2012年12月6日木曜日

HOT RODショー前日まで編。

今年のRODショーは色々あって1台ペイントでお手伝い。
9月に独立してSHOP構えたばっかのけんたんトコの1台。

「どんな感じでペイントしたいん?」
「えっとねー色は紫でねーあとはお任せなの(幼年期の貴乃花風)」


出たか、多摩地区名物「丸投げ」。
注※勿論信頼関係あっての手法です。



フレームは全部キャンディのパープルでいいとして。
とはいえ放置期間が長かったのであちこちフレームも「虫食い」がいっぱい。
フレームの方はどちらかというとやってる事がレストアw
仕方ないのであちこちスムージングしておいた。


さて、タンクはどないせうか。



エキセントリック、か。。。。


突発的に思いつく。
メンドくさそうだけど、いっちょやってみようかの。


先ずは下に細かいフレーク吹いて下地造り。
その後この様にブドウみたいな物体を1パーツずつナイフで切り出しては
キャンディで塗ってまたマスキング戻して。
この段階でタンク周辺にパープルのグラデ入れましょうかね。
この作業で集中して丸2日。


パープルのキャンディでグラデ入れたら
全部のマスキング剥いで1回クリアコート。
3日以上置いた後に砥いで次なる工程へ。
マスキング剥ぐとこんな淡いペイントなのです。
この縁を黒のエナメルを筆でひたすらなぞっていきます。


4時間経過。

7時間経過。。


9時間経過。。。


13時間経過。。。。


15時間後、やっと完成。
やってから後悔するペイントばかり思いつくワタシ。。。。。



この後ちまい作業のし過ぎで肩が固まって上がらなりつつも
ピンポイントで挿し色の藍色のキャンディを丸吹きで入れて
ようやっと最終クリアコート。。。。


思いつきで始めちゃったペイント。
しかし、思った段階で手間が掛るのは十分承知。
なので2件程ショーのペイントのご依頼、断っちゃったのよね(苦笑)
もっと効率良いカスタムペイントすればいいのか
或いはワタシがもっと効率良く動けばいいのでしょうが、
40のおっさんにはこれ以上の動きはちと無理なのです(涙)
もう少し早めにご依頼戴ければ対応出来ていたかもしれませぬが
いずれにせよお断りしてしまいホントにすみませんでした。
(ちゃんとショーでは2件とも仕上がっていましたし、
SHOP主の方にも次機会があればよろしくね~、と言って貰えたので
取り敢えず安心した次第です。。。。)

効率の悪いアイデアしか浮かばなかったワタシが
今年のRODショーで捻り出した唯一の作品となりやした(苦笑)
現在では銘ブランドとなっているTiffanyは
実は最初はステンドグラスアーティストだったのです。
その中の代表作品
「Wisteria(藤の花)」。

そんな彼の職人時代の作品に感じた「エキセントリック」、
これをどうにかチョッパーの中に落とし込んでみたかったのです。


反対側は別のモチーフになっとります。
イメージとしてはTiffany側が20世紀初頭なので
こちらは無機質な21世紀の幾何学模様調。
一応「含み」のテーマでは江戸切子をイメージしてます。


上から観ると中心のエッジから綺麗にアンシンメトリー。


さて、これと車体・シートは果たしてマッチングするのだろうか。
タンク1個だけが浮いてても仕方ない。
タンクばっか凄くてもしっくりなんかこない。
モーターサイクルは全てのバランスがとれた上で成り立つ。
少々不安なまま納品へと向かう。


同じ日にもう一つ納品。
バッキバキに割れちゃって欠損すらあったMV AGUSTA。
サイドカバーとフロントフェンダーも終わったので同じく納品へ。
因みに左がレストアした方。
当時物の村山モータースの真鍮製プラークも
しわくちゃだったのを綺麗に慎重にプレスして貼り直しておいた。

フロントフェンダーは同じく当時物のコーションシールもそのまま。
6分艶でエッジ部分だけ部分的に磨いて
塗装面のコンディションもオリジナルにほぼ合わせてある。
最後にやっぱし思うのだが
このカラーリングは小田急ロマンスカーにしか見えない。
「おぉ、そうだね♪」と今共感したそこのアナタ、
現在はもうこの色のロマンスカーは無いっぽい。
よってそんなアナタはワタシと同じどうせおっさんだ(笑)


