2025年8月16日土曜日

B-29の贈り物。

昨日は終戦記念日なので靖國参拝してきて、
今日はよこっつとB-29のタイヤ観に行ってきた。

昭和20年5月に墜落したB-29のものらしい。

16プライもあるし
80年経た今でも形維持している。
GOODYEAR製らしい。
このタイヤ観ただけでも日本は勝てなかったと分かる気がする。





機体そのものはもう少し先の西濃の集配所あたりに堕ちたらしい。
搭乗員は全員死亡したそうだ。


先の大戦で亡くなられた方に遍く祈りを捧げる事こそが
武士の魂ぞ、と。

で、気持ち切り替えてこの辺で美味いと評判の豚骨ラーメン食し

エキモのケンタのトコ顔出して
タイヤ観てきたの自慢して帰って来た。


あれ?
今日の本題って何だったっけ?


ま、いいやそれは。
再びしっかり走り出した暁に喜ぶ事にする。
じゃないとカロリーの無駄だ。


オサーン2人の夏休み、これにて終了www










2025年8月14日木曜日

Mirror In the Bathroom。

5月に外装に合わせてペイントしたロケットカウル。

普通に段差無しの鏡面仕上げで仕上げちゃったのだが、
納品してオーナーさんから
「えっ!?塗装の段差ってこんなに滑らかになるんですか!?」
「アッーーー!!!すみません!!
てっきり他の外装もそうなんだとばかり!!」


で、すっかり味を占めてしまったオーナーさんからラブコール貰い、
先ずは先行でシートカウルを鏡面仕上げに。
こちらは研いでも下地出ずに大丈夫だったので
(だったら前のペインター何で鏡面にしなかったのか疑問。
だって研ぎまくりで下地出ないって結構な量クリア吹いてるのに)、
トップコートクリアがっつりかけてミラーフィニッシュでお渡し。

で、次に乗りながらカスタムペイント完遂したいと
オーナーさんが色違いのタンク入手。
それを元のカスタムペイントと同じく塗っていく事に。
元タンクついてるからこれはお時間戴けて
私としてもちょっと余裕出来て嬉しい限り。

今のタンクは立体エンブレム貼り付けですが、
これも折角ならと銅箔とフリーハンドの縁取りでペイントで、と。

というワケでこれも施してミラーフィニッシュ目指します。

うん、綺麗に箔押し完了。
これでクリア入れて最後の縁取りしてまたまたクリア。

という事でフィニッシュ。
勿論これだけの作業量ですので(クリアの回数相当あります)
料金も結構ゴキゲンな感じではあります(笑)


もうミラーフィニッシュ知ってしまったオーナーさんは喜んで戴けました。



知らなきゃそれで幸せだったのかもしれないものを
私が良かれで鏡面仕上げしちゃったからの外装一式のペイント。
まるで私が悪魔の「魔境」に誘い込んでしまった感じもして
若干の罪悪感もございます(笑)


M様、ご用命ありがとうございました♬




2025年8月10日日曜日

Ghost riders in the sky。

牛馬(茄子胡瓜)ライドインフェス、何と今年は期間延長が決定‼︎
チケットはeプラスかスマチケにて先行販売開始‼︎
スマホない時代に逝った人は現金当日券販売の正式開催日13日よりお越しください‼︎
尚、リストバンド無い方は再入場不可です‼︎

と思ったら、今年より稼働させてるカウンターの扇風機で
発泡スチロール製の牛馬がなぎ倒される重大インシデント発生。
フェスの会場変えますwww









2025年8月1日金曜日

Excuse Me Mr。

丁度10年前、
タンクと風切りのペイントをオーダーしてくださいましたKさん。
10年区切りで再びご用命頂きまして。
「もっとクラシックな佇まいにしたいので
前後フェンダーをクロームペイントしてもらえますか?」
「了解ですよ、では入庫まで1か月ちょっとお時間ください」
Kさん、お別れ記念であちこちツーリングへ。
愛車の写真をいっぱい撮って思い出にしてたら
「ああぁ、私この色が好きだったんだ」
と気付いてしまったようで(笑)
「ならば今回キャンセルにしておきますか?」
「いえ、それは迷惑なので何かアレンジをお願いします」
承知いたしました。
同じ色戻しではありますが
ペイントして良かったと思って戴ける作業していきますね。

