2011年2月28日月曜日

諸行無常。

とはいにしえの方もよく謳ったものです。
先週、のっぴきならない事が発生し
ちょいとおたおたしておりました。
まぁのっぴきならない時に
こんな背丈の小さいワタシごときが
手足バタバタさせておたおたしたところで
何も解決にはならんし、
それこそ見た目もウザいので
今週から落ち着いていきたいと思いますw






おじちゃんのKE125、
タンク終わりました。
車体は現在TR COMPANYでOH&調整中。
シートはRAZZLE DAZZLEで張替え中。
始め、タンク形状無視して台形バランス取っていたので
どうなるかと思いましたが、
何だか最後は巧くまとまっておりやすね。
バイソンとかビックホーンみたいです。カッコいい。
KEのくせにw
今週には全部終わりますね。
いざ、シェイクダウンへ♪





















悪夢だったトランスファー失敗VINCENT。
万全の策を施して今回は成功。
この策なら絶対安心ですが、作業がかなりの量になります。
木谷氏経由の新鮮TRANSFERなので安心なのでしょうが、
あのカラーベースからやり直しという悪夢は本当に避けたく
万全策にてやらせて戴きました。
木谷氏には
「あ~ぁ~、MUNEさんすっかり弱気になっちゃってw」と
茶化されつつねぎらわれましたが、
「当たり前ぢゃい」と
こちらはいたって真顔で返しました(笑)
やっとオーナーO様の元へと帰ります。
大変お待たせ致しました。

手前は次なるVINCENT。
連続だね。
間違いなくこっちも万全策だね。
当たり前ぢゃい(笑)



























H田様のROAD KINGも遂に佳境。
パニアケース以外は今週末にお渡しの予定です。
で、現在最後のクリアコート施し中。
これは組付け後がワタシも楽しみです♪
こちらも12月よりお預かりでしたからね。
H田様、こちらも永らくお待たせ致しました。





















魚肉メンバー、TY175でエントリーのなかじ。
会社には逆らえず、海外へと旅立つ。
本当は今週末だったらしいのだが、
先週半ばに
「明日から行ってくれ」の一言でw
土日に仲間で呑むつもりだった長野の地酒。
日本に帰ったらとっくに賞味期間過ぎちゃうので
「魚肉で打ち上げで呑んでください(涙)」と
ウチに一升瓶置いてなかじは旅立った。
魚肉メンバーよ、
無念のなかじの為にも
20日当日は心から愉しんで草レース、しようぞ。
なかじ、GW前まで日本に戻らず。。。

2011年2月22日火曜日

ちゃんぷるー。

カスタムペイント。
こいつ、出来た。

















どうにかなるもんだ、うん。
一時はどーなるかと思ったがw


















昔のボーリングのボールみたいだ。
或いはアクアフレッシュ。

















同じ柄は二度と出せませぬ。無理。





















ツネちゃん、明日持ってくね~











レストアペイント。
こっちも出来た。
















オーナーT田様のご意向で
段差は緩くしか取らず、旧車然と。
因みにこれはトランスファーでなくてデカール。
何の心配も無しw
VELOCETTEは念の為一週間後もう1回クリアコートします。
ここまで来て焦ってもしゃあない。
















BSA B50で幾ら検索しても上の画面出てこない。
ラインが存在するまでは理解ったが
太さや伸びしろが全然把握出来ん。
本気で困った。
結局、ワタシの過去の写真アルバムにあった。
19歳くらいの時にどっかで撮ったヤツ。
灯台下暗し。
これの資料探しでこんな惨事も起きた。
全世界のペインターの為に上の画像も載せておく。
多分泣いて喜ぶペインターが10年間で一人はいるはずだw
T田さん、明日持って行きます~














午前中に来た。
















矢部の暴力温泉芸者号、TM400。
本日初のシェイク・ダウン。
いってらっしゃい。

















ナニが起こるか理解らんので
原型留めてる間に写真撮らせてもらった。
本日何も無ければ
正式な写真は3月20日の第1戦川越の会場で撮り直します。
本日何かあった場合は
後日の怪電波でこの写真がセピア色で掲載となりますw











