2010年3月22日月曜日

エルシノア大破。。。

21日の日曜日、ヴィンテージ・モトクロスの
DIRT A.C.T.S. UNION主催の
VMX第1戦に参戦して参りました~

朝5:00にT.R.COMPANYさんに集合。
別モの神山氏もここで合流し、
一緒に川越のモトクロスビレッジ目指します。
当日夜中から明け方にかけて猛烈な強風。
道中色んなモノが道に落ちておりました。
当然ながら朝は現地も雨が降ったり止んだり。
人生初のオフロード・レースが
MUDDY(マディ)とは、これいかに。。。















こちらはそのT.R.COMPANYのチーフメカ、加藤氏と
その相棒のエンフィールド改レーサー。
なんだか加藤メカ、この天候で気が重そうです。















こちらはワタシの相棒MT125エルシノアと
別モ神山氏の相棒CL450ドーピングレーサー。
どえりゃあタッパです。絶対足付きません、ワタシ。
「乗っていいよ」言われても断りますw















そしてこちらが同じく別モの品田氏の本日の相棒、
中華バイクT-REX。
「果たして中華バイクとはどんなもんじゃい」っちゅう
インプレッション連載中のアイツです。
不具合出まくる前にレース出て乗り潰す気でしょうか?(笑)
午前中神山氏が乗り、午後は品田氏が乗っていました。
ワタシと同じ「ノービス1」クラスにエントリーしておりましたが、
この中華バイクの持てるポテンシャルなのか
品田氏が素晴らしいテクをお持ちなのか、
午後のヒート2ではこのティラノザウルスと接戦を楽しみました。
が、それがこの後どえりゃ~自体に。。。















こちらTRの社長の相棒、TRIUMPH。
昨年はチェーンテンショナーがイカレちゃったり
ちょっと不運続きではありましたが、
今年は如何に?
画像はそれを降ろすTRのやべっち。
やべっちはHONDA C200とYAMAHA GT50で
今回も参加し得るありとあらゆるクラスにエントリー。
やはり若いってそんだけでアドバンテージな25歳w
因みに1時間耐久レースはこのやべっちのGT50で
ワタシも参加させていただきやした。
やべっち、ありがとー。愉しかった♪















こんなカンジでピットを形成したのですが、
強風過ぎてテントが一番下まで低くなり、
単なる昭和基地の野営テントみたくなりました(笑)















そしてTRの、いや今や関西方面でも名物男(?)
A川氏も自走で登場、早速保安器具取り外し中。
彼はこのまま着の身着のままで各方面のモトクロスに
このノーマルエンフィでそのままの装備でエントリー。
そして自走で帰ります(!)
んで、それだけではない。
















この走りです(!!!)
見た目も行動も全部が凄げーです、A川氏!!
そしてそんなA川氏とワタシ、どえりゃ~自体になるのです。。。















ささ、朝のフリー走行が始まりました。
ワタシは兎に角オフロードデビューなので
あんましコースが混む前に乗っておきましょう。
そして組み上がりたてのエルシノアにも慣れなくては(苦笑)
そうです、オフも初めてなら
この相棒のエルシノアに乗るのも初めて。
大丈夫なのか、ワタシw

で、走ってみた。

難しすぎる(泣)
コーナーからコーナーまで全部後輪滑りっぱなし(恐)
コーナーでリアがズルンズルンに滑る(泣)
でも、よこっつ先生が組んでくれたEg、
物凄い調子いい。
前日に車体廻り点検整備してくれたTRの後藤メカのおかげで
車体もそんな不安定極まりない状態でも
なんとか必死でコントロールは出来てます、遅いけどw

3周ほど周回してなんかタイヤが重い。
よく理解んないけど粘っこい感触がする。
で、ピットに早々に戻ります。


なんすか?この泥の量(笑)















ピカピカ状態がもうどーでもよくなる(笑)
で、神山氏もやべっちも加藤メカも言う。
「今のコースのコンディションは最悪だね」
あ、やっぱそうなんだ。
いつもこんな難しいのかと思ったw















そーこーしてるウチに
開会式前にはすっかりお日様が出てきました♪















本日合同ピットからは
TRの社長のトラ、やべっちのC200とGT50、加藤メカのエンフィ、
別モ神山氏のCL450、品田氏のT-REX、
A川氏のエンフィ、
そして「いいお客さんですねぇ」と後に評価頂いた
やたら車体に「バニビバニビ」書いてあるハスラー90w
その他数台という結構な大所帯でした。















