2025年9月26日金曜日

My Very Own Flag。

多分この投稿以降は時系列合うと思いますw

クリアで悩みつつ、バイク嫌いになりつつ
それでも仕事は舞い込むのでせっせとこなしていきます。
で、9月の旗日にジャイロに日の丸ぶっ挿します。

Z1とかGTサンパチとかFXに旗刺さってたら
「なんかやべぇ」って私も思います(当社比w)
でもジャイロだと何というか緩い気がします。
あれですよ、あれ。
南極観測隊の昭和基地の車輛っぽいじゃないっすか(当社比w)

ま、私は近隣からどう思われようとかどーでもいいんす。
旗日に日本人が旗掲げたい。
それだけです。
単に純粋に日本人としてそれだけです。

自転車のアルミフレームに艶消しクリア施したり

タイカブの外装一式ペイントご依頼頂いて
ウチは或いはカブやモンキーみたいな4ミニ系の方からは
結構高額なペイントショップだとは思います。
でも、私からすれば対象物がモンキーだろうがVINCEVTだろうが同じです。
パーツの点数でカブ系は圧倒的に値段いきます。
でも私はVINCENT同様手を抜きません。
そんなウチの工房に「それが完成目標です」で持ち込んでくださるのは
正直ありがたい限りです。

廃エースを12回目の車検に持ち込んだり

チャリのタイヤが限界超えて劣化して(10年経過)
亀裂からチューブまろび出る緊急事態となり
慌ててチューブとタイヤ発注したら

チャリのタイヤの値段バイクに比べて猛烈に安いの失念して
間違って4本発注しちゃったり(苦笑)

猛暑を凌いでくれたカウンターの扇風機を
感謝の気持ちを込めて分解洗浄して眠りにつかせたり

昭和27年製東芝扇風機。
コレクター気質まるでなくて
どちらかというとミニマリストな性格なのですが、
持つべき物は愛着と洗浄分解・部品製作が可能な物を所有して
未来永劫大切に使いたい所存。



そんな感じでオーダー順次手掛けていますので
納品及び入庫待ちの方々、暫しお待ちくださいませ。


Free。

ちょいと暫し時系列前後します、ごめんなさい(苦笑)
エキモのケンタからのご依頼。
純白にブルー系統でスキャロップとフレイムス。
実はこの間にモーターサイクルが死ぬほどイヤになった事象と
新しく採用したクリアがまるで言う事きかない案件が重なり
ちょっと精神的に参っていました。
バイク嫌いになったは個人的な案件なのではしょりますが、
クリアがことごとく作業の邪魔するのは参りました。
「こんなに性能特性変わって代替品なのかよ」と
トラブルまみれの時は相当に怒りとモチベーションダウンしましたが、
どうにか塗料メーカーと試行錯誤して
やっと今迄通りのペイントが出来る代替品見つけたので
どうにか心落ち着けての作業開始です。

先ずは天面のスキャロップ、そしてサイドのフレイムスを。

スキャロップはラインテープで、
そしてフレイムスはウチでは定番のアートナイフで。
動きのあるフレイムスは下書きしてアートナイフが
私には早い技法なんす。

で、彩色施す。
これをダメだったクリアがことごとく滲ませるし縮れさせたんです。
そんなの何個も続くと臆しますよ、塗る行為そのものを。
普通に出来てた事を全部させてくれないんですから。
トラブルシュートに9月半分費やしてやっとのリスタートです。

マスキング剥ぎます。
ここまでは今までも超普通に出来てたんです。
何故だか新しいクリアはそれを破壊してきたんです。
事前のトラブルシュートで回避出来たのは頭ではわかってます。
でも超怖いっす。
この一連の作業また振り出しに戻されちゃうのかという恐怖が抜けないのです。

結論、無事に最終クリアいけました。
涙がこぼれそうな位嬉しかったのですが、
本来これが当たり前です。
あのダメクリア、何であんなに性能トチ狂ったんだろう。。。


普通の事が普通に出来る。
こんなに嬉しい事ってないんですね。


無事納品出来ました。
こんなにも納品に命消耗したのも若い頃以来です。
マジでペインター辞めようかと思いましたもの(苦笑)
ケンタ、辛抱強く待ってくれてありがとう。
おかげで乗り切りました。