夜はこいつが来た。















ノリダーがタンク装着して
見せに来てくれた。ありがと~♪
凄くシンプルにまとまってる883だ。
あとはリア廻りをどうにかしたいらしい。
でもってVMXマシンも物色中らしい。
20日川越に遊びにおいで~♪









ちゃんぷるー最後は鈑金。
46氏のメタルワークがあまりに秀逸だったので

















勝手にこっちも技で応戦。
スレッド盛り。
平行器はこの作業結構重要。
メタルVSメタル。
METALLICA VS SLAYERだと思ってよいですw





















気持ちの切り替えが一日の中で何度もあるので
何か多重人格です。。。
明日は遂にH田さんのパニアケースが
キャンディに染まります。

2011年2月20日日曜日

おじちゃんの挑戦。

っちゅうコトで
全国の頭おかしいおじちゃんファンの皆様
お待たせしました。
昨日のおじちゃん奮闘気です。

おじちゃんは基本的にはペインター。
ワタシとはとある職場で出会いました。
まだワタシが4輪で修行してた時代ね。
なのでおじちゃんは塗装歴はもう20年以上。
ワタシよりも全然キャリアあります。
クリアの銘柄変わったり
ブースの特性変わったりみたいな
そんな対応には流石のキャリアを垣間見れます。
この辺は流石です。
が、昨日行ったカスタムペイントは初めて。
色々アドバイスしながらやっておりましたです。


先ずはグラフィック入れからですね。
アイボリーの下地に入れたいラインを落とし込みます。
おじちゃん、まだ余裕ぶっこてます。
思い通りの片面作業だからです。
この後、自分のやったこの片面を
忠実にもう片方に落とし込む作業になって
やっとおじちゃんからへらず口が消えましたw
この間にワタシはミツル氏のエンフィを片付けたワケです。

















両面ラインが取れたので
今度はKAWASAKIのロゴ入れです。
旧体ロゴをコピーで好きな寸法まで縮小し、
今回は銅箔で入れるので(魚肉の定番)
文字のそれぞれの間隔を手描きトレースで縮めます。
そしてそのKAWASAKIの文字の外周を
概ね2mm間隔で更にトレースします。
今回はこの外周を落とし込みます。
先月、息子が一番四苦八苦していたゾーンです。
おじちゃん、完全に会話が途絶えました。
これ幸いと、この時間にワタシは
昨日の2回目の怪電波をUPしたワケですw
因みにもう自ら作業はなくなったので
結構呑んでます、ワタシ。。。

















ロゴの場所と希望の箇所に
先ず最初の黒が入りました。
次はこの黒をマスキングして
新たなマスキングを施します。
ちょっと余裕の無いカメラ目線になっとります。
多分あっぷあっぷなんでしょう。
ていうか、いちいちカメラに反応するおじちゃんに
多少イラッとしますw
おじちゃん、この時点で作業時間8時間位。
ワタシ、30時間起床でBEER3缶w
















おじちゃんがブースで次の作業で格闘中。
もうワタシには気力が僅かしか残っておりませんw
意識朦朧の中、救世主から℡。
遊びに来てもらう。
何だかんだで超久々な来店の半従業員、Tomo氏。
ん?新しいお連れもおるがな♪





















モグ君9ヶ月。
元々凄げー犬飼いたいワタシ。
でも塗装屋だから諦めてます。
だって人間より鼻利くから臭いキツイだろうし
抜け毛も出るから、ね。
しかぁし、今日はいいよいいよ。
ワタシ意識遠のいてたから来て来て~♪
ブースの中おじちゃんだしいいよ、来て来て~~(笑)
モグたんと必死で遊ぶワタシ。
2Fから家族も降りてきて一緒に愉しいひととき。
家族来たらモグたん、ワタシを無視。。。
子供らに言われる。
息子:「MUNEさんがモグちゃんに遊ばれてない?」
娘:「MUNEさん、テンション怖い~~」
カミさん:「あーこの人寝てないから
カミさんの言動にビクッとするワタシ。。。
でも眠気飛んで助かったよ、Tomo氏。
でも結局あの後MYERS'S呑んで意識混濁に陥りましたが。。。