ではスタートです。
んでもっていきなりノービス1からスタートです。
っちゅうコトは出走です。
愉しんではいますがムチャクチャ緊張してます。















どひゃ~、で何だかよく理解んないまま走り出します。
物凄く愉しんではいますが、
実際どんな走りしてんのか自分でも理解っておりませんw
あ、前に加藤メカがおります♪
とりあえず付いて行くコトにしてみます。















こうしてワケの理解らぬままノービス1の1ヒート目、終了です。
7周スプリントなのですが、
自分で何周廻ったのかさえワケ理解らんちんです(笑)
そのクセに何だかカッコばっか目立ってますw
ま、いいんです。
ワタシ、常に生き恥晒してるんで
これくらいへっちゃらですw

実はもう1クラス、「セニア・クラシック」にもエントリーしてたんですが、
午前中の一本走って直ぐに悟ります。

「無理。」(笑)

いくら草レースとはいえ初デビューが走るクラスではゴザイマセン。
午後はそっちは出るの止めよ、と心に誓いました。
恥ずかしいからではゴザイマセン。
死にたくないからですw





お昼にはやべっちの参加する1時間耐久レースに。
これはGT50が小ぶりだったのもあって
正直一番愉しかった♪
これで何となくオフの走り方を初めて知った(笑)
あぁ、こうしたら車体は素直に向くのね、とか
あぁ、こうしたら後輪グリップすんのか、とか。
っていうかどこでもいいから
一回くらいは自分の車体で走っとけよ、
っちゅうハナシですよね(苦笑)
その通りです、はいその通りです。。。。






で、午後の2ヒート目。
ここで大事が起きます。。。















「今日の最後のレースだな」で臨んだ2ヒート目。
GT50のおかげでちょっとコースにも馴れたワタシ。
今度はこの相棒のエルシノアの性能を試したくなった。
で、完熟走行の1周目にひとつジャンプ飛んでみた。
(モトクロスは初めてだけどトライアルは少しやってました)



うぉ!?凄げー飛ぶよ、このバイク!!
はいはい、もうキミのポテンシャルは充分理解った。
今日はこれでもう満足だなー、のはずだった。





レーススタートして前にエストレアの選手、
その次に別モ品田氏のT-REX、
んでもってワタシ、
ですぐ後ろにA川氏のエンフィ。
このダンゴ状態でほぼずっとレースが続く。
品田氏は巧みに中華バイクを操り、
次号の別モで良き記事を書きたい模様(笑)
それ故に前のエストレアに激しくプレッシャー掛けてますw
それをすぐ後ろで張り付きながら見守るワタシ。
残りあと2周か。
ここで良からぬ欲が出る。



エルシノアのパワー使って
T-REX抜いちゃおうかな♪(身の程知らず)




しかし、やっぱ初めてなので抜きどころが理解らない。
で、一周T-REXのラインを伺う。
よし、何となく理解ったぞ、とばかりに
残り一周で最終ジャンプでインに入り加速。
軽くフロントが持ち上がるエルシノア。



あ、あれ!?
品田氏のラインがさっきの周回と違う!!
着地地点にT-REXさんがおりました(泣)
瞬時に自分が初心者だと悟る。
オフって路面変化するから毎回ライン微妙に違うんだ。。。




あぁ、ムリムリ。
これで接触したら
俺じゃあ立ち直すのムリ!!!



もうフロントが地面に接する前にそう判断してました。
車体から脱出する気満々でした(苦笑)





エルシノア、リアタイヤに続きフロント着地。
案の定T-REXのリアタイヤと接触。
ハンドルが一気に右へとこじられます。
ワタシ、そのまますってんコロリン。
でももう脱出する心構えあったから平気だもんねー、で
ベシャッと転んで直ぐにインコースへと避難。
避難だけはオンでもオフでも上手で素早いワタシ(笑)
と、そこに物凄い衝撃。




ズドーーン!!!




あ、後続に跳ねられた?ワタシ!?
いや、ちゃんとインに逃げてるよ?
ん?何故に向こう側にエンフィのA川氏が転がってるの?
でもって二人で何で地面で見つめ合ってんの?




