2012年7月3日火曜日

88VMK製作レポート。

BMWのK1カスタムペイントという大きなプロジェクト。
昨日ようやく終了しましたです。
4月よりお預かりして3か月掛りましたが、
昨日オーナー様のM氏も大変喜んでくださり
ホント、一安心です。
昨晩は久々にしこたま酒呑みました(笑)

作業のほぼ2か月強は下地の修正です。
タンクのアルミ以外は全てPPなので
経年ストレスであちこちにクレバス状のクラックがあります。
それを見つけ出しては修正という結構地味な作業の連続。
でもこれをキチンとやらないと仕上がりに響きますので
ひたすら黙々と修正していきます。


で、いよいよ本吹きです。
希望のカラーはオレンジでしたので、
これにワタシの提案でパールを加えゴールドの色気を足します。
オレンジのような赤・黄色系は下地が永久に透けますので
まず下に他の色を塗らなければなりません。
こちらのプロジェクトではピンクを採用しました。

この「下色」によって上色の発色が結構左右されます。
例えばフェラーリなんかは下色は完膚無きまでにピュアな「白」が多いです。
最近は蛍光っぽい発色に持って行く為にピンク塗る時もあるようです。
国産とかドイツ車なんかの少しシックな赤の場合は「灰色」塗ります。
イエロー系ならまず「白」です。
こちらのK1はピンクです。
これはオーナーのM氏が赤み帯びたオレンジを希望していた為ですね。


続いてオレンジのソリッドをペイントします。
このオレンジはM氏の希望カラーより更に赤目を調色してます。
この上にゴールド(黄色)パールが掛るので
ここで希望色に持って行く試算です。
パーツの点数が膨大なのでサフェ・カラー・ラストのクリアコートと
全部の工程を3回に分けて行いましたです。

シートカウルだけブースから出して
マスキングワークで模様を入れます。
因みに「88VMK」はオーナーのM氏が昔演っていたBANDで
ドイツ語で唄っていたというかなりコアなスキンズです。
更に因みにこの作業していた際にウチに遊びに来た常連の一人が
「!!88VMKってあのスキンズのバンドですか!?」と
超興奮気味に訊いてきました。
こっちがびっくりしました。
世の中色々な所で必然と人は繋がるようでございます(笑)

もうね、すっ飛ばしますけど
上の画像にパール掛けてマスキング剥がして
一回クリア入れて段差落として
黒のライン入れてまたまたクリア入れて
段差落として磨き上げた完成系がこうなります。

文字もテールの旭日旗もシャドウになっているので
光りの加減で見え隠れするギミックです。

タンクもフロントカウルもライン入れます。
タンクは両サイドのエンブレムの所のエンボスは埋めてます。
そしてラインに抜き文字でBMWのエンブレム入れてます。
タンクはあと一手間掛けます。

サイドパネルにはこちらの車輛を製作しているSHOP、
PSYCLE CRAFTERS」さんのショップ名と
K1のドイツ語表記。

これにホワイトでハイライトと
オーナー様のご厚意でウチの名前も。
実は文字そのものよりこのハイライトの方が緊張します。
文字はゼロの状態から筆の思うがままに描き込まれますが
ハイライトはそれをなぞらえなければならない為、
たとえ自分が描いた文字でも
寸分たがわずなぞらえる方がプレッシャーが高いんです。

しかしカウル両サイドなので
同じ作業があともう1回待ってます。
軽く眩暈がします(笑)

もうじゃんじゃんすっ飛ばしますw
タンクにもう一手間も終わりました。
BMWの正式名称です。
勿論ドイツ語表記でございます
BMWは何もエンスーなお堅い人だけの乗り物ぢゃないんだぜ♪
でも実はこの外装預かったのとほぼ前後して
RITMOさんから入ったペイントのオーダーも
オレンジに黒だったから
あまりの重なり様に一人笑ってしまったんだぜw
(因みにあちらはポルシェの純正色のオレンジです)

両パネルもラストのクリアコート終了です。
左右でパネルのデザインも勿論違います。
なので入れ処も変わります。
デザインしなくてはなりません。
眩暈がします(笑)
そうそう、この文字入れの段階で一つ気付きました。
「このカウルの水平ってどれが基準?」
焦ったけど現在ではググれば幾らでも出て参ります。
下のラインが水平基準で
上のダクトフィンは斜めになってます。
世の中便利になりましたw

納品当日。
この膨大なパーツを全て重なる事無く収納してしまう
我が廃エースにホント、感謝です。
これが昔のスバルサンバー360だったら
ワタシは何往復しなきゃならなかったのでしょうか?(笑)
因みに感謝しておきながら
余りに膨大なパーツ点数だったので
案の定何点か積み忘れました。
すみません、明日発送します。。。。

こちらがご依頼くださった
世田谷の淡島通り沿いにある
「PSYCLE CRAFTERS」さん。
数あるペイント屋の中から
ウチのHP観て決めてくださいました。
決め手はウチの言いたい放題な姿勢だったそうです。
「ここなら凄い面白いペイントしてくれるよ!!」と
オーナー共々そう直感が働いて決定されたそうです。
自分で言うのも何ですが
その直感、多分合ってると思いますw
萩原氏、本当に有難うございます!!

淡島通りからほんのちょっと入った所にこんな素敵な空間が♪

陸ガメさんが店内を悠々と闊歩されておりました。
やべぇ、超可愛い♪
でも納品したパーツに左回りでダイブされては大変なので
柵で隔離されておりましたw

このZ1、超カッチョいいです。
適度に各部をアップデートされ、
マフラーの出し方も絶妙な位置加減。
そしてオーナーの萩原氏の相方さんの身長に合わせて
程よくローダウンされてスイングアームを程よくストレッチ。
物凄く自然体でロー&ロングなフォルム。
BUELLのウィンカーとかDUCATIのミラーとか
やってる感満載のビレットパーツとかではないチョイスもいいです♪
身長の低いワタシが初めて乗りたいと思ったZ1ですな(笑)

無事に納まり、オーナーのM氏にも満足戴き、
お礼としてお土産まで戴きました。

魚肉ソーセージ1箱(80本)。

素晴らしき大人買い&センスです。
やはり出会うべくして出会ったSHOP&オーナーさんのようです(笑)
これで7月の川越のVMXでは
そこらじゅうのチームのブースに魚肉ばらまいて
賄賂がわりに使えます。
これで魚肉スピードの認識の浸透率は大幅に上がります。
そして秋には出入り禁止となるでしょうw
M氏、ホントありがとうございます!!!

そんなこんなで大きなプロジェクト、終了でございます。
とはいえまだまだどんどん入庫してきます。
今週からまた手当たり次第とっかかりますので
何卒よろしゅうお願い申し上げまする。
(こちらの画像はPSYCLE CRAFTERSさんのBlogより拝借しましたです)




スキンズ繋がりで話題が出て超聴きたくなった♪











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