最近ウチのイベントにすっかり顔出さなくなったTomo氏だが、
それは色々理由あっての事。
彼はそういうトコはきっりりしてるので
ワタシは逆に何か安心しております。
因みに結婚ラッシュです、最近の当SHOP♪

















というワケで一夜明けて(あ、もう二夜かw)。
おじちゃんの渾身のワークを拝む。
うん、いいんじゃない?
おじちゃん、こういう所は結構センスあります。
残りはワタシだね。
頑張るよ。





















本日はH田さんのローキンも
遂に半分がBLACK入ったし、
こいつも再アタック中です。
お願いだから次は成功して。



















最近、トランスファー仕事の際、
ブースに入る時に胸にガン当てて祈ってるか
十字切ってる自分がおります。
何ていうかね、もうここまで来ると「神頼み」なんですわw
勝手にラテン系みたいな感じで
アントニオ・バンデラスみたくしております。
今後、ツーリングやサーキット、VMX会場なんかで
走行前にクロス切ってるワタシを目撃した時は
「あぁ、彼はトランスファーこれで成功したんだ。
だから今は熱心なカトリックなんだ」
と思ってください。
だって、ワタシがこっちだったら
マジで洒落にならないと思いますから。

2011年2月18日金曜日

眠ぃぃぃぃい~~。

一日で3回怪電波更新中です。
まだ起きてます。
正直朦朧として激しく眠いです。。。
隣りでおじちゃんがKE125(自分の)の
タンクのグラフィックに挑戦してます。
塗装歴20年以上のベテランでさえ
やったコトないカッティングやらマスキングやら
転写やらは四苦八苦しております。
これが丁稚だったらマジで24時間あっても無理でしょうね。
ワタシはおじちゃんの作業の合間縫って出来る作業を。
二人でブースをリアルタイムで共有するのは
物凄く片方にテンション掛かりますね。
これは仕方ないですね。
何だかんだで雇われでやってた4輪時代から
もう8年遠のいてるワケですからね。
多分現役のおじちゃんにはプレッシャーないと思います。
何か久々の感覚でございます。


で、合間縫ってやってた事。
TRの後藤さんより依頼のあった
ENFIELDの一部ペイント。
前のベロの部分をオーナー自ら黒にしようとしたところ、
弾いて弾いてどーにもならなくなって
GIVE UP、でウチにやって参りました。
あ、これはあのO.S.T.のリーダー、
ミツル氏の車体ですね。
こうして廻ってきた「餅は餅屋」、
ではサクッと片付けましょう。


















DIYで悪戦苦闘した痕が伺えますね。
ん?足付けしてないな?
インド製のエンフィは本来クリア入ってなくて
(インド人はクリアなくていいと思っている)
日本の輸入代行業者が酸っぱく指示して
渋々クリア入れてます。年式にもよりますが。
なのでこのクリア、簡単に剥げますしもろいです。
しかも何か添加剤入ってるんでしょうね、
結構はじくんですね。
DIYでは相当に養生しなくては無理かも、です。
先ずはラッカーであろう失敗ブラックを
シンナー等で入念に除去します。
溶接ビードの凹凸に食い込んでる油分も
ここでゲシゲシこそぎ落とします。
実はこの作業が仕上がりに一番大きな影響与えるかもしれません。
これに1時間くらい要します。

















というコトでサクサクと養生します。
これは塗る範囲をきちんと線引きという理由も当然ですが、
外部よりハジキ成分が忍び込んで来ないように、
というこっちの意味も部分ペイントではファクターとなります。
兎に角きっちり囲っておきます。
ついでなので外周の歪みもハンマリングで整えましょうかね♪
スーパーソニックでトンテンカン。
これは慣れてるので15分くらい。




















どうやら塗り残しから判断するに
ミツル氏はビード際で塗り分けしたかった模様。
ではラインテープで柔軟にマスキングしちゃりましょう。
10分弱。
別に段々邪険になってるワケぢゃないよ。
それ位下地の時間が重要ってコトです。


















