2018年2月6日火曜日

胡屋・パークアベニュー。

伊計島・勝連でメイン機のバッテリー使い果たしてしまったので
この日親族で宿泊するホテルに一足先にチェックインさせてもらう。
充電器をセットして暫しベッドで横になる。
この3日間怒涛の様に歩き回ったのでそのまま布団に吸い込まれそうになるが
夜から親族と合流してお墓の整理のイベントが始まるので
その前に少しでも胡屋(ゴヤ)を歩く事にする。
左足もうかなり潰してしまっているのだが
親族行事終わった後沖縄の天候がもっている確約も無い為、
回れそうであれば執拗に練り歩くしかない。
最後の沖縄の光景をレンズに収めんが為に6日間もお店を閉めてきたのだ。
観光じゃねぇんだ、そう自分に言い聞かせて表に出る。

 パークアベニュー。
基地の玄関前のゲート通りと並行して存在するストリート。
この一番奥に「コリンザ」っちゅうやっぱりヒャッハーな準廃墟もあるんだが、
そこは98年完成でとっとと失敗して「営業中廃墟」っちゅう建物で、
或る意味マニアの間では有名な滋賀のピエリ守山みたいなモン。
最近の完成でとっとと潰れた第三セクターの建物には興味ない。
というかこの時点で痛めた左足ズルズル引きずって私も街同様虫の息。
だから行かない(苦笑)

 洒落た造りしてたから四半世紀前までは大賑わいだった。
北谷(ちゃたん)出来るまではね。


 日曜日の午後だ。

 でまぁ、このザマだ。。。。


 ここは老舗。
あと同じく老舗のチャーリータコスくらいかな、
このアベニューで昼に気を吐いて頑張ってる店は。

10年前まではAサインの名店「ニューヨークレストラン」も健在だったが
そんな老舗ですら力尽きた。
BIGINの曲にも出てくるよね、ニューヨークレストラン。
米軍お墨付き優良店という証のAサインのステーキハウスだった。
ウチのファミリーは潰れる直前にかろうじてここで食えたっけ。
あの独特の酸っぱいソース、A1ソースかけて食う沖縄のステーキ。
そしてそこがコザ特有のランチ、「Aランチ」の発祥の場所だった。
AサインやAランチは興味ある人はググってみてください。
ってかAばっか付くな(笑)
あとは夜開く居酒屋が数件生きてる位。

 まぁあと沖縄で同じく頑張れるのはTATTOOショップかな。
コザはいっぱいある。
土地柄か和彫りの様な「〇〇一門」みたいな店はほぼ無くて
要は米兵好みのTATTOO。
和彫りの方はむしろ那覇の方が多いんじゃないかな。
沖縄の彫り物事情はあんま詳しくないから理解んない。
ワタシゃ沖縄で彫ったワケではないので、ね。

 お。

 おぉ。


 良し悪しは置いといて琉球愛はたっぷり感じる。
ただ海風の沖縄だからかアルミとメッキの部分の錆が酷ぇ。
社外品のメッキのクオリティの良し悪しの結果が東京以上に残酷。


 もう商売やる気、ねぇ。



沖縄の旧車會の連中は結構スタント乗り巧い連中が多い。
多分島が狭いから暴走してても走り飽きるので
埠頭とか行ってそれでスタント乗りの方に目覚めるんだと思う(笑)
で、やってるウチにかなり技極めちゃって面白くなってきちゃって
真剣にスタント乗り練習してプロのスタントライダーになってる人らが結構おります。
これ、沖縄の豆知識ねw



 パークアベニュー1本隣。
アベニューが洒落たリニューアルされる前の雰囲気をそのまま残してる。



 これも昔は5件軒を連ねたBARだったと思う。


 うちなんちゅの得意技、放置プレイ。
行政もシカト。
金無いんだろうな。


 寂れた街の代名詞、放火。

 植木鉢もメルトダウン。



 ここまだ存在してたんだ!!
昭和な雰囲気プンプンする、窓に水が流れるパーラー。

 漫画喫茶とも併記されてたけど多分中身は今でもパーラー。

 親族と2日滞在した胡屋の老舗、でいごホテル。
まさか自分がここに宿泊するとは思わなんだ。
自分で「上質のB級ホテル」って謳っちゃうホテルなんだが中々快適だった(笑)
しかも沖縄では珍しく最上階に大浴場があった。知らなんだ。
沖縄って自宅に浴槽無い家もいっぱいあるからさ、
ぶっちゃけ実家も浴槽は無かったし、ガキの頃はたらいに入ってたしw
沖縄でデカい湯船に入れるとは正直思ってもみなかった。
おかげさまで滞在中何度も入浴して脚マッサージしてた。
まぁ温泉ではないから効果無いんだろうけどなw
外部の人間でも営業時間あるけど別料金で利用できるよ、600円で。
宿泊者は12-15時の掃除の時間以外は夜中でも入湯可能。

 陽も落ちかけてきたパークアベニュー。
いよいよ無人君。

 コザんちゅのインディース需要を供給し続けている69はまだ健在。

 うん、堪んない雰囲気は昔と変わらない♪




ただ、コザの銀天街とは違い
ここ胡屋は一番街もパークアベニューも今でも必死で灯りをともし続けている。
風前の灯ではあるが諦めてはいないのだ。