RODショー搬入日ギリギリ前日の金曜日、納品へ。
埼玉・川口の「エキモ」に着くとタンクを待つ本体がそこにいた。
やだこれエロいw

同じく「丸投げ」で製作されたラズダズのシート。
流石にイメージずれまくりは怖いので少しは電話で打ち合わせしたが、
こうきたか!!
何とサイドはステッチではなく編み込み。
カリモクみたいだ♪


「緑の別珍生地で」というオーダーに
家具の椅子の如き手法でエキセントリックを表現してきていた。
カリモクとティファニー。
もうこれはチョッパーではなく「お召し列車」だよ(笑)

けんたんのこさえたシーシーバーも何だか凄い造形になっとる。
「玉」が何だか3つも引っ付いておる。
多分N極S極の磁場発生マシンと
上の玉は放電装置か何かなんだろうと思う。

あとでなかじに画像見せたら
「あーこれはテスラコイルですね」と言っていた。
勉強になります。

いよいよタンクがこの車体に合流する。
ワタシもそれを見届けてから帰るとしよう。
が、けんたんがティファニーにビビり
「一緒に手伝ってくださいよ~一人じゃ怖いっすよ~」
と懇願してきた。
高級品に傷が付いた際にはワタシの責任にして
無償で補修させようというハラ、か。
ちきしょうめ(笑)

そして二人で超ビビりながら取り付け作業を行うw
カリモク(サドルシート)の位置を微妙に変更している時、
願ってもない救いの手がワタシに電話してくる。
「AGUSTAの外装、持って来る時間が早いと助かるのですが」
LEFTHANDの田中さんからだ!!
これで責任転嫁からは免れられるぜ♪
「独立したんだから自分一人でつけろ!!ばーかばーか♪」
そう言い放ちけんたん一人残してワタシは王子へと向かう。


久々のLEFTHANDさんに到着。
以前ペイントさせて戴いたレインボーHDが整備でおられました。
とっても綺麗にされていて嬉しい限りでゴザイマス。
というコトでAGUSTAの外装を納品。
お早くとお電話した理由が田中氏の奥様の誕生日だったというコトで。
ぅおぅ、これで当初の予定通り夜に伺う手筈で事を運んでいたら
もう少しでワタシが悪者になるところだった。
田中氏、早くお帰りなさい(笑)

「早く呼び出してしまい申し訳ないです」と
気にしなくてもよいのにBEER戴いた。
夫婦の仲を邪魔する程野暮ではございませぬ。
そんなにお気を遣わずに。
でもBEER好きなのでちゃっかり戴いて帰るw
田中氏、ありがとうございました♪
因みに偶然にもこっちもオーナー変更とかでおりました。
こっちも相変わらず綺麗にされていてやはり嬉しいものです。
次のオーナーにも愛されろよ~♪


流石に「ばーかばーか♪」は大人気ないだろ、と思い
ちゃんとけんたんにバカって言ってごめんねと謝ろうと
再びエキモに戻ってみると
ちゃんと全て組まれて終わっていた。
まぁプロなんだし造った本人なんだから
当たり前と言えば当たり前の話である。
因みにけんたんの18番、ソフテイルになっている。


先に出しちゃうが当日はこんな感じでディスプレイされてました。
当日編は後日また改めて書きますが
ちょっと忙しくていつ書けるか理解んないのでもう掲載しといたw


余談。
翌日土曜日。
所沢に現存する唯一の栄21型発動機の零戦が来ており
エンヂン発動のチャンスがあるという話なので
家族4人で嬉々として所沢に向かう。
開館の9時前には着いたのだが甘かった。
もう長蛇の列。駐車場満杯。
これでは整理券制の閲覧には及べまい。。。。

仕方なく3月の機会に目標を定め
超久々にモーターカルチャーから離れた家族サービス。
DEMODEでハンバーガーを食す。


たまにはこういう家族サービスもしておかないと
また行政提出書類に
「世帯主」ではなく「知人」と書かれてしまうからのぅ。。。。w
































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