先ずは前後フェンダー降ろしておきます。
フロントはタイヤ降ろさないとフェンダー抜けません。

リアも降ろしました。
ボバーの完成です(笑)

1回マジでこれでKさんに画像送りました。
「カスタム完了しましたー」
店主すぐに笑いに走ります。


フェンダーステーが前中央後ろと全部形状が違うので
備忘録として画像残しておきます。




ま、これだけ撮っておけばOKかな。

フェンダーステーを固定していたマイナスボルトが結構錆てます。
ウチに転がってる真鍮ボルトあしらえましょうかね。
でもウチの真鍮ボルト長さが結構あったので
元と同じ長さに揃える治具こさえて
それに設置してカット作業します。

この出っ張り分カットします。
カットしっぱだとネジ山インサートしにくくなるので
ダイスで成形もしておきます。

カットしたてのボルト熱っちぃので
カットしたらすぐに洗面台に貯めた水に放り込みます。

仮組み。
元ボルトM5からM6にコンバートで穴拡大必要かと思いましたが
何とそのままですんなり入りました。
元からガバ穴かぃ。
流石はインドクオリティ(笑)
装着確認したので地金剥いて作業進めていきます。

同じ色なら本来剥かずに足付けで足し算いけるんですが、
10年前にタンクそれでやろうとしたら
インド製めっちゃクリア層薄すぎて速攻下出てしまったので
前後フェンダーもそれは多分同じです。
なので下地からやり直しという工程なんす。

とはいっても今回フェンダー降ろしたら
裏側が結構な錆出ちゃてたので
(まぁあんだけクリア薄ければ錆ますよね)、
そういう意味では今回作業の半分がレストアになります(笑)


勿論ステーもしっかり錆落とししてリペイントです。

元と代り映えしなくてすみません(苦笑)
これにあと1工程加えて前後フェンダーは完了です。

追加作業のオーダー戴いたサイドカバー。
あれ?この車体新車購入じゃなかったっけ?
剥いたら赤黒黒黒黒赤水色と6色も塗り直し出てきたがや。
ご丁寧に全部サフェまで入れて。

Kさんに画像レポート。
「ええ、新車です。で、なんでこんなに塗り直しを?」
それは私にもわかりません。
インドだからという事にしておきましょうw

元のオーダーメニューだったクロームペイント。
それをここで使いましょうとなりまして。

そして全ての作業これにて完成です。


ゴールドの子持ちラインフリーハンドで引いて
上からトップコートクリア施して
美しく上品に仕上げてあります。

形状的にはミュンヘナー時代のBMWに似てますからね。
真鍮ボルト回避して少し上気味に引いてます。


やっぱ真鍮マイナスボルトにして正解っす。

フロントエンドとリアエンドもBMW同様アーチさせました。

リアにも子持ちライン。

そしてあまり観えないけどこっちもアーチで。

で、サイドカバーこんな感じで仕上げました。
元あった羽のモチーフを焼き箔で。

BUMP OF CHIKINのモチーフらしいんですが、
これをクロームの上にインストールして
最後に楕円をゴールドで、羽のアウトラインを黒でドロウイング。
そしてクリアフィニッシュです。



途中で「やっぱこの色がいい。この色が好きだったんだ」で
大幅にペイント内容が変更となったプロジェクト。
でも塗る前にそれに気付いて良かったんじゃないでしょうか。
自分の愛車ですもの。自分の愛が最優先です。
クラシックではなくなりましたが
Kさんの想いをエレガントな方向でインストール出来ていれば幸いです。
納車時大変喜んでくださったので安心しました。
この度は10年目の節目でのご依頼、ありがとうございました。