまい
随分歩き回ってこの会場に来れたYumi嬢。
そして寝てる。
もう魚肉クルーはワケ理解んない。

そんなこんなでイベントも終了し、
帰宅の途についた帰りにワタシがやらかしてしまう。


出張先の島根県にとんぼ返りのなかじ。
アルファを運転できるのはワタシだけ。
羽田でなかじを降ろすと魚肉ガレージに向けてアルファを代わりに転がす。
ワタシの廃エースは19歳森クンがチャレンジ。
がっつり渋滞の環八を北上し東八道路に入り
府中街道へと入りあと少しでガレージというところ。
前日1時間、その前の日2時間しか寝てなかったワタシは
一瞬睡魔で意識落ちてしまい、気が付けば前走ってた軽がすぐ近くに。
まぁ信号変わってスタートしたばっかだったのでそこは全然回避可能。
が、ここで軽がちょっと道迷ったのか軽くブレーキ。
これもワタシ、まぁ余裕で回避だね。
と、思ったのだが。
一瞬寝落ちしてしまったので箱車のアルファを自分の廃エースと脳が勘違いした。
大きく膨らんでしまった為、その軽に軽く接触。
気付いた時にはもう遅し。。。。
アルファの外ヒンジに引っ掻かれて
相手さんの軽は缶きりでヤラレタかのように切り裂いてしまったです。。。。
17歳より四半世紀払い続けてきただけの任意保険を
まさかこんな形で使うコトになってしまうとは(泣)
しかしまぁ、乗車していた方々に何らケガはなかったのは不幸中の幸いです。
ちゃんとこちらで修理させて戴きます。
ご迷惑お掛けしました。。。。

で、なかじのF12はというと。
アウトヒンジで全てやらかしたようで
ボディに磨けばすぐ取れる擦過傷が少々。
リペイントしたてのフロントバンパーは一切傷無し。

が、ヒンジで相手を切り裂いた際の振動(衝撃)で
元から腐ってグズグズだったドア下の錆が全部一気に落下。
ボディが無くなってもうた(苦笑)

ミルフィーユみたいな状態だったドアを
ワタシがやらかした一撃でスフレにしてもうた(苦笑)
室内にいっぱい錆の塊が落ちてたw
なかじ、すまん。
これもワタシの保険でドア下切って造り直してレストアしよう。

最後の最後に迷惑&心配かけてしまい
魚肉クルー、ホントすんません。




とにかく上げるだけ、わっしょいわっしょい。

ウチにしては比較的最新型なGSXR750カウル。
といっても、もう25年は前の車体ですけども(笑)
これ、ペイントしてみて初めて知ったのですが
黒には超微量のブロンズパール、
赤には同じく超微量のゴールドパールが入ってるんすね。
しかも塗料混ぜ込みではなくご丁寧に3コートパールで。
で、そこまで手に掛けておいて多分世間ではこれをソリッド2色だと思ってるだろうとw
或いはオーナーでも気付いてない人多いかもしれません(苦笑)

実はこれ、お近くの立川のバイク屋さん「M-FIELD」さんが復刻作成した
FRPのリプロ品。
実際ペイントさせて戴いて実感しましたが、物凄く丁寧な造り込みの品です。
そんなM-FIELDさんは80年代の車体を得意とするSHOPで
特にGSXRやSDRやSRX600やGOOSEやTZRや、といった
概ねモーターサイクルに詳しい方ならその得意とするジャンルが伺えると思います。
30代後半から40代半ばの世代には甘酸っぱい思い出の車体でいっぱいです(笑)

中でもリプロ品をリリースするくらいなので
GSXRシリーズが大好物のようです。
実際代表の宮崎氏はそのGSXRでMAXシリーズに参戦しております。
この辺の年式の車体のオーナーの方々には
非常に心強いSHOPですので、多摩地区の方は必見です。
何度も言いますがこのアッパーカウルの造りは最高なので
年相応でスクリーン部の激しいクラック等でお困りの方は
全国通販も対応しているようなのでチェックしてみてくださいな。


