2011年7月2日土曜日

Smells Like Putty Spirit

予告通り今回のテーマを。




その1。

Kaz氏よりお預かりのTRIUMPH外装一式。
ツールBOXにもなってるサイドカバーのみ
アメリカからの到着が遅れましたが
キチンと事前の入庫時期に入れられてスタート。



当所アメリカからのそのサイドカバーに軽い凹みと
淵のプレスラインに波があるとの事でしたが、
裏からも手が回る&ドリーとハンマーあれば楽勝。
正直叩いた分修正用の薄っすいパテのみです。
「な~んだ、全然程度いいじゃん♪」で
他の外装も引っ張り出してみる。





フェンダー。
ブリティッシュグリーンのカラーが入ってるようだが、
こちらも下地はいたって良好。
しかもそのグリーンがバージンカラーみたい。
凄く着膨れしてなくてスリムなべっぴんさんだこと♪




「な~んだ、やっぱり程度いいじゃん♪」で
他の外装も引っ張り出してみる。





タンク。
あ、以前ワタシが塗ったヤツだ。
ここで全ての「肌合わせ」ですね。
そういう拘り、流石です、Kaz氏。
で、キャップ周辺にちょこっとだけ原因不明のブリスターがある。
ここはちょっとほじくって原因診てみましょう。
「な~んだ、こちらはもう1回だから割引しなきゃね~♪」で
残りの外装も引っ張り出してみる。






ラスト。
オイルタンク。











ぁぁぁ、凄まじいヤヴァイ感漂ってる。
垂れ垂れなペイント。
歪な形状。
そんなペイントを吸い込んでる下地の住人。
多分錆が持ち上げてる無数のブツブツ。





凄ぇパテ・スメルがする。
凄い量のパテが埋蔵されているのは明らかだ。
そしてこれを施した年代を感じる。
そして素人臭をガンガンに感じる(苦笑)
























まぁ、剥いてみよう。
てか、剥かなきゃ始まらない。
ほじくる。
ただひたすらほじくる。
ブースが腐海になっていく。
少しでも肺に入れるとアブナイw
単一のパテだけで正味20mm位盛ってあった。
田沢湖を単一の土だけで埋めるようなものだ。
そんなモノ、少し揺すれば地盤沈下するに決まっとろうが。
ワイルドな相手だった。
ワタシ、返り血(粉)まみれ。























さて、表面はほぼ磨きで酸化皮膜を形成し、
取り敢えずオイルタンクはすっぴんにはなってくれた。

しかし、けっこうにベッコリ逝ってるな。
多分これでオイル容量が200mlはスポイルしてると思われる。

形状的にラウンド描いてるので切開して中から叩かないと
完全には出て来てはくれまい。
しかも材質は生鉄(防錆鋼板でない)だが
肉厚が結構あるぞな。
しかし夏の生鉄はしんどい。
触れたすぐそばから錆が発生する。
これ観ると防錆鋼板とか高張力板とかは凄いな、と思う。
なので生鉄の場合は手術用のゴム手袋を着用する。
夏は手がフニャフニャにふやけるのだ。


が、Kaz氏は日本で一番トラに乗ってる男だ(多分)。
トラに乗れない日数がかさむと死んでしまう(多分)。
彼を死なせるワケにはいかない。
そして彼はこのトラで夏にはまた旅に出る。
納期がシビアなのである。

完全には出て来ないが肉厚なので破れもなさそうなので
ここは引っ張ってみる事にする。























案の定硬過ぎてあんま出なかった。
とはいえ150mlは確保出来てると思われる。
流石にこれ以上は切開しないと無理。
ここでいつものスレッド(鉛)に変更。





















鉛を溶かして盛り込む。
で、グラインダーで削り込む。
うん、あとは薄くパテでOK。





















事無きを得ました。
かえって反対側のサイドカバーの方が全然楽勝でした(笑)
このまま淡々粛々と進めて参りますです。
























その2。
淡々麺食ってたワタシは
RYU君を追い返しました。
めでたしめでたし。







番外編。
元のメッキを活かしてペイントしたエストレア。
無事に終了。
色から察する通り、オーナーは女性。
関西でお洒落に可愛らしく乗ってくだされ。
どうもありがとうデス♪






















BMXプロライダーのコーイチ君
地道に自分でせっせとカブをカスタマイズしているが、
本日来店して笑った。
戦前の英車のフィッシュテール付けてやんの(笑)























このフィッシュテール、
前に某オク出てたんだよね。
ちょっとワタシもチェックしてたの。
まぁ今はリプロも出てるし
ストックしなくてもいいよな、で流したんですが、
まさかそれをこの青年が落として
四苦八苦して付けてくるとは。
しかも車体のカブより遥かにじいちゃんのパーツw
こんだけグサグサなコンディションなら
オリジナルのオーナーも全然怒らないから大丈夫だよ、コーイチ君♪
しかしなんだね、
こういうチョイスしてくる人が集まるんだね、ウチ。
というか多摩地区(笑)
みんなエンジョイしてるアフォなんだね(褒めてます)。



BSAワークスカラーのレストアのK様、
同色に塗りたくられてたキャップ、
ここをやっとこ剥離しました。






















がっつり接着されちゃってるから外れないの(涙)
だから仕方なくこのまま剥ぐしかなくて。
バフ処理しなきゃだから作業も慎重を極めるので
これだけでも凄い時間掛かりました。。。。
こちら、道のりは正直果てしないです。
秋の終わりにはワタシとて終わっていたいです(苦笑)























画像無いですがBMWモトコシートのI様、
XL250タンクのY様、
いずれも作業終わっております。
週末お待ちしております。






もうね、どうして?ってくらい
ご依頼・仕事まみれです。
嬉しい限りです。ありがとうございます。
が、やはりどうしてもワタシは分身出来ません。
仮に分身出来ても能力も半分なので
何人分身しても作業性は上がらないとも思います。
皆様、暫しお待ちくださいませ。






☆Motchie氏のメット、遂に箔貼りへ。
☆うっかりVINCENT、無かったコトにレストアペイント。

こちらは次回に持ち越しです。
サボってるワケではございません!!
本日ネタが多かっただけです。
嘘つきません。嘘付きません。
大事な事なので2回繰り返します。




☆オサム氏にそそのかされてワッペンで服をカスタムするのが最近の密かな流行。

こちらは今オサム氏に預けてて手元に無いので
やはり次回に持ち越します。
ちゃんとホントにマイブームです。
嘘付きません。嘘付きません。
大事な事なので2回繰り返します。

2 件のコメント:

  1. 剥がしてびっくりですね。。。
    そんなに程度が悪い部品達だとは思いませんでした(汗)

    本当に感謝しますm(__)mどうぞよろしくお願いします。

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  2. triumpher殿
    いやいや、人も部品も年季と歴史が刻まれるからこそ
    魅力的になるというモノです。
    只若いだけのノンノのモデルよりも
    坂本冬美の方が観ててムラムラくるのはそのせいです。
    ワタシが熟女好みという理由も要因だと言われれば
    全く仰せの通りです。。。

    ※作業の方は真面目に進んでおりますので
     ご心配なさらないでくださいw

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