2013年6月4日火曜日

夢のカタチ。

魚肉スピードとして発足して3年。
発足当初よりガレージは借りていたが
そこは電気こそあれ水道・トイレ無し。
要は倉庫であり作業はするな、な場所。

「やっぱり作業出来る環境、欲しいね」
クルーも何だかんだでレース前後4日は仕事出来なくなるワタシに
大なり小なり気を遣ってくれていた。

「いつかはちゃんとファクトリー、構えましょうよ」
誰からとなくそう言い始め
少しずつ貯金し始めた。


いつかはファクトリー計画発足から丸3年。
そんなファクトリー候補との「出会い」は
ある日いきなり訪れた。


線路沿いなので近隣住民は防音対策済みで
ある程度の節度のある音くらいなら問題無し。
しかも面した道路は私道なのでレーサーもEgチェックで乗れる。
周囲に芸術家の方々がアトリエとして寝泊りしている人も多いので
何とトイレ・水道はおろかシャワーまで付いてる♪

クルー、一様に皆喜んでくれた。
ホント良かった。

皆であれこれと今後の予定を
今は何一つ無いファクトリーの中で話し合う。

少し具体的に話そうか、となり
一度ファクトリーを離れファミレスへ。
そこで残りの資金の使い道をメンバーで話し合う。

夕方までで初お披露目会は終了の予定だったが
「今仕事終わったんで合流したい」と
続々と他のメンバーからも電話。
皆、嬉しいんだね。
しゃあない、夜にもう1回行くか(笑)



魚肉クルーで貯めた貯金。
実はメンバーによって金額はバラついてました。
大きい車輛ガレージに入れてるメンバーは月¥15,000。
中型車両のメンバーは¥10,000。
カブ・ベンリィのみ搭乗メンバーは¥7,000。
我がチームは男女差別が激しいので女性は¥3,000(笑)

そしてほぼウチの店を使ってるからという理由とか
整備に尽力注いでるメンバーはほぼいつも同じ人だという理由で
一部そういう主要メンバーは¥5,000だった。
しかもこの金額設定はワタシが決めたのではなく
メンバーが提案してきたものだった。
そしてこの金額設定で誰一人文句など出なかった。

皆、毎月大きな金額だったと思う。
漠然としたファクトリー実現に向けて
雲をつかむような実体の無い計画に向けて
この設定で3年間、クルーで貯金し続けた。
勿論、今まで借りていた倉庫の賃料も消費するし
機材設備や壊れたレーサーの修繕にも使われた。
でも徐々に金額は溜まっていった。

次に大きな問題になったのが候補地。
というか物件。
そこまで大きくて快適に使えて近隣と揉めない立地。
そんなものそうそう、無い(苦笑)
ここ立川より更に西に行けば居抜きの工場とかあった。
でもそこまで遠くなると区内在住のクルーは遠いよね。
折角契約してファクトリー確保しても
立地悪くて皆疎遠になっては本末転倒。
ここまで大きな金額任されて設定ミスじゃ済まされんて。
正直、ここ最近ワタシのプレッシャーも大きかったのは事実。


しかし皆が喜ぶ奇跡の物件って、ふと出てくるもんなんだね。

次は手に入れたファクトリーの中。
そしてファクトリーでの皆で共有出来るライフスタイル、だ。
誰でもいつでも使えるトランポの軽トラ確保、
ファクトリーで24時間集えるロフトの製作、
整備がじっくり行える充実した工場、
新たな金額設定をクルーに提案してみた。
皆即答で納得してくれた。
また頑張って少しずつ充実させていこう。
で、そろそろライディングも巧くなろうw

因みに大樹・森クンは20歳以下なので徴収、無し。
森クンはもう大工として仕事しているが
成人するまでは未成年なんだから
大人の成人クルーが面倒みるのは当然。
そしたら森クン、
「甘んじてあと2年間お世話になります。
でもその間に浮いた金額分と考えてレーサー買います」
しっかりした青年、いるトコにはいるじゃないの♪


魚肉クルー、今まで本当にありがとう。
そしてこれからもよろしゅうに!!


最近、引退するんじゃないか、みたいな文章や
死ぬんじゃないか、みたいな文章多いですが
多分歳食ってきて感動し易くなってきたからだと思いますw

で、仕事レポート全然してなくてスミマセン。
次回はまとめて必ず書きます(苦笑)