2011年10月20日木曜日

POR15

旧車レストアラーの間では絶大な支持を受けるPOR15。
ウチの店もパーツの裏側やタンク内部で大活躍です。
年間で1ℓ缶が概ね8缶程消費されます。
材料屋いわく断トツの消費量だそうです(苦笑)

もう10年以上使ってるのでいちいち読みませんが
説明書が添付されております。



















21世紀にもなって成分に未確認物体(UMA)入ってます。
科学の産物のクセに不詳で押し通そうとしてます。
何だか毎回クラクラします。























そんなPOR。
最初の開封でやるべき事があります。
缶の蓋周りの徹底的なクリーニング(拭き取り)です。
これやらないと次回使おうと蓋こじっても
もう絶対開きません。

というワケで
蓋の溝の中を完璧なまでに拭き取ります。
あと手袋必須です。
手に付くとすぐにシンナーで拭かないと
2週間くらい取れません。
2週間手に成分不詳なんて
考えただけでクラクラします。



















同じく蓋も綺麗にします。
しないと次回ホントに蓋取れなくなります。
この塗料は缶の中の空気の比率で凝固率が変わるので
例えば7分目程使ったら750ml缶に移し変えて、
半分減ったら500ml缶に、と
缶の中の空気量を極力減らしてあげると
結構最後まで使いきれます。
これやらないと缶の中でその位置でPORが凝固して
南極の氷よりも硬い膜を形成します。
この膜をドライバーとハンマーで砕いてたら
丸い缶が内側に向かってひしゃげた事があります。
それ位強靭な皮膜です。
成分がUMAですからね。
クラクラします。


















こうして毎回丁寧に扱って缶を揺らさずしまえばOK、です。
次回も安心して開封です。



















とても大事な事を忘れていました。
蓋の掃除に熱心なあまり
POR塗るっちゅう肝心な行為を忘れてました。

もう一度開封します。


眩暈がします。