いきなり黒塗っちゃった。
おじちゃんとの兼ね合いで撮影してる暇なかった。
ま、無事に色入ってます。
ちょっと裏も見えるので
裏も見切り入れてBLACK OUT。
ものの2分ちょい。
ブースでガン握ってる時間なんざ
全体の作業時間の2割もないものです。




















あぁ、ピンボケしちょるばい。。。
見切り線のラインテープを剥がして
元色のアンバーまで露出。
クリアはここまで入れて保護します。
勿論、アンバーは既に足付けしてあります。
マスキングは最初から2重にしてあったのです。
ではクリアいれましょ。


















ぬるん、となりましたw
これで終了です。
15分位インターバル取って
おじちゃんにブースを譲ります。
クリア入れは15秒。
そんなもんですばい。

















ほい、完成。
プロならまぁちょろい作業っす。
下地の段階でガジガジしてた淵も
スムーズになってますし、ね。
でもコレくらいでもDIYって大変だものね。
自分も素人時代やらかしたもの。
クリア吹いてて垂れてきて
「し、下から吹きつければ風力で戻るかも!!」で
下からバーッとクリア吹いたら
ナイアガラになった、とかね(笑)

ワタシの合間作業はこれにて終了です。
まぁもう30時間くらい起きてるので
あとはおじちゃんの作業確認しながら
横でこうしてBlog書いてアルコール呑んでるワケですw
途中、久々に半従業員T永氏が遊びに来て
フレンチブル連れて来てくれたので
ちょっと遊んで眠気飛びましたが、
今現在かなぁり眠いっす。

おじちゃん、ど~ぉ~~。。。

ロッカーズは車体を選ぶ、ね。

今週初め、TRIUMPHのタンクが完成。
「思い切り有り得ない位にフレーク振ってください」
いいね、そういう勢いのあるオーダー♪
お待たせしました~


















早速オーナーのエイジ君が来店。
お店で二人でタンクの挿げ替え作業。
エイジ君は先週も来店して
新品リプロタンクだけど最初が肝心、というコトで
自らタンク内部のコーティングをしに来ました。
そういう作業、時間さえ打ち合わせしておけば
ウチでは大歓迎です。
念願のタンクが装着され、エイジ君から笑みがこぼれます。
いかちぃ格好してますが
表情を見れば優しいGUYだというのが理解ります(笑)



















このタンク、中央のリブの存在をそのまま活かして
右と左で実は塗り方が全く違います。
左は黒ベースに元から着色してある赤フレークを。
なのでこちらは昼夜問わず
ギラつきとか赤味のエグさを強調しています。



















右はシルバーベースにレインボーフレーク入れて
キャンディレッドで色味を出しています。
左に比べて光の加減で色調が変化しますし、
少し柔らかいイメージを与えます。
でもって色調誤差でデザイン入れてます。
あれですよ、あのデザインですよw



















そんなこんなでエイジ君に気に入ってもらえて、
二人で眺めてウハウハしてたら
KILL野郎こんちゃんが来ました。
こんちゃんは現在愛車のENFIに
凄まじいドーピングしてるので車輌は入院中。
というワケで最近買ったYAMAHAの原付チャッピーで来店。
ブモモモ~~と、のどかに現れた。




どうやら彼女のあきちゃんに買ってあげたモノらしい。
このカルチャー続けるなら彼女にも、と。
エンフィ出来上がったらあきちゃんのチャッピーになるんだって。
エライ!!
でもあきちゃんに譲る前に
シフトノブ(※1)伸ばしたり
テールを猫にしちゃったり
ミラーをアイアンクロスにしちゃったりするんだって。
「初めからこんなだったよ~」で
あきちゃんを言いくるめる予定なんだって(※2)。
エラクナイ!!w


※1 チャッピーはAT車みたいにドライブモードとか
  ローギアモードというシフトが付いております。
※2 ごめん、こんちゃん。言っちった♪





エイジ君含め3人で
この昭和の乗り味の原付を乗って遊ぶ。
エイジ君は最初躊躇しておりましたが、こんちゃんが
「いいよ~遠慮せず乗ってごらん~」に押され
跨ってスタート。