今の私の心まさにこの曲w

神戸New Order Chopper Show。

車坂下の野呂さんの出店するHarleyのペイント。
車坂下で新たに販売されるショベルリジッドのレプリカフレーム。
それの紹介をメインの目的としていますので
フレームはディメンションわかるようにベアメタルにクリア吹き。
タンクも野呂さんが叩き出しのアルミタンクなので
その雰囲気に合わせて金箔と筆のみでロゴ描き。
50年の時を経て復活したレプリカフレームの車輛なので
きっちりかっちりドロウイングせず
少しキッチュに私の好きなフューチャーライナーっぽく。
無論歴代Harleyにこんなロゴありません。

で、ショー開催が8月末の日曜日なので
大慌てで前の週に納品。
(ちょっと色々あって買い電波止まってたので話が暫し前後します)
が、廃エースではこんな猛暑死んでしまう。
という事でベンリィで箱括りつけて一路越谷へ。
まぁ暑ぃけど廃エースよりはまし(笑)

で、納品装着。

うん、いいですね♪


野呂さんにも気に入ってもらえて一安心。
さて、越谷から立川まで帰りましょう、ベンリィでw

とはいえベンリィ、90㏄あるから幹線道路でも普通に速い。
でもって細くて小さいからめっちゃ擦り抜け出来る。
これで初めて埼玉越谷まで行ったが
もしかしたらこいつこの圏内なら公道最速かもしれない。
ノーマルDAXのアップマフラー装着してるから音も煩くない。
でもってEgはタフ。
何かもう大型要らない気がするw

で、その神戸の様子が下の動画。
なんと野呂さんThunderはこいつ持っていたのね。
図らずとも出展2台ペイントという形になりました。
ホントありがとうございます♬



Thunder Motorcycles。

販売元フラッグシップの野呂さんが
ペイントとドロウイングの殆どを担当している
私とテツさんをしっかりと紹介してくれました。



ありがとう野呂さん。
テツさんも私もそのお手伝いの支えになっていれば
是幸い。

2025年9月24日水曜日

A Toda Madre。

1か月放置してまいました。
ちょっと色々あり過ぎました。
新しく採用したクリアがことごとく言う事聞かず暴れまわったり
人生で一番モーターサイクルが嫌になる事象が起きたり。
ま、いいや。
それでも前進せねばなりません。
気を持ち直してオーダー進めて参りまする。

さて、そんな中でのオーダー。

とある車種のバイクの全国区のチームのアイコン。
これをレザージャケットにドロウイングのご依頼です。


モノトーンで白黒のみで、とのオーダー内容。
あ、あれですね。
MOTORHEADのアルバムジャケットや

the EXPLOITEDのアレみたいな感じっすね♪

「GO PLAY PATROL」の文字入れもオーダーされたので
それはあれですよ、
「良い子は聴いちゃいけません」な
あの忌々しいアイコンもじっていれましょうかw
どこまでもウチっぽいレイアウトでいきまする。

で、いつものようにカーボン紙で転写しようとしたが、
ベースが黒革だから全く転写が観えず(苦笑)
「こはいかに」で仕方なく実寸隣に並べて全部模写で落とし込む。
この輪郭と目鼻立ちの位置がちょっとでもずれると
完成がゴキゲンにトチ狂うので
このアウトラインだけでゴキゲンにカロリー消費する。

ここからは正直ずっと筆握ってる身としては楽。
ディティールアップで細部をどんどん描いていく。
エナメルめちゃくちゃ乾き遅いので
描いた箇所に手が触れないように結構苦労するのだが、
私本来左利きで字(筆や鉛筆)は右もOKな両利きなので
そういうの気にせずどんどん描ける。

っちゅう事で2日半かけて全部インストールする。
本来左利きなのでバランス感覚は左が直観センスあるので
左から描いて右をなぞらえた感じです。

で、完成。
本来カラフルなシュガースカルのドーベルマンも
イメージ通りにモノトーンで収まりました。


このジャケット、
乾燥含め週末ずっと工房にぶら下がってたのですが、
遊びに来た数名のお客さんから
「なんかモーターヘッドみたいですね」と言われ、
狙い通りだとほくそ笑んでいたのだが、
1名の常連に
「GISMっぽいっすね」と
超右斜め上のコメント戴いた。
よりにもよって日本のハード声パンクギズムとは。
昔タンクにオーダーで描いたけども・・・


流石ウチの工房の超常連だなと感心したwww

Y様、ご用命ありがとうございました!



で、MOTORHEADとかEXPLOITED言ってたクセに
選曲がメキシカンハードコアw