2017年9月11日月曜日

金沢箔とVELOCETTE。

毎度の深夜に一人対峙する箔貼り。
先ずはタンク片面にワニスを塗り乾燥時間は気温と湿度にその都度相談。
「いざいかん」というタイミングで箔を載せて定着させ、
和紙や色々なものを用いて圧迫して定着させる。
そして柔らかい刷毛で余分の箔を振るい落としてライン入れ終了。

このタイミングと置き時間で適切かを確認して、
1服入れて英気を養い集中力を高めていざ反対側へ。

と思ったら今回のVELOCETTEのライン、まさかの一筆書き。

距離長い。左右のバランスむずい。乾燥時間の段取り難しい。

一気に行くから全く休めない。

集中し過ぎて無呼吸状態で4回死んだ。
辛い。きだにんのバカ。

まぁ冗談さておき中々レアなラインパターンですが、
左右それぞれでなく一筆書き超ロングディスタンスなので、
いざ貼り始めたら休みなしでとことん集中なので、
左右それぞれのラインよりも結果疲れます(苦笑)

我が工房では海外製のゴールドリーフ(実は真鍮箔。肉厚で作業しやすい)ではなく、
金沢箔の本物の純金使用しています(真鍮箔に比べかなり薄く貼るのが難しいです)。

でもクリアコート入れた仕上げの輝きは流石の純金で美しいです。
折角の日本人ですからね。

あぁ和風総本家w




シートのエンド部へのロゴ入れなんかも出来まする。
フォントが複雑で断られたとか、
そのロゴのステンシル持ってないよで断られたとか、
オリジナルで何か入れたいとか、
そんな事でしたらご用命くださいませ。
ワタシ、ガキの頃縁日の「型抜き」得意中の得意でしたので、
だいたいのモノはアートナイフで切り出せるかと思われます(笑)
但し、染料はメーカーラインナップの基本色のみしかないので、
「もう少しトーンの落ち着いたゴールドで」とかは難しいです。
そこだけご容赦ください(苦笑)
バイク工房「蔵」さん、ご用命ありがとうございました♪