あ、エイジ君が躊躇してた意味が理解った。
決して遠慮してたんではなかったんだと思う。
TON-UPキャップ被って
背中にTRIUMPHと背負ったルイスレザー羽織って
革パンにブーツで走り去るチャッピーはまさに








「ら、乱暴者に盗まれたでござるよ~~~
ご主人様ぁぁああ、助けてェェェェエエエ!!!!(号泣)」








と、言ってるようにしか見えなかった(※3)。
ごめん、エイジ君。
でも我慢出来ない。
あははははははははははww

※3 本当に笑ってたので写真撮り忘れてました。
  人でなしのおじさんばかりですまぬ、若者よ。。。






















こうしてまた多摩地区におかしな車体が仲間入りです。
エイジ君、今後も是非共に
MOTOR CULTUREを愉しみましょうね~♪








さて、愉しみとは試練の上に成り立ちます。
続くべき愉しみの為に気持ちを切り替えて、と。
1月から呪いの如くワタシに襲い掛かるヤツら。
アイツらとブース内でタイマン張るとします。

アイツの名前は「トランスファー」。。。





今回、遂に最終手段に踏み切りました。
先ずはSUPREMEの木谷さんのVELOCETTEに
「人柱」になってもらいますw

















隣りにはあの悪夢の失敗からここまでリカバリーされた
O様のVINCENTがぶら下がっております。
あ、あと下地総剥離したK氏のVINCENTもあります。
こちらは下地はかなぁりコンディションが良かったです。
ちょいとワタシも驚いたです。

















昨年末までは香川のH様のVINCENTもありました。
何かウチはプチ成金です。
まぁ3台ともタンクだけなんですけどねw
因みにH様のVINCENTはトランスファーはノン・トラブル。
だからワケ理解んないのよ、トランスファーは(泣)






この最終手段というもの。
恐らくこれは問題が出ないと思います。
ただ、工法に難アリで

1:恐ろしく時間が掛かる(概ね3ヶ月以上は必要)
2:恐ろしく手間が掛かる(ほぼカスタムペイントみたい)
3:故に料金が跳ね上がる(単色ソリッドの倍額は掛かります)
4:現段階では黒ベース以外この手段は不可能(企業秘密ね)



だからちょいと現実的でないので
最後までこれに頼りたくなかったのです。
が、成功失敗がこうも見えないようでは
流石にそうも言っていられなくなり、
今回踏み切りました。
木谷さんのヴェロはここから長いクリアコートの旅が始まります。
経過見て問題無さそうなら
O様・K氏のVINCENTにこの手段を採用します。
でもお二方はこの手段選択の前にオーダー受けているので
勿論料金倍額、は無しですからご安心ください。
木谷さんは・・・
早くVMX用のヴェロ造って魚肉に加入してくれたら
安くしてあげるわw







そんな魚肉スピード、
今月15日に発売された「別冊MOTOR CYCLIST」(※4)で
例の鯨BOYが懲りずにまたコラム掲載しております。
内容はというと遊んでは呑んで遊んでは呑んで。。。。
こないなへっぽこチームを全国に晒して、
彼の着地地点が検討つきませんw

※4 言わずもがな雑誌そのものは大変格調高く素晴らしいです。
  是非書店にて魚肉以外の記事をご覧くださいませ。

昨日の朝。

目覚めて喉が渇いたので
キッチンに行ってアイスコーヒーを作る。
で、テーブルに移動。
「あ、そうだ。英車で調べたいモンあった」
で、本棚へそのまま移動。


















テーブルを通過してそのまま本へと向かう。
が、途中で
「アイスコーヒー置いてけばいいんじゃね?」
と、身体がニュートラルになる。
ギア抜けしたままコーナーへ突入。
向かうべきコースを見失いつつ。
しかもコース上にギャップ(シャチのぬいぐるみ)。
運悪く乗り上げる。
スリップダウン。
いや、
必死に立て直そうとして
逆にあらぬ方向に吹っ飛んだので
ハイサイド。

















