2013年2月3日日曜日

我慢比べ強がり選手権。

とある日、小平のツネちゃんの工場に呼ばれる。
ちーちゃんのトラを皆で寄ってたかって造ろうっちゅう企てらしい。

ベリバの恭平を中心に車体関連分担でエキモのけんたん、
ステー関連をツネちゃん、シートはラズダズのRyozzy君、
タンク固定ベルトのスタッズ打ちをGhost Flagさん、
サイドのプレートに絵を描くのがDetroit Diesel TattooのEnちゃん、
でもってペイント担当がワタシ。
ホントに1台によってたかるつもりだ。

オーナーのちーちゃん。
「みんな頑張ってね、ワタシお金無いんで」
「何なら脱ぎますよ、ワタシお金無いんで」

「今お前こんな顔しとったで♪」
この直後犬のベリーちゃんも喰わない喧嘩が始まる。

「お前、女だろ。何か甘いモンとか持ってねぇのかよ」
「すんません、ワタシお金持ってないんで」

「・・・・ちっ・・・・・・」

あれこれ話してると欲が出る。
「そもそもこの色、変えた方がよくね?」
「マフラー、ワンオフで製作した方がよくね?」
「シートベースもうちょい何とかした方がよくね?」
皆、自分の範疇外の箇所をつつき合う。
「うん、それカッコいい。でもワタシお金無いんで」

メンド臭い話に巻き込まれたくないツネちゃんは
もうステーを造り始めた。
「お♪仕事早いねつねちゃん♪
カッコいいから撮ってあげるね!!お金無いんで」

「ほれ、早く形にしてみせて♪
何なら今ここで脱ごうか?」

ツネちゃんは製作を諦めた。

「ところでEnちゃんはどんなモチーフ描くんだろうね?」
「多分ジョジョじゃね?反対側はディオだろ」
「わかんねーよ、花京院かもしれねぇじゃん」
ワタシ個人的にはDEATH13がいい。

さっきフルボッコにされたけんたんは
大人しくエロ本読み始めた。

シートベース切り過ぎた。

「あれもやっちゃおうぜ、これもやっちゃおうぜ」
「もう何ならフレームも塗ろうぜ」
「Hリム前も組もうぜ」
「もう全バラからやっちゃおうぜ」
「全体像早めに観ないと描く絵のイメージも沸かんわ」
「すみませんお金無いんで」

気が付けば全員我慢比べ大会。
皆大赤字だわ。
恭平、メンツ集めた事を後悔し始める。

この車体、JOINTSに出展する予定。
ピアニカみたく空気圧送して走るトラになる模様。

ま、業者間の垣根超えて
いっちょ愉しみますかね♪
ちーちゃん、待っとってねー
因みにキミの意見はこれっぽっちも訊かないよ。
だってお金無いから(笑)