京都からはるばるオーダー戴いたT様のR90Sデイトナオレンジ一式。
おかげさまでデイトナオレンジは評判が評判を呼び
有難い事にこの車体でレストアしたの9台目でゴザイマス。


現存する未再生車体よりは若干黄色目に調整してあります。
何故ならこのオレンジのキャンディは経年変化で赤焼けする性質があるので
新しいペイントで赤味強くすると、
何年か後にオリジナル飛び越えて赤くなり過ぎる可能性があるからです。
T様、今週末のイベントへの参加、愉しんで来てくださいませ。

納品で走るは横浜市。
横浜って広いのね。
内陸はこんな田舎な風景だとは思わなかったw

妖しいガレージの様なSHOPに到着。
今回のオーダーをくださったSHOPでゴザイマス。

中に入れば更に怪しくコアな風景が。

ずらりとひしめくビンテージモトクロッサーもそうですが
一番何より怪しいのは

そんな中に無造作に置かれたスケベイス(笑)
ACTSの主催で有名なそうです、
ここはゴッシーのお店、TUCK IN GARAGEでございます。

ご依頼戴いたのはこちら。
NORTON MANXのタンクです。
前回のBlogネタのNORTONインター終わったかと思えば
続けざまに今度はMANXです。
ウチはホント現行車来ないっすね(苦笑)

どうやらこちらのタンクのオーナーさんは
LOCやACTSでもお会いしている極東OBSOLETEの方のようです。
記事を読ませて戴く限り、喜んで戴けたようで何よりです♪

タックインガレージの中の置物の中で
ワタシが最高に興奮したモノ。

EXPO70のアルミ製折り畳み椅子(笑)
うおぉ、どっかにこの金型、残ってねぇかなぁw

「Muneちゃんこんなのに食いつくなんてバカぢゃねぇのwww」と
目くそ鼻くそな同じくご乱心のN氏に言われてしまいました。

実は既に3か月はお預かりな状態の
PSYCLE CRAFTERSさんより戴いているBMW K1の外装。
ちょっとカスタムペイント追加の気軽なオーダーだったはずが
経年変化でカウルにクラックが入っているのを発見。
治さないワケにはいきませんので先ずはレストアからです。
例えばダクトのメッシュを固定するビスが欠損してたりするのを

もうベースそのものが劣化してグズグズなので
ここを台座もろとも新規で造り直したりして

ようやっとカスタムペイントに入ります。
が、予想外にレストアもしましたので
難しい事にカスタムペイントにもある種の「縛り」が発生してしまいました。

本来ならパール地の現在の下地に
オレンジソリッドで旭日旗、というオーダーだったのですが、
その位置関係がレストア箇所がある為、
非常にデザインしにくくなってしまいました。
全部塗り直せばいいのでしょうが
それだとまた料金がかさむ事になってしまいます。
オーナーのM様に申し訳ないので何とかそこをテクで。
しかし、3コートパールは同じ色調で仕上げるのが難しく、
更に今回このセクションだけで終わらせるペイントなので
余計に隣り合わせと色調がずれる事だけは避けねばならず、
オールペンし直すワケにはいかないし難しいし
「縛り」出来ちゃったからデザイン落とし込みずらいし、で
あれこれ躊躇&トライ&試行錯誤&恐れていたら
こんな期間預かってしまったです。。。

左右で保守箇所が違うので
左右ともデザインをそれぞれ構築して
後端はもう補修入ってるし並んで着くパーツも無いし、で
ここは腹据えて思い切って色味を変えてみました。

一度完成しちゃってるデザインに追加加えるのは
元々はそんなに難しい事では無いケースの方が多いんですが、
今回はレストア補修絡んじゃったのでヤラレてしまいました。

これで一旦クリアコートして
次に文字の上に色掛っちゃった箇所をなぞります。
自分の筆跡とはいえ寸分違わず筆入れるのって結構神経使います。
この作業はもう半ば「レストア」とも言えるでしょう(笑)
PSYCLE CRAFTERSさん、オーナーのM様、
お待たせしてしまいホント申し訳ございません。。。。