空中で走馬灯の如く色んな事を考える。



「どうにか液体を受け止められぬものか(物理的に無理)」

「液体を制してこそ真のペインターではないのか(関係ない)」

「空中でどうにか350ml飲み干せないものか(思考暴走中)」

「NEVER MIND,NEVER MIND(外人になってみる)」

「このまま世界が終わればいいのに(自暴自棄)」

「ああぁ、神様(そのまま)」

「セルフピンチ!!...(造語)」

「へへっ(そんな自分にウケる)」







GKの川島ばりに暴走液体(コーヒー)を
身体で受け止めんと必死で抵抗する。
無理でした。
270度捻ったアクションであえなく転倒。
最高のエスケープ・ゾーンのおかげで運良く身体は無傷。
液体ブチまけたのが布団の上。



















猛スピードでクラッシュして
運良くマシュマロマンのお腹の上に転がったけど
ぶつかった相手がブガッティだった気分。
事故のきっかけを作った郵便配達の少年(シャチ)を
ここで恨んでも仕方の無い話。
あぁアラビアのロレンス。
ブラフ・シューペリア。。。。
































焙煎香る香ばしい匂いの布団。
あまりにおぞましい光景に
本日予定ではなかった引き取りに外へ出る。
何故ならカミさんが怖いからだ。


夜、帰宅。
布団がファンヒーターの前に置いてあった。
カミさんが来客用の布団で寝てた。
勿論来客用なのでダブルではない。


うん、しょっちゅう徹夜してるし、な。。。。


現在、そのまま起きて作業しております。
本日は夕方で閉めさせて戴きます。
何卒、何卒ご理解の程、お願い致します。。。。

本日は昼からおじちゃんが作業します。
多分ワタシは睡魔と闘う為に
Blog更新すると思います(苦笑)

2011年2月14日月曜日

初作品。

今週末もお客さんがいっぱいのSHOPでした♪
そして仕上げも何点かあり、
嬉しそうなお顔を拝めるのは
やはり励みとなりますです。





立川ローカルのCLUB「WHEELERS」のメンバー、
のりだーのスポスタタンク。
車体のディメンションをワタシも観て熟知しているので
雰囲気考えて少しクラシカルに。
でもってちょいエレガントに。
今度車体に装着されたら来てくだされ。
のりだー、VMXも待ってるぜ~
期せずしてもう魚肉メンバーとも会ってるから
キミは完膚無きまでに魚肉構成員だw
因みにWHEELERSでLINK貼ったアナタ、
アナタが立川のモーター・シーンを引っ張るのだw

















でもって魚肉トップライダー、
TRの矢部っちのタンクも完成。
彼の車体は日本では珍しいSUZUKIのTM400です。
生粋のレーサーなのでムチャクチャな爆音。
アクセル煽ると車体がビリビリと跳ねます(怖)
そして高圧縮なので始動が重労働。
レーシングスタンドできちんと立てておかないと
キックすら困難。
レース中一度でもコケたら再始動不可ですね、あれ(苦笑)
1974年の車輌で2サイクル単気筒400ccの41馬力、
伊達ではないオーラがビリビリ出ております。



















魚肉の車輌で珍しくタンク上に
TR COMPANYやウチの屋号背負ってます。
あ、同じくウチのエースライダー
別冊MC神山氏のCLも背負ってますね。
エースライダーにはちゃんとスポンサーがつくのですね。
そしてエースライダーはそれを毅然と背負うものなのですね。
「サムライ」とはそういう宿命なのです。
ライダーとSHOPのプライドを一心に乗せて走るのです。
勿論ワタシのエルシノアには屋号描いておりません。
何故ならトップライダーではないからです。
何故ならワタシは「足軽」レベルだからですw
矢部っち、TRとウチを背負ってがんばれ♪
あと神山氏、カブのパーツメッキ加工ありがとう。
おまけになかじ、トランポ期待しとりますw
同じく来店戴いたT田氏、
今週中にはBSA終わらせますね。






















H田様のロードキング、
じっくり着実に進めております。
今週左のパニアも筆入れ終わりました。
これにて筆作業は完了です。
先にキャンディまで終わってる外装は先行で、
こちらのパニアも追ってキャンディ入れていきます。
