どうやら品田氏のT-REX、ワタシ、A川氏と
物凄いダンゴ状態だったらしく、
(要は皆刺す気満々)
フロント持ってかれて転倒したワタシを
A川氏が避けられなかった様子。




ワタシ?
轢かれてないよ?
転んだけどどこも痛くはないもの。
A川氏は何にぶつかったの?




ワタシのエルシノアでした。





A川氏、装備が軽装なのも災いして
鎖骨を骨折。。。
レース中のコトとはいえ、
何だか申し訳ありません。。。






一応、ワタシもドクター・チェックを受け、
勿論大丈夫だったんですが、
A川氏はそのまま救急搬送。
ホントにホントにホントにごめんね。。。
閉会式には病院から戻ってきてたの見て
ほんの少し安心しました。
いや、全然安心なケガではないんだけど。。。




大破したエルシノアを引き上げてくれた
桐高レーシングのK野君、ありがとう。
ピットに戻ってエルシノア見てワタシもビビりました。
ただ官能小説書いてるだけではない桐高レーシング
頼りになります。
4月18日に彼ら主催のイベント
PRIDE OF CLASSICS」があります。
こちらは昨年の1回目が大盛況。
今年は昨年よりパワーアップするコト間違いなしです。
ワタシは今年は参加車輌がありませぬ(泣)
皆さん、見学は自由ですよ~♪
と、宣伝でお礼返しとします(笑)















最後の車体整備してくれた後藤メカ。
ホント、申し訳ない。
エルシノア、もう壊しました(泣)
先週尽力注ぎ込んでくれだよこっつ、ごめんなさい(泣)
あぁ、やっぱ耐久だけ今造ってるカブレーサーで愉しんで
エルシノアは辞めといた方がいいのかなぁ。
そーゆーコトなのかなぁ。。。
そんなキブンで臨んだ閉会式。















ラングラーの小澤氏より特別賞を戴いてまいました。
車体がキレイで賞、みたいなヤツです。
あぁ、何かこの時小澤氏から言われた気がします。
「辞めちゃダメだよ~又参加するんだよ~」
ハイ、エルシノア治します。
今度はもちっと練習してきます。
愉しかったですもの。
次回も頑張ります!!
司会進行のTED'Sの前島氏
クラッシュ後の迅速な対応、ありがとうございました。
「レースは皆自己責任でやってるんだから
故意に起きるワケじゃないんだし、
あんま気を落とさないで頑張ってよ!!」
そう声掛けしてくださった皆様、ありがとうございます。
頭では理解ってるのですが、
実際自分が当事者になるとやっぱ慌てます。
おかげさまで冷静でいられましたです。















こうして第一戦は終了。
色々あったけど終了後のフリー走行を楽しみに来ていた
息子のフォローもしなくては。
やべっちにGT50借りて、息子もコースを8周ばかり体験。
次回からは耐久レースに息子も参戦予定です。
息子も本コース走れて興奮してました。
やべっち、ありがとね。
















本日午前中、家族で廃エース洗車しに行って
その後息子と二人でお互いの車輌の洗車。
改めてエルシノア、確認。
見事なまでにスイングアームがガルアームになってます。
くの字にへし曲がってますわ。
フレーム逝ってなきゃいいけど。。。
転倒したエルシノアのこの部分にA川氏が突っ込んで
そのまま宙を舞ったようです。
ワタシ、身体は無事で車体が大破。
A川氏、車体はそれ程でなく身体がエラい事に。
うーーーん。。。。















サイドスタンドで斜めに止めてるのに
リアタイヤが真っ直ぐ向いてます(苦笑)
こりゃあ重症だわ。
すまん、エルシノア。
キチンと治してもう一度走ろう。
もう何となく治そうかとも思ってましたが、
TED'Sの前島氏に
「オフだからってそれなりで仕上げるのではなく
こうしてキレイに仕上げているのはいいですね」
と表彰式で評価頂いたので、
どうやら毎戦毎にちゃんとキレイにしないといけないようです(笑)
ほんの少しの実戦だったけど、
凄い愉しさ教えてくれたものね、エルシノア。
ちゃんと治してあげな、ね。






















A川氏。
早く治ってまたこの雄姿、見せてください!!