当SHOPがOPENして以来、
ペイントだけで考えると一番高額でフルペイントとなる
このロードキング。
ワタシも金額・採算度外視で取り組ませて戴いております。
ここまでのフルグラフィックはそうそう無いでしょうし、
納期も大幅に押しておりますが
H様にも納得戴けたので
ワタシも現在思い切り集中して作業しています。
こちらの車輌は完成がワタシも楽しみでなりません。
SKULL一体ずつテンプレート使用せず
全て描きこんでいるので
デザイン・バランス全てに神経を集中させています。
まだ完成ではありませんが
ここまで終わったのは個人的にも
「やり遂げた」感があります。
あと少し、がんばらせて戴きます。























1月から自分で何とか頑張ってきた息子のTY80。
外装で出来る所は全て成し遂げました。
クリア入れは流石にワタシがやりましたが、
カラーベース吹付け・文字枠・タンク上のライン・
ラインの淵のゴールド筆入れ・タンクロゴのYAMAHAの銅箔、
フレームのバラし足付け・組付け等も息子自身にやらせました。



















足付けでカラーベースのアイボリーの下地が出ちゃったり、
文字枠が自分では巧く切れたつもりでも
いざ黒で塗ってみるとフニャフニャしてて意気消沈してみたり、
ナイフ圧強過ぎてまたまた下地がこんにちはしてみたり、
ピンストライプがプルプル震えてみたり、
銅箔に失敗して3枚重ね位になっちゃって
何だか金属の質感たっぷりになっちゃったりと
色々ありましたが、
ほぼ修正せず続行というスパルタ教育でやってみました(笑)
自分で経験してみる事こそが一番の財産です。
「自らやったんだ」が目的ですから。

稚拙な仕上がりでもこうして2ヶ月頑張った集大成。
嬉しそうに跨っている様子を観て
これを経験値として更に自分を磨けよ、と
父として望みます。
まともに乗る練習にも連れて行ってあげられないのが現状なので
これが親のワタシから出来る精一杯でもありますし、ね。
まぁ言い換えればレースで勝てる技術を
ろくすっぽ教えられないのでこうするしかない、
とも言えますがw



















そして本日お昼過ぎに
我がファミリーではどうにもならない
シートの製作をお願いしに
いつものRyozzy氏のところへ車体ごと持込み。
息子も
「大事なシートだから一緒に行ってリョージさんに
自分もちゃんとお願いしたい」
と同行して一路青梅へ。
「リョージさんなら絶対いいモノ造ってくれるね!!」
と帰路で満足そうでした。
Ryozzy君、頼んます♪





















TYのちょびっと付いてるリアフェンダーに
魚肉のマークを描き入れる。
息子の希望。
因みにこのTY80もウチの屋号は入っていない。
プライドを背負えるライダーではないからだ、ではなく
これは息子が塗った(も同然)だからだ。



















「こんなユルユルな文字入れではウチの屋号は与えられん」
こう言えばカッコもつきそうなものだが
息子の作品だからワタシ一人でやってるSHOPの屋号は違うな、
が本音かもしれない。




かのエンツォ・フェラーリが
息子ディーノが完成させたフェラーリ・ディーノに
跳ね馬のあのエンブレムを与えなかった理由に
「フェラーリは12気筒が正しいのだ。
6気筒のあの車体には名誉が傷つくので跳ね馬の象徴は与えない」
と言うのが建前らしいが、エンツォの本心は
このたった一台を世に出しただけで
若くして筋ジストロフィーでこの世を去ってしまった
愛する息子ディーノの功績に敬意と愛情をこめて
自分の冠である跳ね馬を付けなかった、ともいう。




この話の真意もまぁ定かではないし、
偉大なるフェラーリ一家と
たかが立川の小さなペイント屋を同軸で語るとは
天国のフェラーリ一家にただ謝るだけだが、
親バカとはそういうものなのであろう。
そういう想いではこのエピソードを信じてやまない。
















でもやっぱもう一度謝っておこう。
フェラーリ様、申し訳ございません(笑)